加藤けんいち日記

永年勤続職員へ感謝状

  3連休明けの25日、3件のご寄付を頂きました。

 

  1件目は、印刷局に勤務する職員の皆さんからの、市社会福祉基金へのご寄付。毎年この時期に全印刷局労働組合小田原支部の皆さんが募金活動を行っていただいており、今年で27回目となりました。2件目は、日本大学のOB会組織である小田原櫻門会の皆さんからの、やはり市社会福祉基金へのご寄付。秋に開催された市民会館大ホールでのチャリティーコンサートで集められた浄財です。もう1件は匿名なのですが、市民ホール整備基金へ2か月に1回ご寄付を頂いているご婦人からで、新しいホールの完成を願ってのお気持ちが本当に有難いです。皆さんには、暮れのお忙しい時期のご訪問と貴重なご寄付に、心より感謝申し上げました。

 

  夕刻、市役所に永年勤続している職員への感謝状贈呈式を執り行いました。表彰対象は30年勤続が50名、20年勤続が34名。30年勤続職員は、バブルの全盛期昭和63年に入庁、20年勤続職員はバブルの崩壊のさなかでの入庁と、それぞれスタート時の社会状況は異なるものの、人口減少・少子化・高齢化・地域の絆の弱まり・コミュニケーションツールの激変など、大きく移り変わる社会情勢の中で市職員として勤めあげてきた世代。地方公務員を取り巻く環境の激変や、よりシビアになる市民からの評価の中、努力を積み重ねてきた職員に対し、私から感謝とねぎらいの言葉を贈りました。

 

  私が市長に就任したのが44歳。当時の30年表彰の対象者は10歳ほど年上でしたので、永年勤続表彰といえばずいぶんベテランの職員といったイメージが強かったのですが、昨年あたりから私の高校時代の同級生なども複数含まれており、まさに同じ世代に。いずれの皆さんも、現在市政の各現場の中核として頑張っている面々であり、今後益々の活躍を期待するものです。

| - | 17:55 | - | trackbacks(0) |
クリスマスコンサート、モダンバレエ

  22日〜24日の3連休、時折雨の降るスッキリしない空模様でしたが、クリスマス直前ということもあって各地では様々なイベントや催しが行われました。今年も残すところ1週間。28日以降は冬型の気圧配置が強まり、冬晴れの年の瀬となりそうです。

 

  24日は、お堀端コンベンションホールで開かれた、ボニージャックス&ベイビー・ブーの皆さんによるクリスマスコンサートに、私も伺いました。7月に「小田原童謡大使」として任命させて頂いた皆さんの歌声は、委嘱式後のミニコンサートで拝聴して以来であり、本格的なコンサートとなるこの日を楽しみにしていました。主催していただいた「小田原パリ祭実行委員会」の皆さんのご尽力もあり、この日は500席ほどの会場はビッシリ満席。

 

  ステージは、終始和やかな雰囲気で進行。息のあった両ユニットの皆さんによる、アカペラとは思えない重層的かつ絶妙なハーモニーで、馴染みのあるクリスマスソングをはじめ、北原白秋の童謡、ベイビー・ブーのオリジナル作品などを次々と聴かせてくれました。会場を埋め尽くした皆さんの様子を拝見すると、ステージの歌に合わせて口ずさんでおられる方も多く、「高校三年生」の時は会場全体での大合唱となりました。

 

  私は公務の都合で第1部しか聴けなかったのですが、白秋作品の「からたちの花」「ペチカ」は、いずれも素晴らしく、曲が描いている情景がありありと浮かぶようでした。また、このご縁を繋いでくださったパリ祭実行委員会委員長でもあるシャンソン歌手の鎌田佳代子さんを交えた2曲も素敵でした。クリスマスということもあり、全体としてとても温かで和やかな、一体感のあるコンサートとなりました。今後もこうした場が小田原で開かれていくことでしょう。


  そこから移動、同じ時間帯に小田原市民会館大ホールで開催されていた、司延子モダンバレエの皆さんによる「第48回小田原発表会」の第1部途中から第2部までを鑑賞させて頂きました。

小さなお嬢さんたちの可愛らしい演技から、バレエ歴の長い皆さんによる舞踊公演用の本格的な作品まで、全部で12の作品を拝見。愛くるしい踊りにこちらも笑顔になったり、スペインやシルクロードを彷彿とさせる異国情緒に引き込まれたりと、いずれの作品もたいへん魅力的でした。

 

  会場には小さなお子さんも大勢来ていて、幼いころからバレエを習っていることが窺えました。的確な所作を可能にする高い身体能力を養いながら、表現力を高め、芸術への愛着を身に付けていく、モダンバレエの世界の一端に触れさせていただきました。

| - | 17:34 | - | trackbacks(0) |
フィールドイノベーション、青年海外協力隊など

  20日、午前中は市長レクチャーの2日目。この日議論したテーマは、観光による地域経済活性化策、地域資源と観光を結ぶ取り組み、農業振興策。

 

  入込観光客数の増加傾向など、小田原の観光は総じて順調に推移していますが、天守閣のリニューアル効果が一服しつつある中、小田原のまち全体が放ちうる「光」を高めていくことがいよいよ重要になってきています。農業、水産業、木材産業などにまつわる生産の現場、そこから生まれる商品やサービス、なりわいに携わる人たちの魅力、経済活動が生きているまちとしての活況や魅力、個店としてのおもてなしなど、まだまだ掘り出されていない小田原の魅力、そして光を高める取り組みをすすめていくことになります。

 

  耕作放棄地対策、有害鳥獣対策などが奏功し始めていますが、まだやることは山のようにある農業分野。とりわけ、高齢化の進行で待ったなしとなっている担い手確保は、様々な切り口で、かつ急いで取り組んでいかねばなりません。現在、片浦地区で進んでいるモデル事業の市内全域への拡大や、「おだわら市民学校」などを通じた就農意欲ある人材の掘り起こしなど、取り組むべき課題を共有しました。

 

  午後は、市役所内で取り組まれている「フィールド・イノベーション」の中間報告。各職場単位で、時間の使い方、効率的な業務の取り組み方、情報や課題の共有、無駄の削減などを一体的に取り組むこの手法は、昨年度に生活支援課で実験的に導入し、大きな成果を挙げています。富士通蠖斉狎郢拏劼粒Г気鵑砲柑愼海い燭世ながら、今年は総務部資産税課と、福祉健康部健康づくり課でトライが始まっています。「働き方改革」にも通じる重要な取り組みで、同じ部署の職員たちが心を一つに取り組むことが肝要。今年度末にかけてどのような成果が生まれてくるか、楽しみです。

 

  夕刻は、環境事業センターの様々な仕事に従事する職員たちのうち、様々なレベルの表彰を受賞した10名が来室、報告をしてくれました。環境大臣表彰、全国都市清掃会議会長表彰、県知事表彰、県都市清掃行政協議会表彰、県公衆衛生協会表彰、県自動車安全運転競技大会優勝など、ベテランから若手まで、積年の勤務や高い技術が表彰されたことに対し、私からもお祝いと更なる激励の言葉を伝えました。

 

  またこの日は、来年1月30日からアフリカ・カメルーンに青年海外協力隊として赴任する、市内蓮正寺在住の村山友章さんが、派遣前に市長室を表敬訪問してくれました。現在、県内の保育所で保育士として働いていた村山さんは、中学生のころから途上国で困窮している人たちの手助けをしてみたいと考えていたようで、今回その志を果たすことになります。カメルーンでは、初等教育のレベルアップに国を挙げて取り組んでいるようで、この分野で保育現場での経験などを活かしたいとのこと。健康に留意しながら大いに活躍してきてほしいと激励しました。

| - | 17:17 | - | trackbacks(0) |
企業市民まちづくり協議会

 市議会定例会終了後から間を置かず、庁内への重要な指示出しを始めています。

 

 18日の定例会終了後には、この夏からスタートした「おだわら市民学校」が来年度から第2期へと進み、8つの分野の専門課程が始まっていくことを踏まえ、各分野に対応する庁内各所管の部局長らを集めて、それぞれの講座の内容組み立てや、担い手団体への協力要請などについて、しっかり取り組むよう指示。様々な分野の活動成果は、行政職員の努力は当然として、各分野で現場を支えておられる市民や諸団体の活発な活動があってこそ。その現場で最大の問題である人材不足を克服することは、行政としても極めて重要な課題であり、自らの所管のミッションとして熱意をもって取り組んでほしいと呼びかけました。

 

 19日からは、「後期基本計画重点テーマの推進に係る話し合い」、いわゆる市長レクチャーの初日として、「いのち」にまつわるテーマを中心に各部局長らと進捗を確認、次年度以降に向けての取り組みを指示。具体的には、ケアタウン構想、地域包括ケアシステム、子育て世代包括支援、食と運動を通じた健康づくり活動、子どもの居場所づくりなどについて。いずれについても、これまで取り組んできた事業やサービスの実施状況について報告を受けながら、補強すべき点、目指すべき姿などについて、考えを伝えました。地域の営みづくりに関わる取り組みは、どうしても時間がかかります。地域や市民団体の主体性をできるだけ尊重しながら、着実に進める粘り強さが必要です。

 

 19日は、市内に大きな拠点を設け事業活動を展開されている企業の皆さんから構成される「企業市民まちづくり協議会」が開催されました。加盟企業のうち、この日参加されたのは、花王蝓MeijiSeikaファルマ蝓日本インジェクタ(株)、第一三共ケミカルファーマ蝓▲薀ぅン蝓↓螢潺ニ、富士フィルム蝓∋杏ケミカルハイテクニカ蝓日本新薬蝓↓螢ボタケミックス、GSユアサ、YKK AP蠅痢各代表、事業場代表、工場長といった皆さん。年に一度、地域経済を支え地域の雇用を生み出して下さっている事業場の代表の皆さんと情報交換し、各社の事業展開の見通しや、小田原市としての協力体制、小田原で進めているまちづくりや市政課題などについて共有する、重要なコミュニケーションの場です。

 

 この日は、今後行われる事業場の規模拡大や追加投資に対する市としての支援体制についての説明をはじめ、現在小田原で動いている各種開発事業の状況、来年から取り組みを予定している広報小田原への企業活動紹介コーナーへの協力要請などを議題として情報共有したほか、各社の皆さんから人材確保に向けた市の取り組み強化の要請などを頂き、活発な意見交換ができました。

 

 この協議会は、企業経営に関わる情報共有の場であることに加え、各事業場の代表の皆さんのお人柄に触れたり、小田原で暮らされている中での様々な感想を聴かせて頂いたりしながら、企業と行政、そして各企業間でのコミュニケーションを深める場としても、たいへん貴重なものです。今回も、すべての代表者の皆さんとじっくりお話をさせて頂き、小田原に対する期待をしっかりと受け止めさせていただきました。

| - | 17:16 | - | trackbacks(0) |
市議会12月定例会終了

 12日から18日までの一般質問が終わり、先月28日から議案審査などが行われてきた市議会12月定例会は閉会となりました。上程した予算案や条例議案などすべての議案は全員賛成もしくは賛成多数で可決となり、安堵しております。

 

 一般質問では、閉院となる少年院の跡地利用や、赤字への危惧から存廃も含め検討を行う競輪事業についての質問が多かったほか、市民ホールの進捗、市立病院の現地建て替えの見通しなどについても質疑が行われました。いずれも市民の関心が高く、本市にとっても重要な案件であり、引き続きしっかりと取り組んでいきます。

 

 議会明けの今日からは、今年度取り組んでいる重要事業の進捗確認と、次年度に向けた課題の共有などを目的としたレクチャーを、年内いっぱいかけて断続的に実施します。年内の残りの公務日数が少ない中、年末のご挨拶や細かな確認作業なども含めスケジュールが立て込んでいます。比較的暖かな年の瀬となりそうですが、忘年会のシーズンでもあり、体調に気を付けて過ごしたいと思います。

 

 一般質問に挟まれた16日、複数の催しに伺いました。

 

 お堀端コンベンションホールでは、小田原白梅ライオンズクラブ・早稲田大学主催の「科学コンテスト2018」が開かれました。今年も市内外の中学生・高校生たちが意欲的に応募、様々な切り口での研究が発表されました。すべての発表を聴くことはできなかったのですが、高校生たちのハイレベルな研究には驚かされました。コンテストに先立ち、白梅ライオンズクラブおよび早稲田大学の皆さんから、市内中学校での理科の授業や科学部の研究などに役立ててほしいと、多額におよぶ教材や資機材のご寄付を頂きました。早稲田大学との共催の形ですっかり定着し、更に進化しつつある白梅ライオンズクラブの科学コンテスト。国内ライオンズクラブの中でも先駆的な取り組みであり、今後が益々楽しみです。

 

 市民会館大ホールでは、小田原吹奏楽研究会の定期演奏会。久しぶりに拝聴させて頂きましたが、管弦楽とは趣の異なる、吹奏楽ならではの迫力を感じました。子どもたちにも親しんでもらおうと、分かりやすい楽曲の選定、参加しながら楽しめる雰囲気づくりを工夫されており、とても好感の持てる演奏会でした。

 

 下曽我・梅の里センターでは、合同会社「かなごてファーム」の皆さんが主催された、「おひるねみかん畑の大収穫祭交流会」に参加。下曽我の川久保和美さんのミカン農園にて、東京農工大に留学している世界各地の学生さんや、相模女子大の学生さん、および両大学の教授の皆さんなど、100名近い皆さんがミカンもぎに参加。その余韻に浸りながら、国際色豊かな交流が繰り広げられていました。耕作放棄や担い手の高齢化・不足により、荒れつつあるミカン園を何とか再生しようとの志で、ミカンジュースやスパークリング飲料の開発などにも取り組む「かなごてファーム」。事務局を担う小山田大和さんら熱心なメンバーの尽力で、年々活動が拡がっているようです。

| - | 12:04 | - | trackbacks(0) |
お城で交通安全キャンペーンほか

  8日、小田原城本丸広場にて、「年末の交通事故防止運動」の出陣式と、交通安全キャンペーン活動を行いました。

 

  例年この時期に、小田原警察署をはじめ管内で日頃交通安全活動に取り組んでおられる諸団体の皆さんと共に、夕暮れが早く交通量も増える年末における交通事故防止を呼び掛ける街頭活動を行います。その形式は様々で、小田原駅アークロードで駅利用者に啓発を行うスタイル、ふるさと大使らとオープンカーに乗って駅周辺を廻るスタイル、市内中学生らの吹奏楽に先導され警察署長さんらと横断幕をもってパレードするスタイルなど、過去にはいろいろな形がありました。

 

  今年は、小田原警察署の皆さんの強い思い入れもあり、初めて小田原城をバックにした出陣式に。相洋高校書道部の皆さんによる書道パフォーマンス、ポスターコンクール入賞の市内小学生や北條手作り甲冑隊の皆さんも加わってのパトロール隊の点呼・点検と続き、最後にパトカーが前後を挟む形で白バイ隊10台がパトロールへと出陣していきました。偶然その場に居合わせた数多くの観光客も足を止め、小田原ならではの出陣式を興味深そうに見守ってくれていました。参加した関係者らも、例年のアークロードでのキャンペーンとは異なる趣向に、意気が上がったようです。

 

  9日は、冬らしい寒い朝を迎えた中、第8回目となる「おだわらキッズマラソン大会」が行われました。今年は6月にも開催されているのですが、回を重ねるごとに参加希望者が増えてきたため、希望する多くの子どもたちに走ってもらおうと、今年2回目の開催となったものです。実際、エントリーは1500人を超え、少子化とは裏腹に増え続けるちびっ子ランナーと、それを応援するご家族の姿で、会場周辺はたいへんな賑わいとなりました。

 

  アリーナ前の芝生広場にて行われた開会式には、リオ五輪に陸上競技400mハードルで出場した小田原出身の松下祐樹選手も参加。松下選手には、参加者と一緒に走ってもらう企画です。式のあとは、大勢の皆さんと一緒にラジオ体操。9時ジャストに、最初のグループ「親子の部」のスターターを務めさせていただき、お父さん・お母さんと一緒に走るちびっ子たちに声援を送りました。

 

  この日の午後は、市民会館大ホールで行われた「小田原民俗芸能保存協会後継者育成発表会」に参加。市長は名誉会長を仰せつかっており、開会式で挨拶後、しばし会場から各団体の活動成果を鑑賞させて頂きました。人口減少、少子化、担い手不足など、民俗芸能の活動にとっては難しい時代となりましたが、次代を担う若い世代が郷土愛を育み、地域の人たちの中で育っていく上で、各地域に伝わる民俗芸能はとても大事な役割を果たすものです。育成に携わっておられる各団体の皆さんに心より敬意を表するとともに、若い世代には誇りをもって引き継いでいってほしいと、それぞれの立派な舞台を拝見しながら願いました。

 

(市議会12月定例会の一般質問が今日から始まりますので、日記更新はしばらくお休みします。)

 

 

 

| - | 12:02 | - | trackbacks(0) |
板金の柳川さん、『美しい久野』の皆さん

 9日あたりから、急に冬らしくなってきました。北の方からは大雪の便りが届き、関東内陸部では各地で結氷、小田原でも今朝あたりは本格的な冷え込みとなり、今夜は箱根あたりが雪になるかもしれません。年の瀬がヒタヒタと迫る中、明日から来週までの一般質問、それへの準備作業などで、しばらくは庁内にカンヅメとなります。

 

 先週7日、2組の皆さんから嬉しい報告がありました。

 

 お一人は、「卓越した技能者(現代の名工)」を受賞された、(有)柳川板金工業所の柳川辰男さん。柳川さんは、住宅屋根・神社・仏閣・稲荷などの屋根工事や飾り物を、ご自身が考案した多様な加工道具を用いて製作する技能を有しておられ、特に銅板を打ち出して加工する鬼飾り・鬼面・文字看板製作を得意とする、業界内でも数少ない名工。現在も、現役の職人として現場に立ちながら、伝統的技能を伝えるために若手後継者育成の中心的指導者として、市内はもとより県内でも活躍されています。

 

 気さくなお人柄で、産業まつりや地域イベントなどでお会いすると、いつもお声をかけて頂き、板金ワークショップなどでは子どもたちにも優しく手ほどきをされています。以前いただいた、精緻な技巧が施されている特製の如雨露(じょうろ)や折り鶴は、今も市長室に飾らせて頂いております。これからも大ベテランとして、業界の発展にご尽力頂けるよう、元気でご活躍頂きたいと思います。

 

 もう一組は、平成30年度「豊かなむらづくり全国表彰事業」で農林水産大臣賞を受賞された「美しい久野里地里山協議会」の皆さん。久野地区の美しい里地里山を持続させるため、様々な分野における保全や再生の活動を地域全体として実施すべく、平成21年度に設立された団体。地元で活動されている諸団体が連携・協力しながら、農地や森の再生、登山道や渓流の整備、各種環境調査、親子向けイベントの開催などに精力的に取り組んできました。こうした活動が久野地域における自然環境や住環境の改善、ひいては地域社会全体の活性化に貢献しており、全国の農山漁村における「むらづくり」の優良事例であるとして表彰されたものです。

 

 この日、報告のために来庁されたのは、現会長で茶農家の田中康介さん、前会長で久野地区各種団体会議の発起人である星野清治さん、副会長で小田原植木社長の近藤増男さん、副会長で「野遊び」の主催者である近藤忠さん、久野地区自治会連合会長の駿河寛さんなど、久野で活躍されている錚々たる皆さん。私も市長就任のはるか以前からお世話になってきている皆さんであり、今回の受賞報告をたいへん嬉しく聴かせて頂きました。

 

 久野に根を張った活動をされている、力量の高い様々な分野の人たちが連帯し、地域のために力を合わせている久野の活動のひとつの原点は、平成当初のころに起こった産業廃棄物焼却場の建設計画に対する反対運動にあります。10年ほどにわたり、久野の環境を守るために粘り強く活動された中で、住民の結束力と環境への意識が大きく高まりました。それが、今も久野の地域力のベースになっていると、私は感じていますし、その力が、近年は環境を守り子どもたちを育てる活動へと展開することで、大きな成果となっています。今回の受賞をさらに励みとされ、更に活動を発展させて頂きたいと願っています。

| - | 12:27 | - | trackbacks(0) |
早川水系の水力発電を視察

  前夜からの雨が残る6日の午前中、早川水系に設置されている東京電力の水力発電所および関連施設を視察させて頂きました。

 

  小田原では、再生可能エネルギーの地域自給を目指していますが、元々小田原周辺の河川では古くから水力発電が行われており、それら地元産の自然エネルギーを地域のためエネルギーとして独立系統化し、地域内の電力需要を賄うことに絞って使うことができれば、地域としてのRE100(電源を100%再生可能エネルギーで調達する)の達成に近づけるのではないか・・・そんな可能性がどの程度あるのか、実際にこの地域にある水力発電の実際を拝見するとともに、東京電力の皆さんと意見交換をしたいと、かねてより考えていました。

 

  午前中いっぱいをかけ、主に視察させて頂いたのは、東京電力の三枚橋発電所と、そこに水を送る取水施設、旗の平調整池、送水管、サージタンクという、取水から発電に至る設備一式。ご案内頂いたのは、東京電力ホールディングス螢螢縫紂璽▲屮襯僖錙次Εンパニー松田事業所の金子所長、東京電力パワーグリッド蠅料蠧盪拏卍垢鬚呂犬瓩箸垢訶豕電力関係の皆さん。

 

  畑宿にある取水堰から早川の水が取水され、4.7劼砲よぶトンネル水路を抜け、小田原湯本カントリー横にある「旗の平調整池」へ。ここで一定の水量を貯め、取水量に多少の変動があっても一定時間は安定して発電できるようになっています。そこから直径1m近い鉄管で、水圧調整するための巨大な「サージタンク」へ繋ぎ、真下にある三枚橋発電所へ落差210mの鉄管で一気に水を落とし、発電しています。発電を行っている三枚橋の施設は、大正7年に運転開始、現在の発電機とペルトン水車は大正6年製で取替等しながら使用しており、いかにも頑丈そうな、ガッチリしたシンプルな構造。

 

  取水口から発電所まで一通りの施設を拝見し、広大なエリアの自然とガッチリ絡み合う、「自然と共にある発電」であることを、強く実感。早川の水量変動などによる発電量の多少の変動はありますが、定期点検などを除き昼夜を分かたず通年稼働する、ほぼ安定したエネルギー源です。早川水系での水力発電の歴史は、京都・蹴上の発電所と匹敵し、ほぼ国内最古とのこと。かつては、湯本など箱根の温泉地へ供給する電力として「箱根水力電気」や「小田原電気鉄道」など地元資本による小さな発電所からスタート、その後東京電力へと統合されていった歴史があり、もともとは地域のための水力発電だったものです。

 

  この三枚橋発電所だけで、一般家庭約3200件分の発電量があります。松田事業所が管理している早川水系および酒匂川水系には全部で15の発電所があり、全体で年間約3億kWh、約9万世帯分の電力を作っているとのこと。管轄地域(小田原、箱根、南足柄、山北、松田、小山)の総世帯数は約12万、単純計算で75%の世帯を支えることができる電力量です。こうした貴重な地域産の電力を、安定かつ安全な地域独立系の電力として供給することができれば、地域に暮らす住民はもとより、企業にとっても大きなメリットとなります。視察の道中、そうしたモデル地域を作ることができないか、金子所長および相内支社長とも意見交換をさせて頂きました。今後も引き続き、研究していきたいと感じた視察でした。

| - | 17:16 | - | trackbacks(0) |
リリーアンバサダー、石井醸造

 6日は、2組の嬉しいご訪問を頂きました。

 

 まず、この10月に「リリーアンバサダー」の認定を受けられた、市内で生花店「ハナマサ」を営む河野精一朗さん。リリーアンバサダーとは、ユリのファンづくり(普及活動)を行う「リリープロモーション・ジャパン」が、全国の主要市場からの推薦を受けて認定する、ユリのPR大使。河野さんは、普段仕入れを行っている「南関東花き園芸卸売市場」からの推薦を受け、2019年アンバサダー(全国に29名のみ)の一人として任命されたものです。この日は、同じく任命を受けた、南関東花き園芸卸売市場勤務の三浦竜さんもご一緒頂き、お二人の日頃の活躍ぶりや、花に対する思い、今後の展望などを詳しく聴かせて頂きました。

 

 河野さんは、今回の認定以外にも、花の分野で世界的な注目を集める存在となっています。過日発表された「インターナショナルフローラルアート2018〜2019」というコンテストで、見事ゴールデンリーフ賞(優勝)を獲得されたのです。これまでにも、花を熟知した経験と高いセンスをいかんなく発揮し、様々なチャレンジを重ね、国内での評価も高まっていましたが、この受賞により更なる飛躍が大いに期待されます。生花店を営む傍ら、フラワーアートを志す若手への指導にも意欲的に取り組むなど、業界の進化を担いつつある河野さん。これからの活躍が本当に楽しみです。

 

 もうひとつは、石井醸造蠅瞭本酒ベースの梅酒「曽我梅林の梅酒」が、全国梅酒品評会2018で見事銀賞を受賞されたことのご報告。来室されたのは、石井醸造蠅寮舒羚典社長、梅生産者の穂坂達夫さん、曽我を拠点として事業活動をされている鳥居隆司さん。

 

 この梅酒は、曽我梅林の「白加賀」を使用し、石井醸造の伝承製法である「もち四段仕込み」で醸された日本酒でじっくりと仕込んだ、こだわりの梅酒。私も以前からこの梅酒のファンで、自家用はもとより、各地へ出かける際にも自慢の小田原土産として使わせて頂いておりました。日本酒に漬けることで、甘すぎない、スッキリとした味わいが特徴。最近の梅酒ブームで、様々なベースの梅酒が百花繚乱のごとく各地で出されていますが、地味ながら、実力派という感じの梅酒。今回が2回目の銀賞受賞とのこと、「次回は金賞を取って報告に来ます!」と力強く宣言してくれました。

 

 実は、石井社長、穂坂さん、鳥居さんの3人は、私の高校時代の同級生でもあります。こうした形で一堂に会することができ、地域振興にそれぞれの立場で取り組む様子を語り合いながら、お互いの活躍を励まし合う、なんとも嬉しいひと時でした。

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自民党本部、関東学院大学

 5日は、広報小田原新年号用の写真撮影、テレビ神奈川の元旦放送用の収録を朝一番で済ませ、東京へ。自民党本部で開かれた、同党国会議員有志による地方税勉強会に、全国市長会財政委員会副委員長として参加しました。

 

 平成31年度に実施される税制に向け、自民党内では先月下旬より税制調査会や有志勉強会などが断続的に開かれており、その場に、地方6団体(全国知事会、全国市長会、全国町村会など)の代表も列席、地方の立場から意見を具申させて頂く機会があります。過日、自民党本部において開かれた総務部会にも出席しましたが、この日も同様に、全国市長会の立場で発言させて頂きました。

 

 大きな論点が幾つかある中、特に強調しているのは、「車体課税」の見直しに関して。政府案では、自動車取得・保有にまつわるユーザー負担を減らして販売台数を維持していきたいとの自動車業界からの強い減税要望を受け、軽自動車並みに減税するなどの案があるようです。一方、自動車交通が増えることにより進行している道路や橋梁といった社会インフラの老朽化対策に用いる財源として、各種車体課税は極めて重要であり、これが減ることになれば、地方自治体における道路・橋梁などの維持修繕もままならなくなってしまうという現実があります。

 

 実際、小田原でも年間の道路橋梁等の維持修繕費用約17億円に対し、車体課税で賄っている部分が8億ほど、残りは市単独の財源で賄っている状況。今でさえ、大きな負担となっている中、これ以上の財源減少は受け入れがたいというのが、各地方自治体の現実です。参加した自民党国会議員の皆さん方に、その点を強くお伝えしました。

 

 終了後、横浜へ。関東学院大学法学部の地域創生学科で行われている「地域創生特論」の講義に、今年も小田原市として参加しており、全8回にわたる小田原市分の講義のうち、私の担当分として約90分にわたる講義をさせて頂きました。

内容は、自治体が直面する課題群に対しどのような政策枠組みをもって取り組んでいるか、総合計画の考え方や体系、各政策分野における前期計画6年間の主な取り組み、予測されている人口動態や財政運営上の課題などを踏まえた、後期計画の重点取り組み内容など。

 

 受講しているのは、法学部の学生さんを中心に、今年度からは他学部(理工系など)の学生さんも受講してくれています。地方自治体の公務員を志す学生さんも多くいるので、今市役所で実際に課題になっている領域、職員に求められる能力や資質などを伝えた上で、「解決すべき課題が山積しているからこそ、たいへん遣り甲斐のある仕事。ぜひ、関心を持っていただき、チャレンジしてほしい」旨、私からメッセージを投げかけました。講義終了後、公務員試験を志す学生さんから具体的な質問もあり、頼もしく感じました。地方創生特論では1月にもう一度私の出番があり、より具体的な内容について話す予定。今から楽しみです。

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