加藤けんいち日記

山形県置賜地方を視察(上)

 台風 6 号の接近に備えた週末は、台風の勢力が弱いことに加え、北寄りにコースが逸れたなどから、終わってみれば荒天どころか、むしろ夏の本格的到来を感じた 2 日間となりました。「小田原ちょうちん夏まつり」の中止は残念でしたが、予報が出ていた以上、安全を重視しての観光協会の判断は適正だったと思います。キャンプで小田原に滞在中のオーストラリア女子セブンズの皆さんの公開練習には、日曜日とあって多くの市民の皆さん、そして小田原ラグビースクールの子どもたちも参加、賑わっていました。

 

 22 日・ 23 日の 2 日間、山形県置賜地方を訪ねました。

 

 構成する自治体は、米沢市・長井市・南陽市・高畠町・川西町・白鷹町・飯豊町・小国町の 3 市 5 町、かつての米沢藩に相当します。江戸期、減封により窮乏を極めた米沢藩は、上杉鷹山の進めた殖産興業策や人材育成などによって、もともと備えていた大地の力や人の力が再生。明治 11 年、イギリスの女性旅行作家イザベラ・バードがこの地を旅し、「実り豊かに微笑する大地であり、東洋のアルカディア(桃源郷)である」と、その紀行文である「日本奥地紀行」に記されました。現在は、 3 市 5 町の広域連携がかなり進んでいるとともに、この地で有機農業や環境活動に取り組む人たちの繋がりによる自給圏づくりも取り組まれており、小田原を含む県西地域の広域連携や地域自給圏構想を進める上で、かねてより先進地として注目してきた地域です。

 

 今回小田原市が SDGs 未来都市として「人と人とのつながりによる『いのちを守り育む地域自給圏』の創造」を掲げ、具体の取り組みを加速するうえで、改めて置賜の皆さんの取り組みに学びたいとの思いから、主だった皆さんの活動現場などをお訪ねしたものです。

 

 22 日、朝一番の新幹線で米沢へ。上杉鷹山公の眠る上杉家廟所、米沢藩の歩みが展示されている「伝国の杜」、鷹山公を祀る松岬神社などを訪ねたのち、 3 市 5 町の複数事務事業を共同処理している「置賜広域行政事務組合」を訪問。事務局長の八幡さん、総務課長の高橋さんをはじめとする職員の皆さんから、広域で取り組んでいる事務事業の概要について詳しく伺いました。コンピューターによる行政事務の情報処理、し尿・ごみの共同処理、最終処分場の運営、広域消防、ごみ処理施設の余熱利用によるスポーツ交流プラザの運営、養護老人ホームの運営など、昭和 46 年の設立以来、実に多岐にわたる分野の共同化が実現しています。加えて、「豊かなふるさとを創造するおきたま共存圏」を目指し、多彩な人材育成事業などにも取り組まれ、着実に成果を出しています。広域連携の実務面での受け皿だけでなく、市町の枠組みを越えて広域圏の未来に繋がるチャレンジも行っている、素晴らしい組織です。
 
 米沢市中心部から、お隣の飯豊町へ。「日本で最も美しい村」連合の主力メンバーであり、昨年度すでに「 SDGs 未来都市」に選定されるなど、後藤幸平町長のリーダーシップと住民参加によりその豊かな地域資源を生かして意欲的な取り組みが進められている現場を、町長自らご案内いただきました。散居村の美しい風景に加え、米沢牛を生産する農場から出る糞尿を活かすバイオマス事業、企業撤退後の施設を活用し山形大学と共同で取り組む飯豊電池バレー構想など、住民主体の持続可能な地域の仕組みづくりへの情熱に感銘を覚えました。

 

 夕刻には、参議院選挙が明けて忙しい中、 3 市 5 町の首長の皆さんが勢揃いされ、歓迎の場を設けてくださいました。昨年このメンバーで小田原に視察に来られたこともあり、その返礼の意もあったと思いますが、今後の交流に向けたいへん有意義な意見交換の時間となりました。(明日の日記に続く)

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オーストラリア女子セブンズ

 25 日、朝から青空が広がりました。週末に荒天が見込まれるので梅雨明け宣言は先送りとなっていますが、実質的には前日から梅雨は明けているのでしょう。日中は 30 ℃を越え、外からの来訪者の皆さんは汗をかいておられました。熱帯低気圧が今夜あたりに台風に変わり、土日に風雨が予想されることから、小田原市観光協会では週末の「小田原ちょうちん夏まつり」の中止を昨日午後に決定。残念ながら、今年も子どもたちの提灯を祭りの前に取り外すこととなります。また、昨日の日記で書いた、オーストラリア女子セブンズの皆さんも参加しての点灯式なども、当然中止に。

 午前、先日シティモールフレスポにて防災フェスティバルを実施していただいた小田原青年会議所の皆さんが来室され、当日の防災グッズ等の売上から小田原市防災基金へご寄付を頂きました。当日、青年会議所・社会福祉協議会・小田原市の 3 者による災害時相互協力協定が調印され、若い皆さんの力を発揮して頂けることをとても心強く感じていますが、重ねてご寄付も頂き、村瀬理事長はじめ青年会議所の皆さんに御礼を申し上げました。加えて、実災害への備えをしっかり進めて頂くよう、改めてお願いしました。
 
 午後、東京電力パワーグリッド(株)小田原支社の相内支社長らが来室。今年の夏の電力需給見通しについてご報告いただきました。東日本大震災以降、市民や企業の節電がすっかり定着し、この夏も電力の予備率が安全圏内に確保される見通しであるとのこと。東電では福島第 2 原発の廃炉を決定しましたが、電力は原発の再稼働などなくとも現状で十分に賄えているということです。相内支社長とは、小田原市で引き続き進めていくエネルギーの地域自給などに向け、様々な形で協力し連携をとっていく旨、確認をさせて頂きました。

 この日、オーストラリアよりラグビー女子セブンズ代表の皆さんが強化キャンプのため来日、小田原入り。夕方、小田原城天守閣前にて歓迎セレモニーが開かれました。選手たちは、天守閣最上階の摩利支天像にて戦勝祈願をされたあと、忍者や甲冑武者たちが先導し、小田原ラグビースクールの子どもたちがエスコートする形で、天守閣から登場。相洋高校和太鼓部の皆さんによる歓迎の演奏、リチャード・コート駐日大使ご夫妻、多くの市民やラグビー関係者が待ち受ける中、 12 名の選手たちとコーチ陣が鮮やかなブルーのユニフォームで勢揃いしました。

 市長としての歓迎の挨拶、キャンプを率いるパフォーマンスヘッドコーチのスコット・ボウエン氏の挨拶、そしてラグビースクールの子どもたちからの花束贈呈、相洋高校の皆さんによる「えっさ小田原」の元気いっぱいの演奏、記念写真と、約 30 分でセレモニーは終了。ハイタッチでの見送り後も選手たちは会場から離れず、和太鼓や甲冑武者たちに興味津々。高校生に教わって太鼓を叩いたり、お城をバックに武者たちと記念撮影に興じたり。その後、報徳会館で 120 名ほどの参加者が集ってのレセプションも行われ、交流を深めることができました。
 
 前回のリオ五輪で優勝した強豪チームの皆さんは、身長こそ 170 兪宛紊鳩茲靴涜臺舛任呂△蠅泙擦鵑、試合でのフィジカルの強さを充分にうかがわせる、ガッシリとした体躯。一方で、若い女性らしい明るい笑顔と好奇心で、すぐに小田原の皆さんと和やかに打ち解けておられました。城山陸上競技場での公開練習は、 26 日、 28 日、 30 日の午前中。ぜひ多くの皆さんに足を運んでいただき、彼女たちを応援するとともに、オーストラリアと小田原の友情を育てて頂きたいと思います。

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報徳博物館 展示リニューアル

 22 日・ 23 日の 2 日間にわたり、山形県置賜地方を視察してきました(詳細は明日以降の日記に)。戻った翌日の 24 日は、実に久しぶりの青空が広がり、「今日で梅雨明け」と感じたのですが、太平洋沖に台風が発生するとのことで、宣言は週明けになりそうです。この週末は、小田原の夏の風物詩「小田原ちょうちん夏まつり」。昨年は台風接近が予測されたため夏まつりを中止し、小学生たちが作った提灯を止む無く撤収した経緯があり、今年は何とか予定通り行いたいものです。本日小田原入りしたオーストラリア女子 7 人制ラグビーの選手たちも、 27 日夕刻の点灯式には参加して頂くことになっています。(本日 16:45 より天守閣前広場にて、選手たちの歓迎セレモニーが行われます。詳しくは市 HP 内の特設ページにて。)

 

 21 日、報徳二宮神社の隣に位置する報徳博物館において、常設展示室のリニューアルオープンに合わせた特別展の開催にあたり、関係者が集ってのオープニングが行われました。

 

 今年が報徳二宮神社創建 125 周年、そして令和改元という節目であることから、同館では全面的な展示リニューアルを実施。二宮尊徳先生が生まれた時代背景から始まり、生い立ちに沿うように、絵と分かり易い説明文によって、あまり予備知識がなくとも先生の生涯と事績を辿ることができます。二宮先生直筆の文書を含めた貴重な資料群が精選されて展示されているほか、各地で活躍した子孫や弟子たちの紹介、報徳の訓えを経営に生かした著名な経営者たちの紹介もあり、報徳の広がりが現代に生きて繋がっていることがわかる構成となっています。

 

 今回の特別展の目玉として、かつて明治天皇の執務室机上に置かれていた宝物「二宮金次郎像」が、所蔵先である明治神宮のご協力によって特別に展示されており、精巧に造形された金次郎像に来館者の関心が集まっていました。また、地階にある展示室には、同館所蔵で日頃展示される機会の少ない、様々な金次郎像や、金次郎を描いた多数の掛け軸などが並べられていました。
 
 オープニング終了後には来館者が集っての茶話会が行われ、館長の小笠原清さん、宮司の草山明久さんから、今回の経緯などについてお話を頂きました。私からも、二宮先生が実践した報徳仕法はまさに今日の SDGs であること、映画「二宮金次郎」が全国に広まっていることからも、多くの人たちが学びに訪れるであろう同館の存在はとても大事なものであり、引き続き展示や研究の拡充を進めて頂きたいとの旨、ご挨拶させて頂きました。

 

 特別展は 9 月 16 日まで同館で開かれています。ぜひこの機会に、多くの方に足を運んでいただきたいと思います。

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外郎売観賞 ほか

 19日は、庁内でのミーティングを済ませた後、東京へ。歌舞伎座にて「外郎売」を観賞させて頂きました。新しい市民ホールにて繰り広げることになる一連の「こけら落とし」の目玉として、小田原にちなんだ歌舞伎の演目である「外郎売」の上演が実現できないか…そんな考えから、関係者と可能性を探っています。そうした中、「7月大歌舞伎」の演目で外郎売が上演されると聞き、改めて拝見するとともに、成田屋(市川家)の皆さんにご挨拶するべく、観賞に伺ったものです。

 

 この日は、市川海老蔵さんが登場する演目が2つ。1つは「素襖落(すおうおとし)」、そして市川家の十八番である「外郎売」。いずれにも中村獅童さんが共演し、外郎売では海老蔵さんのご長男・堀越勸玄君との揃い踏みという、話題性のある舞台。海老蔵さんの千両役者ぶりといい、華と艶のある歌舞伎の世界に満席の観客からは万雷の拍手でした。

 

 「外郎売」の開演前に、故・十二代市川團十郎のご令室である成田屋・堀越希実子さんとお目にかかることができ、團十郎さんが小田原市役所にお越し頂いたこと、国立劇場にて団十郎さんの外郎売を観賞させて頂いたことなどのお礼を申し上げました。

 

 この日は、国際医療福祉大学の学長時代に大変お世話になった、故・北島政樹先生の「お別れ会」がホテル・ニューオータニで開かれ、私も参列させて頂きました。外科の分野ではまさに日本を代表する名医であるとともに、優秀な医療人材の育成にたいへんご尽力されたお方で、同学と小田原市の定期的な意見交換会などで幾度となく親しくお話もさせて頂きました。祭壇に飾られた大きな遺影を拝見しながら、飾らない誠実なお人柄と、常に新たな領域に意欲を燃やし熱く語っておられたお姿が思い起こされました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

 小田原に戻り、城南中学校で開かれていた「第69回社会を明るくする運動・ホゴちゃん地域のつどい」に合流。7月1日から始まっている、罪を犯した人の立ち直りを地域ぐるみで支えるための取り組みの一環で、市内各地で開かれるミニ集会の中でも、規模の大きなものです。日頃から児童・生徒への声かけなどを通じ顔の見える関係づくりに熱心に取り組む大窪地区の雰囲気そのままに、マリンバ演奏や歌もある和やかな会となりました。

 

 そこから、久野の「ミクニ」へ。毎年この時期に開かれる納涼祭に伺いました。生田社長を筆頭に、ミクニの皆さんには映画・二宮金次郎の製作や、ラグビーのまちづくりなど、多方面でお力添えを頂いており、ステージにて御礼のご挨拶をさせて頂きました。この日は、事業展開されているドイツとのご縁から、ドイツ国内で最大の私立大学であるシュタインバイス大学の学長や学生の皆さんが、昨年に引き続いての来日研修プログラムの一環として来場されており、再会を喜び合うとともに、今後の
交流などについて意見交換。楽しいひと時となりました。

 

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幼年消防クラブ、市民ホール建設現場

 週末、西日本では豪雨となり土砂災害などが心配されましたが、小田原ではぐずついた空模様だったものの雨はほとんど降らず、気温も湿度も上がって、夏の空気が濃厚になってきました。今週半ばには梅雨明けとなるのでしょう。我が家でもようやく扇風機が稼働を始め、キュウリやゴーヤの蔓がグングンと伸びています。

 

 参議院選挙の開票作業が進んでおり、この日記を書いている時間(朝 5 時)でもまだ、議席が確定していません。小田原の様々な地域課題解決に大きな力となってこられた井上義行氏の議席が気になっています。何とか再選していただきたいです。

 

 先週 17 日、市内の保育園 2 園の幼年消防クラブの皆さんが、安全功労などで受賞された報告に来庁。富水保育園は「安全功労者内閣総理大臣表彰」、山王保育園は「安全功労者総務大臣表彰」を、それぞれ受賞。富水保育園の池田園長、山王保育園の都築園長さんらの引率で、各園から 3 名ずつ年長の園児の皆さんが来てくれました。

 

 両園では昭和 59 年から 60 年にかけて、それぞれ幼年消防クラブを結成。火災予防の推進と防火思想の普及を目的に活動を続けて来られました。夏に先駆けて花火の安全な遊び方を学んだり、 1 月の消防出初式には「防火の誓い」を宣言して踊りを披露してくれたりと、そろいの法被をまとって元気に活動してくれています。私から「おめでとう!」を伝えるとともに、「お父さんやお母さんにも火の用心をしっかり伝えて」と言葉をかけました。

 

 同日午後、三の丸地区で進んでいる市民ホールの建設現場を視察。 4 月 9 日に起工式が行われ、工事が始まっていましたが、その後現場の様子は外から伺う程度でしたので、現地で作業されている皆さんを激励する意味も含め、作業状況をご案内いただきました。

 

 まずは現場事務所にて、鹿島建設横浜支店の石井部長、現場事務所の松岡所長をはじめ、作業されている皆さんから工事の進捗具合の説明を受けた後、建設現場へ。すでに土工事はほぼ終了しており、その日は大ホールの地下部分の鉄筋組み、小ホール部分のコンクリート打設などが、梅雨の合間の陽射しの中で大勢の作業員の皆さんにより行われていました。ものすごい鉄筋の量に驚かされます。

 

 多機能ながらコンパクトな建築になると考えていましたが、実際に現地に立ってみると、やはりかなり大きな建築物になると実感。お堀端通りから裁判所の横を抜けて宮小路方面へ貫通する通りは約 100 mで、予定どおり東西の軸が明確であり、回遊性に大きく貢献しそうです。東南の角当たりから小田原城方面を見ると、天守閣がクッキリと見えており、お堀端通りに面したホワイエや

「にぎわい廊」は絶好の眺望ポイントとなることがわかります。

 

 これまでのところ、工事は順調に推移しているとのこと。小田原で芸術文化活動に携わっておられる皆さんの期待の声や、市民ホールが果たす役割について改めて現場の皆さんにお伝えしたうえで、事故のないよう工事を進めてほしいと激励させて頂きました。

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市長室にて対談・インタビュー

 今週は、 2 件の対談・インタビューが市長室にて行われました。


 1 件は、小田原厚木道路全線開通 40 周年にちなんだ、 NEXCO 中日本小田原保全サービスセンターの吉田所長との対談。これは、 40 周年記念事業として企画され、神奈川新聞の企画・取材協力を得て実施されたもので、 7 月末ごろの神奈川新聞に掲載が予定されています。


 1979 年の全線開通から 40 年、小田原厚木道路(以下、小田厚)は小田原市民にとっての地域間移動および東京方面へのアクセスにおける、欠くべからざる地域社会インフラであるとともに、東西から小田原を訪れる人たちにとっても、極めて重要なアクセス道路として、小田原の市民生活・経済・観光を支えてきました。対談では、改めて小田原の紹介とアクセス、小田厚ができたことによる経済波及効果、観光や経済に与えた影響、 40 年が経過し必要性が高まっている各種リニューアルへの対応、今後望まれる道路ネットワークと小田厚の役割など、約 1 時間にわたり意見を交わしました。

 

 NEXCO 中日本では、ここ最近でも老朽化対応の各種修繕工事に取り組んでおられ、橋梁部の床板の入れ替え、舗装の打ち直しなど、順次更新作業を実施しており、益々重要性の増す小田厚の保全を進めて頂いています。また、夏の「港まつり」をはじめとする様々なイベントにもブース出展され、サービスエリアでは「かます棒」など地場産品を紹介・販売されるなど、地域振興への協力を頂いてきました。今回の対談掲載を機に、そうした NEXCO 中日本の皆さんとの絆をより一層深め、それぞれの役割に応じて重要な道路インフラの保全・整備に取り組んでいきたいと思います。

 

 もう 1 件は、「週間ホテルレストラン(略称:ホテレス)」の 8 月 23 日号に掲載予定のエリア特集「デスティネーション小田原・箱根」に関するインタビューで、編集・発行を手掛けている螢ータパブリケイションズの山下さんと、やはり 1 時間近くにわたるお話をさせて頂きました。
 

 ホテレス誌では、ここ数年、国の重要政策のひとつである地方創生戦略にちなんだエリア特集を組んでおられ、その一環として今回は小田原・箱根にフォーカスされます。掲載されるのは、小田原箱根地域で観光振興に関係の深いキーパーソンたちで、地元経済界の複数の皆さん方にもインタビューが行われる予定とのことです。

 

 インタビューでは、小田原の観光客数の推移や今後の予測、ここ数年の外国人観光客の推移、宿泊件数の推移などに加え、小田原市として取り組んでいる観光振興策、インバウンドへの取り組み、また観光産業を支える人材不足への対応策、そして小田原市の将来像やまちづくり上の課題などについて、お話をさせて頂きました。また、各地の観光事情に詳しい山下さんに、昨今の観光地事情や今後のトレンドなどについて、私からもお訊ねし、貴重なお話も伺うことができました。どのような紹介記事となってくるのか、楽しみです。 

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タイ自治体研修、相洋高校陸上部など

 16 日、朝一番でタイからの訪問団をお迎えしました。市役所に来られたのは、「タイ自治体研修」に参加された、 34 名の皆さん。これは、タイの地方自治体幹部、タイ・内務省職員、タイ・タマサート大学教員などが参加し、日本の地方自治体のマネジメントや高齢者福祉・障がい者福祉の取り組みについて学ぶ研修で、日本側では非営利国際協力団体である野毛坂グローカルの皆さんが支援されています。 6 日間ほどの日程で研修が組まれており、この日は小田原市における地域福祉の取り組みを説明したほか、市庁舎内をご案内しました。

 

 冒頭、私から歓迎のご挨拶。市長就任前の 2007 年 3 月、タイの農村部などを視察し現地の皆さんと交流したこともあり、タイの皆さんにはとても親近感を抱いていること、小田原でも福祉分野などではタイからの人材に助けてもらっていること、今後も日本とタイの交流を深めるべく、今回のご縁を大切にしていきたいことなどをお伝えしました。
 

 この日、地方創生に向け平成 27 年度から取り組んでいる「小田原市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の第 1 期が今年度で終わることを踏まえ、来年度から取り組む第 2 期の計画策定に向け、有識者会議を編成、その第 1 回目の会合が開かれました。引き続き委員にご就任いただく、「(株)ローカル・ファースト研究所」の関さん、東洋大学の岡村教授ら、出席した 11 名の皆さんには、 SDGs 未来都市などに採択されている本市のこれまでの歩みを振り返りつつ、変化のスピードが速い時代の中で必要な戦略や取り組みの取りまとめを行っていただくよう、改めてお願いをさせていただきました。

 

 UMECO では、市内各事業所の労働団体役員らと意見交換会を開催。「小田原・足柄地域連合」「小田原・足柄地域労働者福祉協議会」から、 20 名近い各団体役員らが参加、本市からは市長・両副市長・経済部職員らが出席し、市立病院の再整備に向けた取り組みや駅前再開発の進捗報告をはじめ、様々な地域課題への取り組みについて意見交換。働く立場からのご意見やご提案は貴重であり、しっかりと受け止めさせて頂きました。

 

 夕刻、城山陸上競技場へ。過日行われた日本陸上競技選手権大会にて、男子 800 mで優勝したクレイアーロン竜波さん、女子 400 mで 2 位の眦膾薺┐気鵑ら、大会での成績報告と、夏のインターハイを含め今後に向けての抱負を聞かせてもらいました。

 

 お二人は相洋高校陸上部に所属する 3 年生で、昨年のインターハイでも各種目で優勝を果たしており、今年は連覇を目指しています。そして来年の五輪も含め、今後大いに活躍が期待されるアスリート。中学校から陸上に取り組み、相洋高校陸上部で大きく成長したお二人は、城山陸上競技場という恵まれた環境の中トレーニングできることが有難いと話してくれました。私も中学生の頃、野球部員ながら各種陸上大会などに出場し、 100 mハードルや 800 mリレーなどで競技場をよく走ったことなどを紹介しつつ、お二人の大いなる飛躍を期待する旨、激励。今後の活躍が本当に楽しみな若者たちです。

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鹿島踊り、ベルマーレホームタウンデー

 夏休み前、 15 日の「海の日」を含む 3 連休は、夏の訪れを告げる絶好の行楽チャンスでしたが、時折強く降る梅雨空が続き、例年なら賑わう各地の集客エリアや施設では人出が今一つとなったようです。
そんな中、 14 日には幾つかの行事に伺いました。

 

 午前中は、片浦地区で行われた祭礼に。根府川の寺山神社祭礼では、雨の降る中、神奈川県指定の無形民俗文化財である「鹿島踊り」を拝見。江戸時代中期の発祥とされ、石橋から伊豆半島沿岸にかけて分布する踊りで、この地域から産出され江戸城の普請などに用いられた石材の海上運搬における航海の安全などを祈願するものと謂われています。踊り手や後継者の不足などから途絶えてしまう地域も多い中、この根府川では地域の皆さんの想いの強さに加え、片浦小学校が小規模特認校となり児童が増えていることから、子どもたちの踊り手、その保護者の支援などが得られていることなどもあり、しっかりと存続されています。

 

 私も就任以来、毎年欠かさずこの祭礼には伺っていますが、雨が降る中での踊りは初めて。それでも、「今年は踊り手の数が一番多い」と地元の方が仰るように、そろいの法被に鉢巻き姿の子どもたちが大勢揃い、雨の中でも元気よく踊ってくれました。例年ですと、朝からの炎天下、「熱中症などに十分注意して」と挨拶していましたが、今年は「風邪をひかないように」と付け加え、小田原が誇る郷土芸能の継承に向け激励のご挨拶をさせて頂きました。

 

 お隣の江之浦地区では、以前には江之浦の浜などで鹿島踊りが行われ、踊り手を乗せた漁船が港から漕ぎ出すなどの祭事が行われていましたが、東日本大震災の年に自粛して以来、鹿島踊り自体は休止となっています。現在は、江之浦集落の中心部にある「大美和神社」にて、祭典の祈願式が行われており、こちらに私も毎年伺っています。以前、定置網漁業のお手伝いでお世話になっていた三谷又衛さんの墓所が隣にあるので、いつも祭式の前にお線香を手向けるようにしています。 41 歳で急逝されてから、早いもので 20 年。毎朝江之浦漁港から「又衛丸」に乗って沖で定置網を締めていた頃のことを、今も懐かしく思い出します。

 

 夕刻、平塚の Shonan BMW スタジアム平塚にて行われた、 J リーグ湘南ベルマーレ vs ヴィッセル神戸の試合へ。この日は湘南ベルマーレ「2019 伊勢原・小田原ホームタウンデー」と銘打たれており、試合開始前に両市の紹介などのセレモニーが行われました。

 

 伊勢原市から高山市長、小田原から私が参加し、ピッチでのゲストインタビュー、映像による両市の紹介などが行われました。また周囲には関係ブースも出店、小田原からは小田原市観光協会の皆さんが「風魔忍者」などを含めた小田原の PR を行っておられました。キックオフ前には両チームの選手が居並ぶ中、両市長からベルマーレの選手に花束や名産品を渡し、勝利を!と激励をさせて頂きました。

 

 この日は、私が過去に伺った中ではスタンドのサポーターの姿が最も多いと感じました。相手チームに欧州で大活躍していたイニエスタ選手がいることも集客に寄与していると思われますが、やはりここ最近、下位に近づいていた湘南ベルマーレに何とか奮起してほしいとの、サポーターの強い想いが反映されているのでしょう。試合開始後はヴィッセルの先制ゴールまでしか観戦できませんでしたが、後半にベルマーレがゴール 3 連発で逆転勝利、連勝で順位も 15 位から 11 位まで一気に上がりました。ホームでの鮮やかな勝利を機に、上位定着、そして優勝を目指し、更なる躍進をしてほしいです!

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みなかみの国有林を視察

 11 日・ 12 日の 2 日間、群馬県みなかみ町に拡がる国有林「赤谷の森」を視察しました。小田原市では今年度・来年度の 2 か年をかけて、 50 年先・ 100 年先を見据えた「(仮称)おだわら森林ビジョン」を策定しますが、そこで目指すべき森の姿や役割を見定めるべく、国家的な取組が行われている「赤谷の森」に学ぼうと、「おだわら森林・林業・木材産業再生協議会」の皆さんと共に現地を訪ねたものです。

 

 この取組は「赤谷プロジェクト」と呼ばれており、みなかみ町北部から新潟県境に拡がる約1万 ha の国有林を対象に、地域住民で組織する「赤谷プロジェクト地域協議会」、「林野庁関東森林管理局」、「日本自然保護協会」の3つの中核団体が協働し、生物多様性の復元と持続的な森づくり・地域づくりを進める取組で、正式名称は「三国山地/赤谷川・生物多様性復元計画」とされています。現在林野庁から小田原市に派遣されている市経済部農政課林業振興担当課長の新倉さんが、同じく林野庁からみなかみ町に出向されているエコパーク推進課長の眦弔気鵑鳩劼っていることから、今回2日間にわたっての濃密な視察プログラムを組むことができました。

 

 みなかみ町は谷川連峰山麓を含む7万 ha におよぶ広大な森林を有しており、 2017 年にはユネスコエコパークに登録されるなど、豊富な森林資源を有効に活用した様々な取組を進めて、今般は小田原市と同じく SDGs 未来都市にも選定されています。

 

 視察の初日はまず、みなかみ町庁舎にてこうした町を挙げての森林保全や持続可能な地域づくりについての取組を、眦弔気鵑鬚呂犬瓩箸垢襯┘灰僉璽推進課の皆さんから、更に「赤谷プロジェクト」の概要については林野庁関東森林管理局「赤谷森林ふれあい推進センター」の森内所長から、詳しく伺いました。みなかみ町は木育も盛んで、岐阜のオークビレッジと共同で製作する各種木製品も拝見。私たちに馴染みの深いカスタネットは、実はみなかみ町の特産品で、ご案内頂いた「たくみの里」にある「森の恵みと学びの家」にて、詳しくお話を聴かせて頂きました。この日投宿した、赤谷川の上流部にある川古温泉「浜屋旅館」のご主人である林さんが「赤谷プロジェクト地域協議会」の会長を務められており、過去の大型開発案件から森が守られてきた様々な経緯や、現在の取組の様子なども伺うことができました。

 

 2日目は、赤谷の森に入りました。森内所長さんらの先導で林道を進み、この広大な赤谷の森に生息するイヌワシの観察点、イヌワシの狩り場創出の試験地、シカの捕獲誘引試験地、そして人工林を一定の面積で伐採し自然林への移行経過を観察している小出俣(おいづまた)自然林復元試験地などを巡りました。とにかく広大な森で、所々に人工林のエリアがありますが、森の大半は自然林。人工林を伐採した後には、周囲に濃密な自然林があることから、すぐに自然林への天然更新が始まり、見せて頂いた3年後・8年後・13年後でそれぞれ姿がはっきりと異なることも確認。加えて、森の形に整うまではかなりの時間を要するということも良く判りました。最後は、根回りが 5 mはあろうかという、カツラの巨樹に感動。森の懐の深さをまざまざと感じました

 

 小田原では、箱根外輪山の山麓などに約 4000ha の森があり、外輪山稜線部を除けばほとんどは人工林。ここ数年来取り組んできた木材の活用を今後も進め、経済林として持続的に活かしていくことに加え、一定の面積は自然林への移行を目指し、水源域の生物多様な森林環境を創出していきたいと考えています。今回、みなかみ町・赤谷の先進的取組に触れたこと、さらには 2 日間にわたって協議会メンバーと行動を共にし経験や想いを分かち合えたことは、今後に向けての大きな糧となりました。今後も、こうした活動を通じて未来へ繋がる森づくりの道を見出していきたいと思います。

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ふるさと暮らしセンター、響泉さん

 10日は朝から東京へ。全国市長会の会合2件に出席しました。午前中は、財政委員会及び都市税制調査委員会の合同会議に、財政委員会副委員長として出席。総務省自治税務局長などからの直近情勢についての報告、国への提言・要望内容についての協議などが行われました。午後は、理事・評議員合同会議に、神奈川県市長会枠の評議員として出席。文化庁・宮田長官の講演後、全国市長会の各種活動報告、環境特別委員会の設置などに関する協議などが行われました。

 

 終了後、会場の全国都市会館からほど近い国立劇場でひらかれていた、長唄演奏会へ。105歳の今も現役で活躍されている杵屋響泉さんが出演する演目があり、是非とも拝見したく伺いました。過日、105歳にしてCDデビューされ、それが話題になっていたこともあってか、響泉さんが出場する演目の時は会場がほぼ満席に。事前アナウンスで「長唄界最高齢の105歳でございます」との紹介が流れると、会場からは大きな拍手。演目は楠木正成にまつわる「楠公」。娘さんの六響さん、お孫さんの和久さんも含め、お囃子方もひと通り揃っての本格的な演奏で、中でも響泉さんの奏でる三味線は、その音色の明瞭さといい、張りと艶といい、ご高齢を全く感じさせない力強いものでした。終演時は会場いっぱいの万雷の拍手。日本長唄界の至宝であり、小田原市民として誇らしく思います。

 

 そこから有楽町駅前の東京交通会館へ。ここに開設されている「ふるさと暮らし情報センター」を訪ねました。一昨年、神奈川県西部広域行政協議会主催の講演会で、このセンターを運営するNPO法人の高橋理事長と、神奈川県のブース担当の盆靴気鵑砲換岷蕕い燭世い燭官錣如△修慮紊垢阿砲訪ねし意見交換をさせて頂きました。市の都市セールス活動を進める上で、年間4万人が利用するこのセンターをもっと活用すべきと判断、今年度から小田原市単独で展示スペースを借り、都心部からの移住希望者に向けた情報発信を行っており、その様子や、最近の移住希望者のニーズ状況などを伺いました。

 

 理事長の高橋さん、神奈川県ブース担当の紡瑤気鵝∪凝弔気鵑らのお話では、引き続き旺盛な移住ニーズがあること、20代、30代といった若い世代の動きが増えていること、神奈川では「小田原周辺で探したい」とのニーズが一番多いことなどを伺いました。本市の職員も頻繁に足を運び、ニーズの把握、最新情報への更新、展示スタイルの随時の見直しなどを行ってくれています。従来より行っている県内自治体合同での移住セミナーに加え、今年度からは小田原市単独でのセミナーも開催予定。センター常駐の皆さんと協力しながら、引き続き情報発信と移住ニーズへのアプローチを強化していきます。

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