加藤けんいち日記

TOTOCOプレオープン、特例市市長会解散ほか

 21日はスッキリとした秋晴れ。空も海も鮮やかな青一色の中、「漁港の駅TOTOCO小田原」のプレオープンを迎えました。先日の事前訪問時にはまだ商品陳列棚が入ったばかりの状態でしたが、この日は全ての棚に商品がビッシリと陳列され、改めてアイテム数の多さと、飲食メニューの多彩さに目を見張ります。指定管理者であるTTCのスタッフの皆さん、新鮮な水揚げ品や加工品を納める小田原水産の皆さんなどが、プレオープンの直前まで入念に売り場づくりや来客対応準備で立ち回っておられました。
 
 この日は市内外から多くの報道関係者やツアー企画事業者などがつめかけており、まずは私から事業の概要を説明、続いて駅長の金城さんからTOTOCOで提供される商品やメニュー、施設の特徴などについてプレゼン。その後、報道関係者の施設内ツアーが行われ、ほどなくプレオープンに。正午の入場開始前には、既に施設をぐるっと一周するくらいの長さで来客の列ができており、拝見したところ地元の皆さんが大勢いらっしゃっていました。今日、いよいよグランドオープンとなりますが、観光客の皆さんだけでなく、何より地元の皆さんにこそ愛して頂ける施設になってほしいと願うものです。

 

 午後、2件のご訪問を頂きました。まず、長年本市の人権擁護委員をお務め頂いた大木重美さんが、退任のご挨拶。平成17年まで本市職員として奉職されたのち、人権擁護委員を13年間も務めて頂きました。長年のお働きに、私からも丁重にお礼を申し上げました。

 

 神奈川県サッカー協会からは、通算で4回目となるサッカーゴールを寄贈頂きました。小田原サッカー協会の井原義雄さんから、目録を受理。上府中公園内のスポーツ広場に設置されます。ありがたいことです。

 

 そしてこの日は、全国施行時特例市市長会の解散総会が、報徳会館で開かれました。平成12年にスタートした会ですが、都市制度の変遷に伴い特例市制度が平成26年度をもって中核市制度に統合される形で廃止となり、中核市に移行する市、そのまま一般市として存続する市など、対応が分かれていくため、ここで市長会としては解散することとなったものです。

 

 市長会の最初の会長を小澤良明・前市長がお務めになったこともあり、昨年の総会時に「解散総会も小田原で」と要請を受けたことから、小田原が最後の総会の地となりました。市長に就任以来、ほぼ同じような人口規模の特例市の市長さんたちと、地方自治にまつわる課題を共有し、国に対し制度的な要求を共に行うとともに、政策的な議論を通じて悩みを分かち合ってきた、貴重な交流の場でもありました。市長会としては解散となりますが、この間育んできた各市との絆をこれからも大切にしていこうと、参加した市長同士でしっかりと確かめ合った解散総会となりました。

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優良産業勤労者表彰、神奈川スポーツ賞ほか

 20日朝、「勤労感謝の日」を目前に控え、小田原愛児園の園児の皆さんが市長室を訪ねてくれました。同園では「毎日安心して保育園で過ごせるのは、地域の皆さんのおかげ」と日頃から子どもたちに伝えているそうで、その一環として毎年この時期に、市役所をはじめ警察署、郵便局、消防署を園児たちが訪問、感謝の気持ちを伝えておられます。今年も12人の園児の皆さんが、望月理事長、椎野園長、保育士の石川先生と共に元気に来室、みんなで作った作文、首飾り、壁掛け、花束、そして感謝の言葉を頂きました。ほんとうに可愛らしい皆さんの姿に、大いに元気を頂きました!

 

 午後から、おだわら市民交流センターUMECOにて、令和元年度「小田原市優良産業勤労者並びに技能者表彰式」を開催させて頂きました。市内事業所に長年勤続され本市の各産業分野の発展に貢献した皆さん、並びに市内で長く技能関係の職種に従事され技能の錬磨や後進育成等に貢献のあった皆さんを表彰する制度です。商工業35名、農業10名、林業1名、水産業1名の優良産業勤労者と、技能功労者6名、優秀技能者11名、青年優秀技能者4名の皆さんに、私から表彰状をお渡しし、お祝いと今後の更なるご活躍への期待をお伝えしました。

 

 例年、技能者表彰を受けられた皆さんの、日頃のお仕事の様子を映像で紹介させて頂くのですが、今年も様々な分野で卓越した技をもって市民の暮らしを豊かにし、地域の経済を支えておられる様子を拝見、皆さんの存在をありがたく思うとともに、効率化と情報化が劇的に進んでいく社会の中で、こうした「人の手による技術」を地域として守っていかねばと、改めて感じた表彰式でした。

 

 夕方、今年度の「神奈川文化賞・スポーツ賞贈呈式」でスポーツ賞を受賞された、相洋高校陸上部のクレイアーロン竜波さんと眦膾薺┐気鵑、受賞報告で市長室に来てくれました。

 

 お二人とは、今年6月の日本陸上競技選手権大会で優勝などしたことへのお祝いを伝えるべく、7月に城山陸上競技場でお会いして以来となります。その後、8月の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)での2連覇、クレイアーロンさんは世界リレー(横浜)で、眦腓気鵑論こξ上競技選手権大会(ドーハ)で、それぞれ国際大会にも出場するなど、成長著しい活躍を見せています。男子800m、女子400mでは、お二人とも国内ではトップクラスのタイムを出しており、来年の東京オリンピックへの出場が大いに期待されているところです。お二人からは、その目標に向けてチャレンジをしていく旨、控えめな言葉ながらも強い想いを聞かせてもらいました。まだ高校3年生、これからどこまで伸びていくのか、本当に楽しみです!来年に向けてのチャレンジを、みんなで応援していきたいと思います。

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台風被害への対策について県へ要望

 18日に南から入り込んだ暖気の影響で、19日も暖かい一日となりました。市役所横のけやき通りでは、先週の冷え込みと一昨日の風でかなり落ち葉がたまっており、そろそろ掃き掃除をする季節だなあと思っていたところ、19日より市職員有志による落ち葉掃きのボランティア活動が始まりました。12月18日まで週に2回のペースで計8回、始業前の時間に行われる予定。この時期の風物詩のようになってきました。


 朝一番で、令和元年度の小田原市農業委員会委員市政功労表彰が行われました。今年度表彰されたのは、東大友在住の農業者、西山利一さん。水稲を中心に広い面積の営農を継続されながら、農業委員として長くお務めになられた方です。農業者の高齢化が進み、農家では後継者が不足する中、76歳となられた西山さんは地域農業を守るために今なお現役でご尽力いただいており、感謝とねぎらいの思いをお伝えしました。


 市民会館大ホールでは、小田原市老人クラブ連合会(創友クラブ)の大会が開かれました。市内に130ほどの単位クラブがあり、最盛期より会員数は減っているものの、今も7000人近い皆さんが活動する大きな組織です。会場を見渡すと、各地域で今なお現役でご活躍頂いている方も多く、地域での課題解決や絆の強化に向け、これからもお元気で活躍いただきたいと祝辞を述べました。


 そこから、横浜へ。神奈川県庁において、先般の台風19号による市内被害状況を踏まえた、二級河川および高潮高波対策に関する要望を行いました。県西地域の各種整備事業に日頃からご理解とご尽力を頂いている浅羽副知事および上前・県土整備局長をはじめとする県土整備局の幹部職員の皆さんが応じて頂きました。


 内容としては、水位の上昇で本流の水かさが増し、そこに注ぎ込む用排水路の水が出られなくなって内水面氾濫が生じた事実に鑑み、酒匂川については引き続き河床を下げるための掘削を、今まで手が付いていなかった狩川については計画を立てて河床の掘削を要請。護岸が崩落した山王川・森戸川については、当座の安全対策と工事の早期推進を要請。夜を徹して行われた土のう積みで何とか溢水被害を抑えたものの、豪雨時に頻繁に溢水の危機が生じる山王川については、両岸の堤の嵩上げと、河床の掘削を要請。予想を超える高潮・高波で沿岸部の住宅などに大きな被害の出た国府津から前川地区については、抜本的対策も含め今後の対応について至急検討されることを要請。いずれについても、浅羽副知事および上前局長から、真摯に対応頂ける旨のお返事を頂きました。小田原選出の小澤県議・佐々木県議も同席して頂き、それぞれの観点から意見を伝えて頂きました。


 小田原に戻り、湯本で開催された「広域一般廃棄物事業協同組合20周年記念式典」に参加。県西地域を中心にし尿や各種廃棄物の収集運搬などを行って頂いている事業者の皆さんが組合を作り、災害時の対応体制の準備、各自治体との災害協定の締結、各専門分野における研修や人材育成などに意欲的に取り組んで頂いてきました。たいへんお世話になっている皆さんであり、行政の立場からお礼とお祝いを述べさせて頂くとともに、引き続きの活動強化をお願い致しました。


 夜は、上府中地区でのまちづくり委員会に参加。たいへん熱心に、幅広い活動をされている同地区の皆さんの取り組みを伺い、心強く感じるとともに、持続可能な活動になっていく上での様々な課題も共有させて頂きました。

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ツーデ―マーチ、竹村さんを偲ぶ会 ほか

 17 日は、朝から小田原城址公園銅門広場へ。「第 21 回城下町おだわらツーデ―マーチ」の各コースの出発式に臨みました。ここ数年、 2 日間の日程で行われるツーデ―マーチはいずれかの日が雨降りとなることが多かったのですが、今年は 1 日目が快晴、 2 日目のこの日も絶好のウォーキング日和に。 20 回記念大会であった前回に比べると多少参加者が減ったものの、延べ 7,300 人ほどの皆さんに西さがみ路の爽やかな秋を楽しんで頂きました。

 

 出発式は、大会会長である私や、日本ウオーキング協会会長さんらから歓迎と激励の挨拶、準備体操のあと、北條手作り甲冑隊の皆さんの「祝砲」と銅鑼で、銅門が開門。小田原提灯の姿をしたキャラクター「えっさほいファミリー」などが見送り、併せて、北條太鼓の皆さんによる太鼓が参加者を元気づけます。この出発式の光景は小田原ならではのもの。私も参加者の皆さんとハイタッチしながら、「いってらっしゃい!」と送り出しました。銅門周辺はもとより、コース上の随所で支えて頂いた数多くの関係団体や市民ボランティアの皆さんに、心から感謝いたします。


 隣接の二の丸広場では、今年で 50 回目を迎えた「小田原市農業まつり」が賑やかに開催。市内各所の地場野菜・下中地区の牛・お茶・大豆などの生産者、 JA 、森林組合、農業委員会、環境系の諸団体など、数多くの皆さんがブース出店。 2 日間を通じて大いに賑わったようです。この中で、曽我地区で捕獲されたイノシシの肉を使った猪汁や角煮が提供されており、私も頂きましたが、とても美味しいものでした!

 

 同日、板橋の松永記念館では、小田原茶道連盟茶会が開かれていました。紅葉にはまだ少し早かったですが、うららかな秋の陽射しのもと、和装のご婦人らを含め多くの来場者で園内は華やいだ雰囲気に。私も、老欅荘での東阿部流煎茶道のお席と、烏薬亭での裏千家のお席に座らせて頂き、それぞれの参加者と共に茶席の静かなひとときを堪能させて頂きました。かねてより、自分でも習いたいと思っていながらなかなか時間の取れない茶道。こうして一服頂くのは、諸行事の中でも楽しみのひとつです。

 

 午後、お堀端コンベンションホールで開かれた「竹村忠孝さんを偲ぶ会」に参加させて頂きました。小田原における「文学のまちづくり」に大きな功績を遺された竹村さん。昨年 11 月 6 日にご逝去され、早くも 1 年が過ぎました。市長就任のずっと前から、小田原の文学に対する強い情熱をもって活動されていた竹村さんとお会いし、小田原がいかに文学と縁が深いか、また文学によるまちづくりでどんなことができるか、何度もお話を伺ってきました。市長就任後も様々な形でご尽力を賜り、無尽蔵プロジェクトや市総合計画策定にもお力を頂いてきました。特に、北原白秋の研究では第一人者であり、その結実でもあった映画「この道」は大きな成果でしたが、その公開を目前にして亡くなられたことは、本当に残念でありました。

 

 偲ぶ会では、竹村さんと交友の深かった皆さんからのメッセージや、白秋の童謡などを皆で歌ったりしながら、竹村さんを偲びました。中でも、教育出版が編集された、生前のお元気な竹村さんがガイドする小田原の文学史跡めぐりの映像が出色で、在りし日の、いつもワイシャツの腕をまくり、汗をかきながらにこやかに歩き回っている竹村さんのお姿に、時計の針が逆戻りしたかのようでした。これからも、小田原のまちづくりを見守って頂きたいと思います。

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嚶鳴フォーラムin大野

 15日、熊本県小国町での「全国木のまちサミット」の現地視察終了後、阿蘇くまもと空港まで小国町の職員さんらに送って頂きました。道中、阿蘇山の外輪山の上を辿っていくのですが、そこから眺める阿蘇山のスケールの大きさに息をのみました。噴煙を上げる中央火口丘、その下に拡がるカルデラ内の平原(阿蘇市)、それを取り巻く直径数十キロの外輪山。箱根のカルデラでも十分大きいと思っていましたが、スケールの違い、そして九重連山も含めた景色の大きさには圧倒されました(写真に収まりきらない)。このスケールの大きさが、まさに火の国・九州なのだなと、実感したところです。ご一緒した林野庁の皆さんと、感動を分かち合いました。

 

 阿蘇くまもと空港から、名古屋小牧空港へ。15日午後から始まっていた、ふるさとの先人に学ぶまちづくりやひとづくりに取り組む自治体が集う「嚶鳴フォーラムin大野」のプログラムに、夕刻から合流しました。今年の開催地は、岐阜県大野町。幕末の志士であり医師でもあった所郁太郎を先人にもつまちで、古(いにしえ)より人々が暮らした古墳群、名産である富有柿の畑が点在し、全国屈指のバラの苗木産地でもあります。

 

 15日は各地から集まった首長や関係者たちの交流会があり、会長である東海市・鈴木市長、開催地である大野町・宇佐美町長をはじめ、改選後初めてお会いする首長さんなども含め、懇談。ラグビーW杯の試合会場となった釜石市の野田市長とは、今後のラグビー交流などについても話が弾みました。

 

 二日目の16日は、大野町の総合町民センターにて、今後の嚶鳴協議会のあり方について意見交換。サミット開催がすでに加盟市町をほぼ一巡したことを受け、これまでの学び合いの成果をしっかりと形にして全国に発信するとともに、SDGsなど今日重視されている社会づくりの枠組みも活用しながら、活動の幅を広げていくことが確認されました。

 

 続いて行われたフォーラムでは、大野町に隣接する揖斐川町出身で京都産業大学名誉教授の所功(ところいさお)さん、そして協議会顧問でもある東洋大学名誉教授の吉田公平さんからの基調講演が行われました。所さんは、現在小田原にお住まいであり、講演終了後にご挨拶させて頂き、今後小田原でもご指導いただけることとなりました。所さん、吉田さんのお話に共通していたのは、人間の営みはもう一度「土」に還るべきだ、ということ。その地で頂くことのできる恵みを大切にしながら、人としての営みを大地から組み立て直すこと。小田原で進めてきたことと相通じるものであり、私も大いに意を強くしたところです。

 

 来年の開催地は、佐賀県の多久市。8月の九州北部豪雨により市内で1000か所を超える被害があり、嚶鳴協議会の災害時における相互応援に関する協定に基づき、今月より本市建設部職員を派遣しているところでもあります。横尾市長は全国でも屈指の名市長であり、どのようなまちづくりをされてきたのか、現地で拝見できる貴重な機会となるでしょう。

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木のまちサミットin小国

 14日・15日の2日間、熊本県小国町で開かれた「全国木のまちサミットinおぐに」に参加しました。名称のとおり、森づくりや木材利用に積極的に取り組む全国の市町村が参加する集いで、今年が5回目となります。小田原市は当初より林野庁から声をかけて頂き、第1回の岩手県住田町、第2回の山梨県早川町と私も参加、木のまちづくりを進める各地の皆さんたちと交流を重ねてきました。

 

 熊本県と大分県の境目に位置する小国町は、銘木「小国杉」の産地として林業や木工業が盛んであり、様々な木造建築物や木質バイオマスを活用したエネルギー政策などが有名な町。以前から関心があり、一度お訪ねしたいと考えていました。

 

 阿蘇くまもと空港から送迎バスで1時間半、森に囲まれた美しい町で、新築したばかりの庁舎では杉の香りが溢れていました。今回のサミットでは、SDGsの潮流を踏まえた林業のあり方がテーマ。渡邉町長のご挨拶から始まり、林野庁木材利用課の小木曽さんによる「ウッドチェンジ」の提案、(株)オルタナ代表の森さんによる基調講演「SDGsと日本の林業」、事例報告として小国中学校の皆さんによる木材利用についての体験学習発表、小国町森林組合からの地熱乾燥の取り組み報告などが続きました。次回は、東京都檜原村での開催となります。

 

 会場では、元林野庁長官の沼田さん、名物町長である早川町の辻町長、林野庁でお世話になっている長野さんなど、多くの皆さんと再会。また、いずれも5月に就任されたばかりの、私よりも若い小国町長・渡邉町長、山梨県丹波山村・岡部村長らとも親睦を深めることが出来ました。

 

 15日は、午前中いっぱいをかけて町内の施設等を視察。地熱を活用して木材を乾燥させる施設、林地に切り捨てられた間伐材などを地域の燃料として活用する「木の駅プロジェクト」、次の千円札の顔となる小国出身の北里柴三郎博士の記念館、チェーンソー競技のデモンストレーションなどをご案内頂きました。

 

 サミットの中で、渡邉町長から「次次回はぜひ小田原市でサミット開催をお引き受け頂きたい」とのオファー。突然のお話でしたが、小田原では森林・林業・木材産業の取り組みが大きく育ってきたところでもあり、報告できることが多々あることから、謹んで受けさせて頂きました。開催は2022年秋。木のまち・小田原を発信する良い機会にしたいと思います。

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TOTOCO、オープン間近

 13日、オープンを間近に控え急ピッチで準備が進んでいる「漁港の駅TOTOCO小田原」の現場を訪ねました。昨年の台風12号時の高波で一階部分が大破するという困難がありましたが、関係者のたいへんな努力により、災害対策を万全にしつつ、小田原の海の豊かさを表現する売場づくり・空間づくりが進められてきました。水産品や飲食の出店者の募集、売場の一画を構成する地場農産物の出品者との契約などを重ねると共に、小田原に既にある素材を活かしたプライベート・ブランドも複数誕生するなど、活気と魅力溢れる施設空間が生まれようとしています。

 

 施設内では、商品棚や冷蔵品ケースなどの搬入がほぼ終わっており、実際に商品を陳列したり調理を行う一歩手前の段階での作業が、業者の皆さんによって忙しく行われていました。賑やかな魚市場のイメージで館内は様々に装飾が施され、また1階から3階に昇る階段室の壁面には、あたかも水族館のように、小田原沖の海底をイメージした魚たちが描かれています。2階・3階の飲食コーナーからは、防波護岸越しに相模湾が望まれ、海からの風を堪能できます。このほか、事業者であるTTCさんのノウハウを盛り込んだ工夫が随所に準備されており、オープン当日にどのような空間・売場になるか、たいへん楽しみです。

 

 この日の視察は、TTCの幹部である経営企画室の門さん、そしてこの施設の運営のリーダーとなる、「駅長」の金城さん、サブで支える和田さんにご案内頂きました。金城さんはつい最近オープンし盛況となっている山梨の道の駅なんぶの立ち上げを担われたそうで、その実績を更に生かすべく、この小田原の駅長に抜擢されたとのこと、既に小田原に住民票を移し、全力でこの施設づくりに取り組んでおられます。サブの和田さんも同様で既に小田原市民とのこと。TTCさんも本当に力を注いで頂いており、心強いです。

 

 多くの皆さんが心配されているのが、施設に入る交差点での渋滞。この日は神奈川県の西部漁港事務所の皆さんに現地で説明を受けました。既に交差点部の上下線の右折レーン設置は終わっており、あとは実際の交通状況を見極めながら、神奈川県警サイドで信号のサイクル調節などで対応するとのこと。この辺りのことについては市としても十分注意し、関係各方面と緊密に連携して対応する予定です。

 

 グランドオープンは22日、午前10時。当日はゲストに「さかなクン」をお招きし、トークなどで盛り上げていただく予定です。長年かけて準備してきたTOTOCOの幸先良いスタートが切れるよう、最後の詰めをしっかり行っていきます。

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国交省へ要望活動、SKYサミット

 12日は、9時半に霞が関・国土交通省に集合し、「神奈川の市街地整備に関する要望」活動を行いました。令和2年度における神奈川県内の市街地整備関連事業に対する国としての予算措置を求める内容で、川崎、横浜、横須賀、平塚、厚木などで進む各整備事業と共に、小田原市関連では来年度から本格的に事業がスタートする城山1丁目のマンション建て替え事業(新幹線ビルを含む一画、「優良建築物等整備事業」を適用)が含まれています。

 

 神奈川県の県土整備局・上前局長をはじめとする県幹部職員、県内の各政令市を含む複数市の都市部長などの皆さんと共に、赤羽大臣以下国交省幹部あてに要望書を提出。直接お目にかかり時間を取ってお話をさせて頂くことができたのは、都市局審議官の内田さんと、都市局技術審議官の徳永さん、住宅局審議官の小林さん、市街地整備課長の渡邉さん。要望活動では、県内首長を代表して私から要望の趣旨をお伝えすると共に、特に小田原での案件の内容などについて説明を行いました。

 

 随分前ですが、内田さんは小田原市の都市部長として数年間出向頂いていた期間があり、小田原のまちづくり案件を知悉しておられ、本省に戻られてからも様々にご指導・ご助力を頂いて来ました。平成30年度に「地方再生コンパクトシティ・モデル都市」の認定を受け、市民ホールやお城通り再開発、漁港の駅TOTOCO小田原、皆春荘および旧松本剛吉邸の公有化など、総額で80億円を超える事業費に対し国費として既に30億円以上の支援を頂いていることへのお礼と報告を差し上げ、今後続いていく諸事業の状況もお知らせし、引き続きの支援をお願い致しました。徳永さんからも、建設などの整備事業が終わった後が大切であり、その部分には国としての財政支援は難しいが、しっかりと事業を育てて頂きたいとの激励を頂き、意を強くしたところです。

 

 東京から戻り、午後は箱根湯本へ。隔年で開催されている「富士箱根伊豆交流圏市町村サミット」に参加しました。このサミットは、静岡・神奈川・山梨の3県にまたがることから、各県の頭文字を取って「SKY圏サミット」とも呼ばれており、各県の代表市が持ち回りで2年ずつ会長を務め、その会長市の地元で隔年開催の全体会であるサミットを開催し、そこで共有された方針をもとに圏域で取り組みを行ってきました。これまでにも、観光振興、防災、広域交通ネットワークなど、様々なテーマを取り扱い、国内屈指の観光圏でもある当地域の魅力向上と連携強化を進めてきました。

 

 今年は、神奈川県での開催の番であり、会長市をお願いした南足柄市さんの取りまとめで、会場は箱根湯本にて開催。テーマは観光とし、特にSDGsを視野に入れた持続可能な観光政策について意見交換がなされました。観光産業のエキスパートであり神奈川県の政策顧問的な役割を担っておられる勝瀬博則さんからの基調講演を踏まえ、各県代表で首長が意見発表。神奈川からは私が発言し、「小田原市観光戦略ビジョン」の考え方、お城に依存した観光から小田原の奥行きを見せる観光への展開、ラグビーW杯での経験にもとづくインバウンドへの対応方針などについて意見を述べました。

 

 終了後は、加盟各市町村がそれぞれ「自慢の一品」を提供し合う物産交流会。30近い市町村ブースが並び、ちょっとした試食ができる趣向となっており、私も少しずつ味見をしながら、各自治体の職員さんらとの交流を楽しませて頂きました。近いとは言え、なかなか普段足を運ぶことのできない自治体も多い中、こうしたコミュニケーションの機会はとても貴重だと改めて感じます。

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木青連、OWPほか

 9日、報徳サミット筑西市大会から小田原に戻ったその足で、報徳会館へ。日本木材青壮年団体連合会(略称:木青連)関東地区協議会による第83回地区会員神奈川大会に合流しました。名称の通り、各地で木材産業に従事する青壮年の皆さんの集まりで、持ち回りの大会が今年は小田原で開かれたものです。小田原で活躍する林青会が受け入れ団体となり、大会の成功に向け準備をしてきました。

 

 当日は、林野庁長官の本郷氏もフル参加。世界的にも注目を集めている家具メーカー「螢錺ぅ后Ε錺ぅ后彈卍垢虜監氏、小田原でも活躍されているNPO法人チルドリン代表の蒲生氏らの基調講演や3氏によるパネルディスカッション、終了後は100名を超える参加者での懇親会と続きました。私からは、小田原における森林・林業・木材産業のここ10年間の歩みに触れつつ、その動きを引っ張ってくれた林青会の皆さんの活躍を讃え、今後への期待を込めて祝辞を述べました。懇談会では本郷長官や佐藤氏らとじっくり懇談。長官には、市に林野庁職員を4代にわたり派遣頂くなど緊密な関係を育てて頂いたことに感謝をお伝えし、佐藤氏からは「小田原は希望であり、小田原だからこそできることがある」との期待の言葉を頂くなど、貴重な交流のひと時ともなりました。

 

 10日も朝から快晴。桜井地区で行われたスポーツフェスティバルは、会場となった城北中学校グラウンドからくっきりと富士山が望める中、住民の皆さんが賑やかにスポーツを楽しんでおられました。

 

 久野の鈴木さん宅では「ざる菊」が見事に咲き揃っていました。ここ数年取り組んでおられる「富士山」の出来栄えに加え、ご自宅の隣接地に新たに設けられた広い園地に色とりどりの菊がビッシリと並ぶなど、ご家族の丹精が見事に花開いており、必見です。

 

 小田原城本丸広場では、恒例の菊花展。菊の栽培家で構成される「小田原清香会」会長の石川さんにご案内頂きながら、美しい菊の数々を堪能。今年は気候不順で花が遅れたそうですが、きっちりこの時期に花のピークを持ってくる技術はさすが。晴天に恵まれ多くの来場者で賑わっていました。

 

 市民会館大ホールでは、小田原民俗芸能保存協会の「後継者育成発表会」。市内各地にて受け継がれている貴重な民俗芸能にとって、後継者の発掘・育成は極めて重要な課題。この発表会は、それぞれの芸能を担っていくことになる小中学生や若手後継者が芸能を披露する晴れ舞台でもあります。また会場には「おだわら市民学校」の受講生の皆さんも参加。開会前のワークショップで山王原大漁木遣唄を習い、発表会の中で披露するというプログラムも行われました。

 

 県立諏訪の原公園で行われていたのは、スタンプラリーイベント「すわさんぽで未病改善」。計画全体の3分の1程度が供用開始されているものの、残りの地区の開園が出来ていない同公園の整備が進むよう、多くの人たちにこのエリアを歩いてもらい、予定区域の魅力を知ってもらいつつ、健康づくりに役立ててもらおうという企画。公園整備が県の事業でもあることから、「未病改善」もテーマに掲げたもので、本市の建設部職員や県職員の皆さんらが実行委員として準備を進めてきました。市内外から多くの家族連れにご参加いただき、地元企業の皆さんからも協賛をいただいて、賑やかなイベントとなりました。

 

 夕刻は、UMECOにて開かれた「小田原ウィメン・プラス」の年次総会へ。昨年11月に設立された、小田原を中心としたエリアで活躍する女性の会で、既に80名を超える会員数となっています。「男女共同参画」を進める市としても大いに期待する団体であり、活動内容などをしっかり聴かせて頂くとともに、今後のまちづくりに更に力を発揮して頂きたいと、祝辞を述べさせて頂きました。基調講演では慶應義塾大学の井手教授の講演もあり、一般来場者も含めたいへん盛況でした。

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全国報徳サミット筑西市大会ほか

 先週はずっと、爽やかな秋晴れが続きました。週末ごとに雨や台風のあった9月から10月と打って変わり、週末に組まれた諸行事はどこも賑やかな笑顔にあふれていました。

 

 7日は2件の受賞報告がありました。まず、昴書道会の安藤穂弦さんが第58回伊勢神宮奉納書道展にて最高位の文部科学大臣賞を受賞されたこと。1万点を超える出品の中からの受賞は、たいへんな名誉で、同席された大島会長もたいへん喜んでおられました。出品されたのは中国にかつて存在した国「北魏」の石盤に刻まれた「造像記」にある言葉を臨書した作品であり、独特の筆遣いを習得されたご苦労なども含め、今後への抱負を聞かせて頂きました。

 

 もう1件は、小田原市消防職員の安癲覆△燭)さんが、神奈川県自動車安全運転競技大会にて最優秀賞を受賞されたこと。入庁5年目、現在栢山出張所の消防副士長として日々活動する中で身に着けてきた運転技術が評価されたものであり、今後の組織的レベルアップにも繋がる嬉しい報告でした。

 

 夕刻は、国際医療福祉大学の皆さんと毎年この時期に行っている代表者懇談会。大学側からは大友学長、松谷副学長、黒澤学部長らをはじめとする皆さん、市側からは、私、時田副市長、文化部長ほか関係部局長らが臨席。お互いから要請している取り組みへの対応状況や、それぞれの事業についての近況報告、今後に向けての課題などが共有されました。成田市に開設しすでに3年目に入った医学部の活況、近々開業を控えている成田国際空港至近の最新機能を整えた新病院の準備など、国際医療福祉大学の事業領域は益々拡大しており、医療看護人材の育成における実績は群を抜いています。本市の医療・介護分野でも様々にご協力・ご参画頂いており、今後の更なる交流・連携の進化に向け、和やかな懇談の場となりました。

 

 8日から9日にかけて、全国報徳サミット筑西市大会に参加してきました。筑西市は圏央道などを使えば3時間とかからない位置にあり、二宮尊徳先生が生涯で最も苦労した桜町での報徳仕法実践地と隣接する、かつての下館藩に相当します。桜町での仕法が成功を収めたのち、近隣で財政窮乏がひどかった下館から仕法の依頼を受け、尊徳先生自らが現場で指導をされた気風が、今も伝わっています。

 

 初日は、報徳仕法関連の視察。筑西市西部の棹ヶ島(そうかじま)地区は、報徳仕法がしっかりと行われ人心も農産も復興出来た地域。二宮先生が寄留した名主宅、丸太をくりぬいて作った懸樋(かけひ)を渡して水路を分流させ耕作地を拡大した遺跡、村民が寄りあい心を集める依り代となるように建立された八幡神社などをご案内いただきました。おそらく、50代半ば、心身ともに脂の乗り切った二宮先生が、村民と共に荒れ地の開拓や水路の開削に共に汗を流していたであろう様子が、目に浮かびました。

 

 筑西市にこの夏オープンしたばかりの、茨城県内で最大の道の駅「グランテラス筑西」の一画に、二宮先生廻村之像が設置され、この日サミット開催に合わせて関係者も参加しての除幕が行われました。筑西市では、市内で活動される報徳壱圓塾の皆さんらが、推譲によって貯めた資金を用いて、まだ金次郎像が設置されていない市内十数校の小中学校に全て像を設置されたとのこと。また、すべての小中学校で映画「二宮金次郎」の上映も行ったそうで、熱心な活動に頭の下がる思いです。

 

 2日目は市内の明野公民館にてサミットが行われ、会場では各地から参加された多くの懐かしい皆さんと再会。大会は、地元の小学生による報徳の紙芝居や市民団体のアトラクション、尊徳7代目子孫の中桐万里子さんのご講演、そしてゆかりの市町首長らによるパネルディスカッションと続き、盛会裏に閉幕。来年は報徳実践の中心的存在である掛川市が会場となります。

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