加藤けんいち日記

小田原短期大学、産業能率大学

 29 日午後、小田原短期大学で行われた、「おだたん人間成長講座」の講師として、 1 時間の講義を行わせて頂きました。

 

 この春に入学された 1 年生全員を対象とした講義で、本市の教育委員をお務め頂いている吉田眞理学長から直々のご依頼を頂いたものです。お題は「社会の形成者としての市民の役割」。国際医療福祉大学や関東学院大学法学部でも講義をさせて頂く機会がありますが、小田原短期大学では過去にシンポジストとして登壇したことはあるものの、講義は初めて。同学の学生さんや先生方には、本市における子育て支援活動や食育の実践に日常的にたいへんご協力を頂いていること、また卒業生が市内で就職することも多いことから、準備には念を入れて臨みました。

 

 内容としては、小田原市の概況、まちの特徴から始め、国内の地方都市が直面する課題、小田原での状況を伝えた上で、 2008 年の市長就任以降に取り組んだ総合計画や自治基本条例の市民参画による策定、小田原が直面していた各種地域課題の紹介、それらに対する市民協働での様々な取り組み、ここ数年の SDGs や地域循環共生圏などの潮流、おだわら市民学校などの新たなチャレンジなどを説明。最後に、これから学ぶ学生さんたちへの期待を込めたメッセージを送りました。

 

 200 人ほどの学生さんたちは、熱心にメモを取りながら講義に耳を傾けてくれました。保育士や栄養士など、市民生活に密着した分野の仕事に就くであろう若者たち。 2 年間という短い学びの期間を大切に過ごし、しっかりと成長して頂きたいと願っています。

この日の夕刻、伊勢原にキャンパスをもつ産業能率大学の湘南事務部長・木村さんと、同学と協力関係にある湘南ベルマーレのホームタウン小田原担当の佐藤さんらが来室されました。

 

 カリキュラムの中にスポーツマネジメントの科目を展開している同学は、県内各市町をホームタウンとしている湘南ベルマーレを支援しつつ、学生たちの学びの実践として、ベルマーレの様々な活動に参画されています。そうした一環で、毎年初夏の頃のベルマーレ公式戦が「産業能率大学スペシャルデー」と銘打って開催され、そこにホームタウンの各市町の中学生をご招待いただいています。今年も 70 枚ほどの招待券を頂き、小田原市内の各中学校を通じて生徒たちが J リーグの公式戦を観戦させて頂くことになりました。 6 月 30 日、湘南ベルマーレとセレッソ大阪の一戦です。サッカー人口が増え関心を持つ中学生も大勢いる中、とてもありがたいことです。木村さんとは、今後様々な分野において、小田原市と同学との交流や連携も模索していきたい旨、想いを共有させて頂きました。

 

 今シーズンの湘南ベルマーレは、現時点の順位はリーグの中位に位置し、毎試合熱戦を繰り広げています。走り抜いて勝つ湘南スタイルはすっかり定着し、今シーズンは何としても上位に食い込んでほしいものです。小田原市のホームタウンデーなども予定されていますので、引き続き小田原を挙げて声援を送りたいと思います。

| - | 17:20 | - | trackbacks(0) |
斎場施設見学会

 27 日、建設事業が進んでいる小田原市斎場の見学会が開かれました。

 

 火葬炉や待合室などがある施設棟の工事がほぼ終了し、 7 月 1 日からいよいよ供用開始されるにあたり、この建設事業に共に取り組んできた近隣 1 市 5 町(南足柄市、大井町、松田町、箱根町、開成町、山北町)の首長、議会議長、県や各市町の担当者、各議員の皆さん、そして地元地区の代表者の皆さんなどに、施設の内容を見て頂くべく開催したものです。

 

 雨に濡れることなく乗降ができる車寄せスペース、広いエントランス、個別に仕切られたお別れ室、足柄平野を一望する待合室、小さなお子さんが過ごせるキッズスペース、小田原産木材を用いたテーブル、各所にあしらわれた寄木の壁掛けなど、大切な人との最後のお別れに来られる皆さんの気持ちに寄り添うべく、落ち着いて過ごして頂けるよう配慮がなされています。

 火葬炉は 9 基、最新の制御システムにより炉内の状態がコントロールできるようになっており、万が一不具合が生じても手動に切り替えが可能です。全体として、利用される皆さんと管理スタッフの動線が明確に分けられています。

 

 施設棟の工事期間中、待合室は仮設の建物をご利用頂いていましたが、新しい施設棟の完成に伴い待合室を一部供用し始めており、仮設棟はすでに除却、駐車スペースと車路の設置工事が始まっています。また、広域農道からの進入路を設置する用地では文化財試掘などが行われている段階。施設棟は 7 月 1 日から供用開始しますが、現火葬棟の除却が済み、外構部および駐車スペースが完成するのが 12 月末。さらに広域農道からの進入路が完成しすべての整備事業が完了するのが今年度末となる予定です。

 

 平成 10 年に整備への検討が始まった斎場建設。用地の検討、各種環境調査、事業手法の見極め、地元の皆さんとの様々な調整など、様々な経緯を経てきた事業だけに、実質的なお披露目となったこの日を迎えられたことに、たいへん感慨深いものがあります。共に事業を進めてきた近隣市町の歴代首長、苦労をかけてきた各市町の担当職員、事業の推進にご理解を頂いて来た地元地域の皆さん、質の高い建設工事を行っていただいた事業者の皆さんなどに、改めて感謝の気持ちを伝えました。

| - | 12:02 | - | trackbacks(0) |
SNOA 、子育て支援フェス、桑原先生

 5 月とは思えない陽気となった 26 日は、終日公務で様々な交流を堪能しました。

 

 朝一番で新玉小学校へ。今年から「新玉フェスティバル」と改称した健民祭で皆さんの様子を拝見。児童数の減少などの中、種目に工夫を凝らし、多世代が楽しく交流されていました。

 

 そこから、早川のミカン畑へ。 SNOA (シニアネットワークおだわら&あしがら)の皆さんが企画した、農園の整備作業とバーベキューに立ち寄らせて頂きました。地元農家さんの指導のもと、かつて荒れ放題だった柑橘栽培の農地を SNOA さんの大勢の会員さんたちで開墾、整備され、柑橘の苗木を植樹。今ではかつての荒廃が想像できないほど、綺麗に管理されています。昨年度から小田原市として取り組んでいる「生涯現役促進地域連携事業」も SNOA さんには中心になって活動頂いており、発足から 4 年目の現在、会員数は 150 名ほどに増加。最近は、この活動に注目する関東学院大学の学生さんたちも合流、若手の存在が更なる活性化に繋がっています。初代代表の市川さん、現代表の安藤さんをはじめ、地域の企業を務めあげた実務能力に加え、郷土への愛情、仲間同士の結束により、「プロダクティブ・エイジング」を地で行く、小田原の元気なシニア世代の象徴のような皆さん。これからも大いに活躍頂けることでしょう。

 

 農道わきで着替え、そのまま箱根の関所へ。今年で設置から 400 年を迎えた箱根関所を祝う「箱根関所まつり」オープニングに参加。はこね親善大使の八代亜紀さんも参加されての、箱根神社から箱根駅伝ゴール地点までの大名行列も行われるなど、大いに賑わっていました。

 

 箱根山を下り、マロニエへ。子育て支援フェスティバルが賑やかに開催されていました。年々、参加する諸団体の出展内容も充実し、参加者も増えているとの実感があります。ここ最近、小田原短期大学の学生さんたちが大勢参加され、大学としてのコーナー運営だけでなく、各団体の出展をサポートする役として大活躍。心強い連携が保育士さんや諸団体との間で進んでいます。また、隣接するイトーヨーカドーでは、「ママへのごほうびフェスタ 2019 in ODAWARA 」が開催されており、その一角で、キリンビバレッジ株式会社より小田原市へ、絵本の寄贈セレモニーが行われました。同社では「こども文庫プロジェクト」として全国の図書館や幼稚園へ絵本を寄贈されており、その一環の取り組み。頂いた「小岩井こども文庫絵本」 100 冊は、市内の保育園に配布させて頂きます。

 

 街なかに戻り、アオキ画廊で開かれていた、写真愛好家の長山武夫さんの第 4 回写真展「密林の王者〜ベンガルトラ〜」を拝見。昨年はゴリラ、その前はホッキョクグマを題材にされ、現地で、ごく至近距離から撮影した迫力ある写真を、毎年拝見してきました。野生のトラの生態、インドでの撮影行の様子などを伺いながら、長山さんの衰えぬ情熱に感服。来年の企画も動き出しているようです。

 

 市民会館では、小田原少年少女合唱隊&マルベリー・チェンバークワイアによる第 56 回の定期演奏会が開かれており、途中から鑑賞させて頂きました。この演奏会は、 56 年間ご指導にあたられてきた桑原妙子先生の 80 歳バースデーコンサートでもあり、会場には友好関係にある複数の合唱団も参加され、小田原の至宝である合唱隊の指導に尽くされてきた桑原先生へのお祝いの雰囲気が充ちていました。最近入隊したばかりの可愛らしいお子さんから、数十年前に隊員だった OB ・ OG らも加わって、楽しくも和やかな、そして美しいハーモニーを堪能させて頂きました。終了後のレセプションでは、改めて桑原先生にお祝いのメッセージとこれまでのご功績への謝意をお伝えするとともに、「杵屋響泉さんはつい最近 105 歳で CD デビューされました。先生にはまだまだご活躍を頂きたい」と激励させて頂きました。

| - | 17:27 | - | trackbacks(0) |
令和レリーフ、港の夜市大作戦

 24日、市内で建築板金工を営む柳川辰男さんが来室され、新しい令和の時代を記念して製作された銅板製レリーフ(文字看板)をご寄贈いただきました。

 

 昨年度、厚生労働大臣より「卓越した技能者(現代の名工)」として表彰された柳川さんは、住宅や神社の屋根工事はもとより、精密な技術を必要とする飾り物などを製作する技能を有しておられ、特に銅板を手工具で打ち出して加工する鬼飾りや文字看板製作は得意とするところ。そうした技術を用いて製作された、「令和」がくっきりと立体的に浮き上がったレリーフは、とても見事なものでした。

 

 今回は、大小2つのレリーフに加え、令和を寿ぎ銅板製飾工法でつくられた「鶴亀」も頂きました。作品は、小田原文学館に飾らせて頂き、多くの来館者にご覧頂く予定です。
 

 5月とは思えぬ陽気となった25日。小田原漁港に面する小田原市公設水産地方卸売市場(魚市場)にて、「港の夜市大作戦」が初めて開催されました。

 

 「魚市場」といえば、朝一番で鮮魚が水揚げされる場所であり、一般的には「朝」のイメージが強い空間。これまでも、イベントとしては真夏の日中に行う「みなとまつり」、やはり朝からお昼過ぎにかけての「あじ・地魚まつり」など、鮮魚をメインにした日中の企画となっていました。今回は、そうした賑わい空間としては活用されたことのなかった「夕方から夜」の時間帯に着目し、「魚市場」という空間の新たな可能性を引き出したものです。この企画は、若手の漁師・鮮魚商・水産加工業者・魚市場関係者らで1年前に立ち上げられた「小田原地魚大作戦協議会」の皆さんによる、若い水産関係者のヨコの繋がりから生み出されました。

 

 開催時間は午後3時から夜8時まで。私は夕方が近くなった5時半頃に会場に到着しました。この企画を訊いた段階で「これはきっと成功する」との直観があり、また直前に新聞各紙も大きく取り上げて頂いていたので、盛況は間違いないと思って行きましたが、魚市場内を埋め尽くす予想以上の人の多さに仰天。300席は用意したという飲食用の客席はビッシリ埋まり、大作戦協議会の皆さんが開発した「とろサバ棒」や、最近水揚げが増えたアジのフライなどが並ぶ飲食ブースは、いずれも長蛇の列。魚市場から漁船で海上に繰り出すナイトクルーズの乗船券は早々に完売、ステージではフラダンスなどが賑やかに披露され、会場の上にはたくさんの提灯がぶらさがり・・・全体として、アジアのフードコートのような開放的で和やかな空間が現出しており、想像をはるかに上回る盛況でした。

 

 協議会の田川会長をはじめ若手メンバーは忙しく立ち回りながらも、この盛況に大きな手ごたえを感じたようで、「いろんな反省材料を整理して、次回以降に繋げたい」と意欲満々。小田原市漁業協同組合の高橋組合長も、「みなとまつり、あじ地魚まつりに、この「港の夜市」を加えて、三本柱で行ける」と大喜び。そして、何より印象深かったのは、来場された様々な世代のお客さんたちが、腰を据えてじっくりと楽しんでおられたことです。初夏の空気が漂い、潮風のかおる、夕暮れ時の魚市場。日常から解放され、美味しいものを囲みながら、人々の賑わいを楽しめる大空間として、この「港の夜市」は新しい可能性を提示してくれました。地魚大作戦協議会の皆さん、ありがとう。今後の継続と進化を大いに期待したいと思います。

| - | 17:25 | - | trackbacks(0) |
街路事業促進協、市美展、ママジョブサミット

 23日は、朝から横浜へ。神奈川県都市計画街路事業促進協議会の総会に、会長として出席しました。長い名称の通り、県内各地域の街路整備を促進するための協議体で、地域における市民生活や経済活動の重要な都市基盤であり、災害時には緊急輸送路や災害拡大遮断などの役割も果たす重要街路の整備に向け、各種要望活動や先進事例の研究などに取り組んでいます。県内の多くの市町が加盟しており、この日も各市町の担当部局の皆さんが参加されました。

 

 総会終了後、「自動運転時代の新たなモビリティサービスへの挑戦」と題した講演が行われ、私も時間をやりくりして拝聴。講演者は、螢妊ー・エヌ・エー オートモーティブ事業本部にて、関連する各種サービスの開発を手掛ける左向貴代さん。ゲームソフト開発で蓄積した高度なICT技術をベースに、近年サービスとして開発してきた個人ユーザー間のカーシェアアプリや、タクシー業界と連携して開発した配車アプリ、そして自動運転によるタクシー運行の実証実験など、この分野で急速に進む技術進化の様子について、詳しく伺うことができました。少し前まではSFの世界と思われていた各種技術が、まさに現実のものとして実装化されつつあることに驚かされます。地道な地域課題への取り組みを進めつつ、こうした分野の動向をしっかり注視していきたいと思います。

 

 総会終了後に急ぎ小田原に戻り、午後の公務との合間を縫って、生涯学習センターけやきにて開催されている「第72回 小田原市美術展覧会(市展)」の前期展示の会場へ。洋画・日本画・版画・彫塑の各分野の出品作をじっくり拝見しました。ここ2年ほどの間に、展示パネルの新調、床面の張替を行ったため、以前よりもスッキリとした空間の中で展示ができたことに、関係者の皆さんは喜んでおられました。

 

 洋画部門で2年連続の市長賞を獲得された上出雅彦さんの「ブコー醤油醸造」をはじめ、今年も秀作ぞろい。「西相美術協会」の田僂気鵝η靆擇気鵑蕕乏萄酩覆硫鮴發覆匹鯆困ながらの作品鑑賞は、とても豊かで楽しいひと時となりました。前期は26日まで、後期(工芸・書道・写真)は6月5日から9日までとなっています。

 

 夕刻、小田原を拠点に母親たちの元気な暮らしや仕事を応援する活動を続けているNPO法人「mama’s hug(ママズハグ)」の山本さんと吉野さんが来室。6月1日にダイナシティの小田原ガスショールーム「ecolia」にて開催される「第2回 mama jobサミット@小田原」のご案内を頂くとともに、当日出席できない私からのビデオメッセージ収録が行われました。

 

 出産し、子育てに取り組みながら、一方でそれぞれのキャリアやスキルを活かしたり、「何かしたい」「仕事がしたい」「社会の役に立ちたい」と思っている母親のために、そうした思いをもつ母親のコミュニティをつくり、就業に関する視野を広げ、実際の就業とのマッチングに繋げていくとの目的で行われるイベント。当日は、「ママを健康で幸せいっぱいにするお仕事」「都内から小田原へ移住 ママとしての仕事の仕方」「ママのキャリア・女性の働きたい気持ちを応援する」「資格を活かした自分らしい仕事の仕方」などのテーマで、それぞれゲストからのお話を伺えるとのこと。ぜひとも多くの皆さんに参加いただき、元気に活躍いただきたいと、ビデオメッセージに語らせていただきました。(詳しくはママズハグHP

| - | 17:16 | - | trackbacks(0) |
ジオパーク総会、県総合計画審議会

 22 日、午前中は入生田の地球博物館で行われた「箱根ジオパーク推進協議会 総会」に、協議会副会長として参加。事業内容及び予算の昨年度報告と今年度計画についての審議、昨年度実施したフォトコンテストの講評、そして 19 日に警戒レベルが引き上げられた箱根山の状況についての報告が行われました。

 

 フォトコンテストでは、過去最高となる 450 点以上の応募の中から選ばれた優秀な作品について、箱根・強羅の箱根写真美術館の遠藤館長による講評を聴きながら、スクリーンで写真を拝見。コンテストの初期では、いわゆる絵葉書的な構図や風景の写真が多かったそうですが、今回はかなりテーマ性を持たせた写真が多く、私も見たことのない、特徴的な地層や節理、滝や岩石、中央火口丘全体を捉えた構図など、魅力的な作品が多数紹介されました。隣室で展示されていた他の作品も含め、改めてこの地域の自然の豊かさ、地質学的な特性、その上に形成された民俗や暮らしぶりの特徴と豊かさを感じました。

 

 温泉地学研究所の加藤所長による直近の火山活動の報告では、国内随一と言ってよい観測体制による様々な火山活動データをもとにした、ここ数年およびここ数日の箱根山の動きが詳しく解説されました。大涌谷での 2015 年の小規模噴火を発端とした警戒レベル引き上げ時に比べ、今回気象庁が注意喚起をしている火山活動レベルはかなり低いものであることが、それらのデータから明らかです。しかしながら、レベルの引き下げには一定期間にわたる活動の沈静化が確認される必要があるため、どうしても 1 ヵ月以上はかかるとのこと。引き続き、状況を克明に監視するとともに、正確な情報の発信、それを踏まえた冷静な対応が重要であると話されていました。

 

 午後は、横浜へ。昨年度より就任している神奈川県総合計画審議会委員として、神奈川県総合計画の第 3 次実施計画素案の審議に臨みました。

 

 4 月に統一地方選挙があり、黒岩知事も 4 月 7 日に 3 選を果たされたところですが、その選挙で掲げられた「コミュニティの再生による笑いあふれる 100 歳時代」というキャッチフレーズが、今回の実施計画案に「 4 年後の目指す姿」として掲げられています。しかし、知事がこの方針を掲げたのがごく最近であるため、県の政策部局で練り上げてきた素案の内容には、「コミュニティ再生」と各実施計画の中身における繋がりがまだ明確には示されていませんが、市町村との意見交換や課題共有を今後進めるとのことです。

 

 地域社会が直面する諸課題を解決していく上で、「コミュニティ」が包含する政策領域は多岐にわたり、それゆえに「コミュニティ」が果たしうる役割はきわめて重要であることから、小田原市はもとより、市民生活や地域課題に密着している各基礎自治体では「コミュニティ」の充実に相当のエネルギーを注いでいます。今回、黒岩知事が「コミュニティ再生」に着眼し 3 期目のスローガンに組み込んで頂いたことは大いに歓迎するところであり、ぜひともその推進を期待するものです。

 

 私からは、実施計画の大きな方向性にコミュニティ再生をしっかり位置付けて頂きたいこと、具体の実施計画内容とのつながりを明確にすること、加えて、これまでコミュニティに取り組んできた基礎自治体での取り組みを後押しする形で取り組んで頂きたいと、意見を申し述べました。

| - | 19:00 | - | trackbacks(0) |
茶道裏千家淡交会、寄居北條まつり

 18日は、箱根湯本にて開催された「茶道裏千家淡交会 第48回関東地区大会」に出席しました。

 

 同会は、千利休を源流とする茶道を受け継ぎ、茶道文化の継承や発展、それを通じた地域文化振興や国際交流などに取り組んでおられ、小田原支部の皆さんからは昭和57年よりほぼ毎年、小田原市に社会福祉基金としてのご寄付を頂くとともに、様々な催事での呈茶ブースで茶の体験機会を広く市民に提供いただくなど、多岐にわたり活動されています。

 

 今回の大会は、関東地区の各支部が一堂に会する大規模な集まりで、富士屋ホテルの宴会場を埋め尽くす1000人以上の皆さんが参加。会の冒頭には、千利休や物故された歴代役職者らの鎮魂となる「茶湯(ちゃとう)」式(献茶)が家元である千宗室氏によって厳かに行われ、続いて式典が盛大に挙行されました。小田原からの関係者の参加も多く、またこれだけの規模の大会を運営するにあたっては、小田原支部の皆さんもさぞ大変だったことでしょう。

 

 小田原と「茶」の縁は深いものがあります。古くは、秀吉の小田原攻めに際し千利休が招かれ江之浦の天正庵にて茶席が開かれたこと、近代では三井財閥の中心人物であった鈍翁・益田孝、三越百貨店社長などを歴任した幻庵・野崎広太、電力王であった耳庵・松永安左ヱ門という「小田原三茶人」の存在、また近年では現代芸術作家の杉本博司さんによる「近代小田原文化財団」の活動において、利休の故事にちなんだ創作能が演じられています。小田原の地で受け継がれてきた「茶の文化」。今後もしっかりと継承し発信していくべきものです。
 
 19日は、朝一番で前羽地区健民祭へご挨拶に伺った後、埼玉県寄居町へ。第58回「寄居北條まつり」に参加しました。

 

 北条氏康の息子達である氏政・氏照・氏邦の3兄弟は、それぞれ小田原・八王子・鉢形の各城を拠点に領国経営を固め、北条五代の全盛期を支えていました。その兄弟の絆をもとに、八王子市・寄居町・小田原市で平成28年に姉妹都市盟約を締結し、その関係を大切に育ててきています。毎年行われる寄居北條まつりにも、小田原市観光協会、北條手作り甲冑隊、小田原ちょうちん踊保存会などの皆さんと一緒に伺っており、今年も大勢で参加させて頂きました。

 

 この日の寄居は天候に恵まれ、暑いくらいの日差しの中、地元諸団体や北条ゆかりの各地域の甲冑隊などによるパレードから始まり、鉢形城の岸壁を対岸に臨む荒川・玉淀河原での式典、ひきつづいて往時の合戦を再現した武者隊の攻防戦が繰り広げられました。

 

 5月2日・3日に小田原で開催された北條五代祭りなどでも集まった八王子・寄居の皆さん方と、この日も改めて交流を深め、北条三兄弟の絆を確かめ合った一日となりました。

| - | 18:27 | - | trackbacks(0) |
臨時議会、道路整備全国大会

 19日午前2時過ぎ、箱根山の火山活動が活発化しているとして、気象庁は噴火警戒レベルを2に引き上げると発表しました。小規模な噴火を契機に警戒レベルが引き上げられた前回の期間中は、観光客や地域住民の安全確保策、観光経済への影響対策などで、地域は大きく揺れました。今回はその経験を踏まえ、まずは安全第一での対応が進められることになります。とはいえ、箱根観光に大きく依存する地域経済への影響が懸念されます。適切な情報発信なども含め、県や箱根町としっかり連携していきます。


 また、今夜から明日にかけては、県西地域もかなりの雨量となる見込みです。前線が通過する時間帯は特に注意が必要。今日のうちに水防体制の確認を行います。


 17日、小田原市議会5月臨時会が開かれました。


 統一地方選を経て議員の顔ぶれが大幅に変わってから、初めての本会議。新たに市議会議員になられた11名の皆さんが加入したことに加え、会派の席次もかなり入れ替わりがあったので、執行部側から見る議場内の様子はだいぶ変化がありました。


 早速に新しい議長・副議長の選出が行われ、議長には奥山孝二郎議員、副議長には大川裕議員が選任されました。各種報告と補正予算など議案は全て可決、最後に監査委員として鈴木美伸議員が選任され、この日の議事は全て終了。


 来月には6月定例会が始まります。新たな顔ぶれ・会派構成となった市議会、そして執行部側も新たな部局長体制と、双方が新たな気持ちでの定例会となります。


 16日は、午前中に庁内での打ち合わせ等を済ませ、東京へ。毎年度この時期に行われる、「道路整備促進期成同盟会 全国協議会」の通常総会、ならびに「命と暮らしを守る道づくり全国大会」に参加しました。


 平河町の砂防会館別館には、全国各地から都道府県の旗に引率された、市町村長や各議員、道路整備関連部局の職員らが集結。約1600人もの人たちが一堂に会し、協議会の議案審議、意見交換、決議文の採択などを行い、大会終了後は各都道府県選出の国会議員に決議文を届ける要望活動が行われました。


 この日は、衆議院の本会議が重なったため、壇上に臨席する衆議院議員の姿がなかったこと、また大会終了後の要望活動ができなかったことは残念ですが、神奈川県からは近年で最多の12人の首長が参加、道路整備に向けた意識の高まりを感じました。

| - | 17:23 | - | trackbacks(0) |
地域事業所と防災協定ほか

 13日、横浜で開催された神奈川県市長会の今年度第1回目の市長会議において、会長である小林・厚木市長より「永年勤続功労者表彰」を頂きました。県市長会の規定により、市長任期が12年目になる市長に対し表彰が行われたものです。日頃、様々な皆さんに表彰状や感謝状をお渡しすることは度々ありますが、表彰を受ける立場になることは、これまでほとんどありませんでしたので、何か不思議な、面映ゆい気がいたします。

 

 同日、市内栢山を拠点にスイミングスクール事業などを展開されている「スポーツプラザ報徳」さんと、周辺の自治会(東栢山自治会協議会、柳町自治会、堀之内自治会)、そして小田原市の間で、「災害時における施設使用等の協力に関する協定書」が締結されました。

 

 これは、地震や風水害などの災害が発生したときに、周辺住民に対し、スポーツプラザ報徳の施設を避難場所として提供すること、およびスポーツプラザ報徳が所有する井戸水などを提供することを定めた協定。協力内容として、以下の5点を明記しています。
 ・地域住民の避難場所としての施設の使用
 ・井戸水及びプール水の生活用水等としての提供
 ・停電時における自家発電装置による井戸水の提供及び携帯電話の充電等電気の提供
 ・近隣家屋等の火災発生時における消火用水の提供
 ・地域住民の避難受け入れおよび井戸水等の提供に要する人員の提供

 

 過去に発生した全国各地の災害現場の様子などをつぶさに踏査され、防災対策に関心の高い安藤博二会長の発意により、こうした包括的な防災協定が実現しました。避難場所としての使用だけでなく、井戸水や電気、さらには人員の提供までを含めた協定は、本市では初めて。また、地域事業所・地域住民・市の三者での協定も本市初です。たいへんありがたく、また心強いお申し出であり、締結式に参加された周辺自治会の皆さんも非常に感謝されていました。こうした動きが、今後市内の他地域にも拡がっていったら素晴らしいと思います。

 

 14日には、県西地域の大手事業所の労働組合などで構成される「小田原・足柄地域連合」並びに「小田原・足柄地域労働者福祉協議会」の皆さんが来庁され、過日行われた「第90回小田原・足柄地域メーデー」で集まった募金や模擬店売り上げの一部を、被災地への寄付金としてお預かりしました。

 

 寄付先は、熊本地震発生から3年が経過した熊本市。本市からは昨年度より職員を派遣して復興への支援を行っていますが、地域連合・労働者福祉協議会の皆さんも3年連続で現地へのご寄付となります。小田原城天守閣に設置した熊本城復興支援の募金箱にも、今なお来館者からの浄財は途切れることがありません。「お城」のご縁による様々な皆さんの想いが繋がり続けていることを感じます。

| - | 17:27 | - | trackbacks(0) |
行事が多い5月の週末

 年度初め特有の忙しさがある4月が終わり、寒の戻りも減って爽やかな天候が訪れる5月は、民間や諸団体における週末の諸行事が増える季節でもあります。大型連休後最初の週末だった12日も、朝から夜まで様々な催しが続きました。

 

 朝一番は、小田原漁港の水産市場における「小田原あじ・地魚まつり2019」。水産分野の生産・卸・小売にあたる、小田原市漁業協同組合・蠑田原魚市場・買受人組合の三団体がガッチリと連携した、旬の地魚と関連する食やサービスが一堂に会するイベントで、今年が7回目。4月下旬くらいから、アジ・サバ・イワシなどがまとまって水揚げされるようになっており、イナダやワラサといった回遊魚も網に入る季節。9時の販売開始前から、小田原の新鮮な魚を求める皆さんがクーラーボックスを手に長蛇の列。市場は関係者がひしめき大いに賑わっていました。

 

 そこから、酒匂川サイクリング広場へ急行。今年で29回目となる、市最大の環境イベント「クリーンさかわ」に合流しました。私たちの母なる川である酒匂川の環境を守ろうと、流域の住民・学生・企業・諸団体が参加して行われる清掃活動で、河口から報徳橋付近に至る両岸に、今年も昨年同様4000人近い皆さんが参加。近年はゴミの量がだいぶ少なくなってきましたが、それでも4t近い量のゴミが集められたようです。

 

 ひと休みし、午後からは2つの総会。ひとつは、生涯学習センターけやきで行われた、小田原市母子寡婦福祉会の大会。昨年創設70周年を迎えたこの会は、近年増加傾向にある母子・父子家庭を地域で支える重要な役割を果たしています。大会の中で行われる表彰式と、母子家庭で元気に育っているお子さんが、日頃頑張っているお母さんに送る作文には、いつも胸を打たれます。

 

 もうひとつは、保健センターで行われた小田原市古紙リサイクル事業組合の総会。同組合と市自治会総連合、市が協力して、小田原では固有の古紙リサイクルの仕組みが育っています。近年、その中心であった古新聞の回収量が、新聞購読者の減少に伴い最盛期の半分まで減少していますが、高齢者宅への戸別回収や、「その他紙」回収の啓発など、小田原の資源リサイクルにとって大変重要な役割を果たして頂いており、改めて感謝を伝えました。

 

 夕刻は、お堀端コンベンションホールで開かれた、湘南ベルマーレフットサルクラブの2019/2020シーズンのキックオフイベント「出陣2019」に参加。古川剛士CEOを中心とする経営・運営陣の充実、奥村監督率いる選手層の強化・成長、そして県西地域3市8町という広域でのサポーター体制の広がりという、他のフットサルクラブでは見られない連携体制が、年々しっかりと育ってきていることが実感できる、たいへん賑やかで力強い出陣式となりました。昨年は4位だった湘南ベルマーレ。今年はプレーオフに食い込み、優勝を果たして、各ホームタウンで優勝パレードを行ってほしいと、3市8町の首長を代表して激励させて頂きました。

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