加藤けんいち日記

補正予算専決、ダンバリア、要望書受理、県副知事

 30日、コロナ対策の補正予算を専決処分しました。内容の詳細は市HPに譲りますが、国の補正予算成立を受けた特別定額給付金の支給、おだわら予約制PCRセンターの開設準備、ひとり親等の児童扶養手当受給世帯への給付金の支給、事業者向け各種経済対策などを盛り込み、国からの財源以外の部分では、対策基金より1億5千万円ほどを充てました。休業要請業種以外の事業者などへの支援策は今回の専決処分には間に合いませんでしたが、今後できるだけ早く実施に移せるよう、調整を進めます。


 30日から1日にかけ、市内の食品スーパーやホームセンターなどを視察。「市長への手紙」などでかなりの人ごみになっていることへの懸念が届いていることから、実際の様子を見て廻ったものです。各店、感染防止対策はしっかり講じられていますが、店長さんらに伺うと、時間帯や日によってはかなりの混雑になるとのこと。市民の皆さんには、お買い物の回数や時間を減らし、連れ立っての買い物は控えるなど、感染防止への行動にご協力を頂く必要があります。


 また、次亜塩素酸水の配布会場を訪ね、開始当初に比べ落ち着いているものの、今も途切れることなく訪れる市民の皆さんの様子を確認、声を掛けさせてもらいました。現場を支えている事業協会とシルバー人材センターの皆さんにもお礼を伝えました。

 

 30日午前中、小田原に工場のある五十嵐製箱蠅気鵑ら、感染防止用の段ボール製パーティション(製品名は「ダンバリア」)を寄贈頂きました。接客業務における窓口などに設置して感染防止に役立てることができるものです。来訪されたのは、工場長の木立(きだち)さん、営業部長の佐藤さん、仲介役となった前市議の大村さん。今回は、間近に迫る小田原市長選挙の投票所において、感染防止対策として使うことを想定して試作されたとのこと。120基を寄贈頂いたので投票所に2基ずつ設置ができ、選挙以後も窓口などでそのまま使えそうです。木立さん・佐藤さんから、「こうした時期に、何か地域に貢献できることがあればと、作らせてもらった」といった思いを聞かせて頂きました。五十嵐製箱さんの段ボール製品化技術には様々なバリエーションがあり、かつ自由度が高く、今後も市の取り組みなどで連携させて頂けることがありそうです。

 

 午後、小田原の様々なイベントを支えて頂いている関係事業者の皆さんから、コロナ対策に関する要望書を頂きました。コロナ対策で2月以降の市内イベントが軒並み中止または延期となり、事業者の皆さんは関連売り上げが大幅に減少、たいへん厳しい状況にあります。要望は、中小企業事業者への支援策の拡大適用と、神奈川県にも同様の措置を要望してほしい、というものです。2月以降中止になった主なイベントは、菓子まつり、かまぼこ桜まつり、おでんサミット、北條五代祭り、あじ地魚まつり、そして今後はあじさい花菖蒲まつり、酒匂川花火大会・・・。いずれも、小田原の各季節における風物詩であり、かつ地域経済振興に大きく関わるイベントばかり。今回の要望活動には9社が名を連ねていますが、こうした皆さんが健全に事業運営できてこそ、こうした各種大規模イベントがスムースかつ効果的に実施されてきました。支援策の検討と、消えてしまったイベントに替わる、皆さんと一緒に取り組める事業の創出などに、知恵を絞っていきます。

 

 本日(1日)午後から県庁へ出向きました。27日・30日と頂いた地域事業者からの支援策要望に関し、県の対策にも反映してほしいとの要望を、さっそく武井副知事に伝えさせて頂きました。また、小田原でのPCRセンター開設に向けて連携強化し進めて頂くよう、首藤副知事に要望。さらに、この4月から就任され各種道路整備や災害対策を担当する小板橋副知事に、表敬訪問を兼ねて課題解決の推進をお願いしました。

| - | 18:00 | - | - |
青年会議所からマスク寄贈

 4月29日から5月6日までの大型連休が始まりました。例年と全く異なる社会の状況であり、自宅で過ごさざるを得ないことに多くの皆さんは戸惑いもあるでしょうが、感染を拡げないために必要な行動をしっかりとって頂くことが、とにかく今は大切です。


 市内では、市立病院の看護師が陽性と診断されました。幸い、今のところ院内感染などの状況はないようで、保健所の指示を仰ぎながら、院内の消毒、濃厚接触の疑いがあるスタッフの自宅待機などの措置を既に済ませ、PCR検査を確認中です。市立病院では、県西地域の基幹病院としての責務を果たすべく、感染した中等症患者の受け入れに専念する足柄上病院の患者さんたちを受け入れ医療体制がひっ迫する中、一時的に受け入れざるを得ない疑似症例の方に対しても細心の注意を払って医療活動を献身的に続けてくれています。感染が拡がらぬよう万全を期し、また大切な医療スタッフも守りながら、市民の命を守る砦として医療を継続していきます。


 政府は、緊急事態宣言の延長に向けて調整に入ったようです。5月6日までは何とか耐えて、と考えていた皆さんには、まことに辛い状況が続くことになり、市としても追加的な支援の枠組みを準備しなければならないと覚悟しています。28日には対策本部会議を開いて今後の対策の全容を確認、市民の皆さん向けのメッセージを発出すると共に、本日付で第2弾の各種対策に関する補正予算を専決処分しますが、その次も見据え、感染症対策・経済対策などの仕込みを進めます。

 

 28日、小田原青年会議所(JC)の皆さんが来庁され、サージカルマスク1万2千枚を寄贈頂きました。(マスクは全部で2万枚確保され、箱根・真鶴・湯河原の3町にも配布されます。)これは、昨年7月にJC・小田原市社協・小田原市の3者で締結した「災害時における相互協力に関する協定」に基づくもので、今回の感染症拡大を一種の広域災害と捉えて対応頂いたものです。


 来庁された6名の皆さんを代表して一寸木理事長より、今年度の諸行事が全面的に見直しをせざるを得ない中、この局面においてJCの使命をしっかり果たしたいとのお話があり、たいへん心強く感じました。こうした、いわば非常時にJCの活動を担う皆さんは、平常時にはできないような活動にも取り組めると捉えて頂き、ぜひ力を尽くしてほしいと、私からもお願いしました。ご自身の経営する事業自体が苦境にあるであろう中の尊い活動に、心から敬意を表します。

| - | 11:53 | - | - |
母をたたえることば、若手経営者からの要望

 緊急事態宣言の発令から、3週間となります。東京や神奈川では、感染者数のピークを越えたことが窺えますが、このあとどういった軌跡で減少が進むのかは、私たちの行動にかかっています。昨日も市長への手紙で、身近な食品スーパーでの密集状況への懸念が報告されました。1人ひとりの適切な行動が求められる局面です。


 朝一番のコロナ対策チームミーティングでは、経済部産業政策課への融資相談や給付金問い合わせが相当な件数になっているとの報告がありました。福祉健康部からは、感染症対策の継続、集合検査場開設に向けた検討状況などの報告。いずれの部局でも、体制を整え、少しでも早く、そして多くの皆さんの苦境に支援を行っていきたいと、職員たちも頑張ってくれています。


 例年この時期に大会が開かれる小田原市母子寡婦福祉会では、コロナ対策のため役員のみの集まりに変更され大会は中止となりましたが、毎年その中で行われてきた「母子世帯の母顕彰」だけは形を変えてでも行おうということで、昨日午前中、市長室にて市長表彰式が行われました。


 いずれも、母一人で子育てを全うされお子さんが成人・独立を果たされた、脇さん、中島さんに、私から「母をたたえることば」と題した表彰状と記念品をお渡しし、ねぎらいの言葉を掛けさせていただきました。毎年のこのセレモニーでは、かつて私の母がそうであったことを思い出し、自分事のように感慨が迫ります。お二人とも、親としての責務を果たし、それが一段落していることへの安堵のお気持ち、お世話になった皆さんへの感謝などを、笑顔で語って下さいました。

 

 続けて、小田原市内で事業を営む若手経営者の皆さんが来室され、コロナ対策としての支援策について要望書を頂きました。要望の趣旨は、県が休業要請している業種の事業者に対し市が上乗せする形で実施する支援金給付では、限られた業種にしか行き渡らず、休業や時間短縮などを講じていながら県からも市からも支援を受けられない業種に、深刻な経営難に陥りつつある事業者が多数いることから、支援金の対象事業者を「感染症拡大防止協力を行っている全ての市内事業者へと拡大」すること。また、同じ要請を県に対しても行ってほしい、とのことです。


 この必要性については、この間市内の経済分野の実情を把握してきた中で、感染拡大防止を最優先に考え人の集まる業態に絞った支援策を打ち出してはいるものの、それではカバーできない事業者の窮状を目の当たりにしてきたところであり、市としても追加で実施すべき策として既に検討に入っていること、予算措置が出来次第実施に移していきたいと考えていることなどをお伝えしました。

 

 来室されたのは、峯自然園の一寸木さん、マツシタ靴店の松下さん、干物店「大半」の椙崎さん、そして県政の立場から支援している佐々木県議。要望書と合わせ、市内で頑張っておられる若手経営者の皆さんの署名も頂きました。これまで、小田原のまちづくりや活性化事業に一緒に取り組んできた皆さんばかりであり、市としても迅速に動いていかねばならないと、しっかり受け止めました。お三方がお越しいただいた貴重な機会なので、それぞれの経営状況、各業界の状況などを、その場でいろいろと聴かせて頂きました。 

| - | 16:06 | - | - |
新大学構想への期待

 大型連休の入り口となったこの週末。緊急事態宣言から半月余りが経過、県内では湘南や小田原・箱根が「来訪を控えてほしい」と宣言したこともあり、市内でも来訪者の姿はほとんど見られませんでした。例年この時期は、北條五代祭りを目前に控え、眩い新緑と鮮やかなツツジが沿道を彩り、イベント予告の幟旗が翻る中、多くの登城者を迎えて独特の高揚感に包まれるのですが、今年は全く静か。26日、市内の様子を見るべく巡回したのですが、車もほとんど通らず、歩道も地元と思しき人がわずかに散歩している程度。何とも寂しく切ないですが、多くの皆さんが外出自粛に協力して頂いているということの証左でもあります。来年は、例年通りの活気が取り戻せていることを祈ります。

 

  そんな中、関東学院大学小田原キャンパスでの新たな大学構想という明るい話題について発表ができたのは、とても嬉しくありがたいことでした。法学部が金沢八景の本学に移ってしまうと報告をされた当時は、たいへん落胆したものでしたが、その後、同学が誇る材料・表面工学研究所を核にした「国際研究研修センター」が設置され本間先生や高井先生らと親交を重ねてきたこと、法学部で開設された「地域創生特論」などに私自ら出講するなど関係を継続してきたことが、今回のご縁につながったものと受け止めています。

 

 「日本先端大学(仮称)」設置準備委員会委員長の西和彦さんとお会いするのは、先月に続いてこの日がまだ2回目。それでも、我が国のパソコン業界で一時代を築いた西さんの技術者としての知見、マイクロソフト副社長としてビル・ゲイツ氏らと共に活躍した国際舞台での経験、須磨学園を率いる教育者としての情熱など、非常に興味深くお聴きしました。長い年月をかけて温めてこられた今回の大学構想にはそれらが反映され、優れた才能を見出し徹底的に育て上げるために考えられた、良い意味で日本離れした「規格外」の構想であると受け止めています。

 

 学生さんが全国から集まり、全寮制であるため小田原に定住、学生生活を送り、講師の半分は外国人、授業の大半は英語、大手企業がスポンサーとなり学生のプロジェクトベースでの研究を受け入れるなど、この大学を起点に新たな活力が生まれ、関係が拡がっていくことでしょうし、市民の皆さんに開かれたキャンパスにも繋がっていくことでしょう。実現に向けての様々な課題を一つひとつクリアーし、2〜3年後の開学に向け協議が順調に進むよう、市としてもしっかりとコミットしていきます。

| - | 11:25 | - | - |
小田原に新しい大学構想

 24日、午後から臨時記者会見を開きました。案件は、「関東学院大学小田原キャンパスの今後について」。

 

 法学部が横浜に移転したのち、材料・表面工学研究所を核とする「国際研究研修センター」として活用されている小田原キャンパスに、「日本先端大学(仮称)」を開設するとの構想が進んでおり、その実現可能性について協議開催の申し入れがあったことから、会見を行ったものです。


 出席者は、関東学院大学の規矩(きく)学長、そして「日本先端大学(仮称)」設置準備委員会の西和彦委員長、ならびに私をはじめ文化部職員ら。西委員長は、かつて米国マイクロソフト社副社長、螢▲好ー社長などを歴任、当時のコンピューターソフト業界に先駆けて業界の発展に大きく貢献、一時代を築いた方。その後、いくつかの大学などで教鞭をとられ、須磨学園の学園長にも就かれながら、現在は東京大学大学院内の「IoTメディアラボラトリー」ディレクターなどを務めておられます。


 設置される大学の学部等は、IoTメディア、デジタル医療情報工学、材料・表面工学の3分野。学生数は1,120人、1〜2年生は全寮制での学びを想定、活躍のフィールドは世界を見据えておられます。すでに、学長をはじめ教授陣の選定にも入っており、スポンサー企業の協力を得ていくお考えです。協議を進め、2〜3年後の開学を目指したいとのこと。


 会見の詳細は、月曜日以降の日記などで紹介したいと思いますが、小田原の今後に大きな意味を持つ構想であり、実現に向け協議が順調に進むよう、市としてもしっかり協力していく考えです。

| - | 17:45 | - | - |
めだかサロンから要望、小田原箱根からのメッセージ

 21日、「めだかサロン」の皆さんから、「市立病院の先進的小児医療の充実と、重度医療的ケア児のデイサービス事業所の開設」に関する要望書を頂きました。


 「めだかサロン」は、平成21年に設立された市民団体で、「県西部にすべての子どもたちの発達を支援する拠点が必要」との考えのもと、発達障害児の保護者や医師、臨床心理士、元教員などのメンバーが集まって、勉強会を行うとともに、活動趣旨に基づく行政や関係団体への協力要請や要望活動などに取り組んでこられました。


 要望の中では、「障害を持つ子ども、特に重度の子どもの親になられた方々は、命の保証のない子供と1対1の待ったなしの子育てに、一人疲れておられるご様子が窺われます。」とされ、特に重度医療的ケア児への医療およびレスパイトの支援が不可欠とのこと。代表の大石さんらから、具体的に苦労されているご家庭の状況などを伺いました。


 福祉分野では、高齢介護などの分野の施策は比較的進んできましたが、障がい、特に重度の医療的サポートが必要な分野は、まだまだ課題が多いと認識しています。要望書を受け止め、今後の市立病院の機能整備や障がい福祉施策に反映できないか、検討してまいりたいとお話をさせて頂きました。

 

 23日、臨時記者会見を開き、「この大型連休に小田原箱根の観光をお考えの皆様へのお願い」を発出させていただきました。会見の設営は、小田原箱根商工会議所の鈴木悌介会頭に音頭を取っていただき、小田原市長、箱根町長、(一社)小田原市観光協会石田会長、(一財)箱根町観光協会勝俣会長を加えた5人で、共同会見に臨みました。


 詳細は市HPなどで情報提供をさせて頂きますが、緊急事態宣言下での外出自粛などですでに深刻な打撃を受けている小田原箱根地域の経済活動を早期に立て直していくには、とにかく感染拡大の一日も早い終息しかなく、そのためには観光客が大勢訪れて感染が拡大するような状況を作り出さないこと、すなわち、観光客が小田原箱根を訪れないようにすることが不可欠と判断。鈴木会頭の強い危機感のもと、経済界および行政・観光産業が一体となってメッセージを発出することとなったものです。


 観光が地域経済の最大の柱となっている小田原箱根地域が、観光客に来訪をご遠慮願うというのは、まさに断腸の思い以外の何物でもありません。しかし、今はそうしてでも、感染を終息させ、緊急事態を脱しなければならない。まことに苦渋の会見でしたが、それぞれが率直な思いを発信させていただきました。(小田原市長として出したコメントはこちら

| - | 13:34 | - | - |
城山中学校に「自治」揮毫

 17日、城山中学校の中島校長先生が、来室されました。昨年度末、前校長の西村先生から、城山中学校の生徒たちのために、色紙に「自治」「覇気」を揮毫して欲しい、そのうち「自治」については、道路に面したフェンスに掲出させて欲しいとのご依頼を頂いておりました。3月中に書かせて頂いたものが、新年度スタートを前にフェンスに掲出されたので、そのお礼にと、わざわざお越しいただいたものです。


 かねてより、城山中学校では「覇気」や「進取」などの文字を大きく掲出し、学校運営指針としての気概を示すと共に、中学生たちを鼓舞し、一体感のある学校運営を伝統的に続けて来られています。そうした中、市民の力で地域づくりを進めている小田原の歩みの重要な理念でもある「市民自治」や「地域自治」などに西村先生が共感下さったこと、また私が城山中出身であることなどから、ご依頼を頂いたものと理解しています。


 掲げて頂いた「自治」の文字は、少し力が入り勢い余って「治」の字画の末端がはみ出しているのですが、ご寛恕頂きました。母校の後輩たちが、中学生時代から「自治」を重んじる生き方を身につけてくれれば、こんなに嬉しいことはありません。

 

 さて、連日、市内各所へのヒアリングを続けています。

 

 先週17日には、東町にある小田原市土木建設協同組合をお訪ねし、譲原理事長、神谷副理事長らと面談。市内の土木・建設分野における市況と、今後の見通しを伺いました。土木系は、例年この年度初めは業務量の少ない時期であるものの、様々な工事案件が先延ばしになりつつあることから、今後は厳しくなるとの見通し。建築系は屋内作業も多くあることから現場作業そのものを見合わせる動きが出ていること、中国製の建築資材などの入荷が滞っていることなどから、仕事が動かなくなりつつあるとのこと。公共関係の発注をできるだけ急いでほしいとの要請も頂きました。

 

 21日は、労働団体である小田原・足柄地域連合の安池議長を、勤務先である箱根登山鉄道にお訪ねし、管内の雇用情勢などについて伺いました。地域連合に加盟しているのが比較的規模の大きい事業所であることから、今のところ傘下の企業などにおいては雇用不安のような状況はないが、連休明け以降も長期化するようだと、影響は出てくるであろうとのご懸念でした。


 建設や社会インフラ関係として、小田原市電設協力会の嶽本理事長らを飯泉の同会事務所に、また小田原市管工事協同組合の槇原理事長・中村副理事長を、卸団地内の組合事務所に、それぞれお訪ねし、業況や今後の見通しを伺いました。やはり、電設資材の供給が滞っているため、各種工事を進めることができないこと、建築などの着工そのものが見送られていること。ガス管路の工事などは、作業環境の観点から工事現場をつくること自体が自粛状態にあり、仕事が動いていないとのこと。いずれも、たいへん厳しい状況にあります。

| - | 14:21 | - | - |
緊急事態宣言から2週間

 7日に発出された緊急事態宣言から、2週間が経過しました。感染拡大が減速する兆しは今のところ見られず、過密な都市から地方へと抜け出す人口移動による、感染のさらなる拡散が懸念されています。

 

 国からの国民や事業者向け支援策の概要はほぼ決まりましたが、その実施にもう少し時間がかかりそうです。休業や時間短縮で感染拡大防止に協力頂いている事業者の皆さんへの市としての支援は、県の協力金給付と同じ枠組みで実施を予定しており、県の支給スキームが整うのを待ちつつも、スムースな支給ができるよう準備に入っています。


 市内5か所で行っている次亜塩素酸水の配布も、当初に比べ少し落ち着いた感じがありますが、それでも先週は連日3000人を超える皆さんが利用されています。医療や介護の現場で不足する防護資材等の確保には、引き続き手を尽くしているところです。医師会と連携しての医療体制の整備も、鋭意取り組みを進めています。


 短期終息の見通しがなかなか得られない中、経営者の皆さんから苦境と不安の声が直接数多く届いています。引き続き、講じるべき策を見極めつつ、追加支援を準備していきます。


 19日、二十四節気では「穀雨」。植物や生き物、農作物の生育にもたらされる恵みの雨が降り、いのちの営みが一気に活発化する季節です。前日に、市内で土砂崩れが起きるほど強い雨が一日降りましたが、19日はそれが嘘のように、5月のような陽射しが降り注ぎました。この日、石橋の佐奈田霊社では石橋山合戦840年祭が盛大に開催される予定でしたが、新型コロナウイルス対策で大幅に縮小、関係者のみで参道脇に植樹を行うことに。お招きいただいていたことから、植樹式には参加させて頂きました。


 相模湾をわたる風の吹き抜ける、すっかり新緑に包まれた境内は、社会全体がコロナウイルス禍の只中にあるとは思えない穏やかさ。帰りの道すがら、新緑の向こうに拡がる相模湾と、何も変わっていないように見える小田原のまちを、しばし眺めていました。

| - | 11:02 | - | - |
ヒアリング:各地場産業など

 16日、朝一番から新型コロナウイルス対策の庁内関係部局と、断続的に情報共有や打ち合わせ。本日17日に発表した経済対策の内容の詰めや、感染症拡大に対する医療体制、介護や看護の現場に対する防護資材の供給見通しなど、確認を進めました。

 

 この日は、小田原を代表する地場産業の各業界の様子について、ヒアリングを実施。小田原名産漬物工業組合の穂坂組合長とは、小田原駅前で営業されている土産店「まると」の店内で。小田原蒲鉾協同組合の杉山組合長とは、浜町の「蒲鉾会館」にて。木製品などを手掛ける事業者の組合組織「箱根物産連合会」の露木会長とは、経営される露木木工所の展示スペース「寄木ギャラリーツユキ」にて。小田原ひもの協同組合の山田組合長とは、経営する蟷外造遼楴劼砲董それぞれお話を詳しく伺いました。

 

 ひとくくりに地場産業といっても、その業界ごとに様子はだいぶ違いますし、同じ業界の中でも顧客層や取引先の構成によってかなり影響の差がでています。はっきりしているのは、「観光」関連市場への依存度が高い事業分野が極めて厳しく、一方で日常生活において消費される食材などは大きな影響を受けていない、ということ。したがって、箱根や市内での観光行動が戻ること、つまり感染拡大が終息し外出や飲食店利用の自粛が解かれることがとにかく重要であると、改めて認識。加えて、今般のような観光需要の浮き沈みによって左右されることが少なくなるよう、こうした機をとらえて各業界における市場戦略・商品戦略の見直しも必要ではないかと感じます。

 

 橘商工会では、小野澤会長や周東事務局長らと状況や対策について意見交換。同席されていた精肉店経営の小森社長から、8年間続けてきた「出張商店街」の顧客がここに来て増えていること、他地域からも出張の要請があることなどを伺いました。生活を支える商業機能、特に外出がままならない高齢者などが暮らす郊外の住宅街などに、食材や生活用品などを届ける「業態」として、出張商店街はその価値を増していると感じました。他地域でも展開できないか、検討するべきと感じます。

| - | 14:28 | - | - |
黒田基樹氏、会議所青年部

 既に各所での実施状況が様々に報道されていますが、市役所でも、市民の皆さんと接する各フロアのカウンターなどで、透明のフィルムなどを張る簡易な飛沫感染予防措置が行われています。窓口やカウンターの形状が少しずつ異なるため、市として統一の仕様は無く、所管ごとに工夫してくれています。

 

 市役所庁舎玄関では、次亜塩素酸水の配布が続いています。終日雨だった13日は2000人台でしたが、14日と15日はまた4000人近くまで増えており、職員やシルバー人材センターの皆さんにより、整然と配布作業が進んでいます。横を通りかかったところ、市民の方から感謝の言葉を頂きました。水を取りに来られる個々の方々への対応に加え、今後は市内の介護施設などで必要な分に対しても、何らかの対応ができるようにしたいと考えています。

 

 経済対策については、連日、国や県のレベルでの支援策が報じられていますが、数字や対象についての情報が先行するものの、支給の実務がなかなか始まらず、事業者や困窮されている皆さんの窮状が懸念されます。昨日も経済部職員らと、小田原市として打つべき対策について率直に意見交換。限られた財源の有効な活用について、見極めと実施を急ぎます。

 

 新型コロナウイルス感染症拡大懸念の中、例年この時期に連日行われる諸団体の総会などは全て中止となっているほか、庁内・庁外を問わずほとんどの対外的な公務は中止もしくは延期となっています。市長室への来訪者もグッと減っています。

 

 そんな中、13日には歴史家の黒田基樹さんが来室。北条氏の最新の研究では第一人者であり、2年間実施した北条早雲公顕彰500年事業などでも再三にわたり講演会やシンポジウムでご登壇頂きました。NHK大河ドラマの歴史考証なども担当されており、本市が進めている北条五代の顕彰活動に常日頃ご指導を頂いています。この日は、これからの顕彰活動や大河ドラマ化に向けたアクションについて、諸々意見交換をさせて頂きました。大河ドラマは2021年が渋沢栄一、2022年が鎌倉北条氏と決まっていますが、その後に向けて関係市町でしっかりと活動をしていきたいと思います。

 

 14日には、小田原箱根商工会議所青年部の今年度役員の皆さんが来室。新会長の大谷さん、直前会長の加藤さん、副会長の石塚さん、小関さん、専務理事の松蔭さん。いずれも、地域の経済活動を支える若手経済人であると共に、これまでにも活発なまちづくり活動や経済イベントなどを担って来られた皆さん。私から期待の思いをお伝えしつつ、それぞれの皆さんが関わる地域経済の現場の状況についてその場でヒアリング。新型コロナウイルス感染症拡大という、いわば「非常時」の会議所青年部役員として、感染終息後を見据え、青年部だからこそできる活動を元気に展開して頂くようお願いしました。

| - | 11:41 | - | - |
CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT TRACKBACK
モバイル
qrcode
LINKS
PROFILE