加藤けんいち日記

ふれあい子どもフェス、チュラビスタ、市民文化祭

 朝夕の空気が、ようやく秋らしくなってきました。涼しさが増す一方、ラグビー W 杯は次第にヒートアップへ。週末の日本 vs アイルランド、そしてワラビーズ vs ウェールズを控え、緊張と興奮が高まってきました。両チームとも難敵に勝利し、決勝トーナメントへ前進することを祈っています。

 

 25 日夜、東京のオーストラリア大使館では、ワラビーズ特別歓迎レセプションが開かれ、キャンプ地首長としてご招待を受けました。リチャード・コート大使ご夫妻、オーストラリアラグビー協会のレリーン・カッスル会長、ヘッドコーチのマイケル・チェイカ氏および選手らからのスピーチなどが続き、優勝に向けた思いが共有されました。オーストラリア関係者が居並ぶこの席で、レリーン会長から小田原について「もはや日本でのホーム」などの表現を用いた感謝の言葉が何度も語られ、私も担当職員らも感動。大使館職員の皆さんからも個別にたくさんの感謝の言葉を掛けて頂きました。オーストラリアと小田原の関係が特別なものとなっていることを改めて感じた、とても嬉しい一夜でした。

 

 23 日も複数の公務で終日動いていました。

 

 朝一番は、小田原アリーナでの「ふれあい子どもフェスティバル」。小田原市子ども会連絡協議会と市の共催で、市内の各小学校区の子ども会が一堂に会し、総勢で 400 名ほどの小学生が様々な競技やゲームを通じて、心身の健康を育むとともに、他校の友達と友情を育んでほしいとの願いで開催された企画。学年も地域も異なる子どもたちが混ざり合い、 5 人一組のチームを作って力を合わせることは、子どもたちにとっても貴重な体験になったことでしょう。

 

 お昼過ぎにハルネへ。アメリカの姉妹都市・チュラビスタ市との間で今年度も行われた「海外姉妹都市青年交流事業」に参加した 4 人の青年たちによる報告会が開かれました。 8 月上旬から約 2 週間に渡りチュラビスタの若者たちが小田原に滞在、引き続き 8 月中旬から小田原の若者たちがチュラビスタに滞在し、相互の交流をベースに、様々な国際交流を重ねました。首都圏の大学に通う 4 人の女性たちは、それぞれに目的を持って参加していましたが、晴れやかな表情から約 1 ヵ月間の経験がとても充実したものであったことが窺えました。この経験を小田原の活性化や国際交流の進展に活かしてほしいと思います。

 

 夕刻は、市民交流センター UMECO にて、今年 66 回目を迎える「小田原市民文化祭」のオープニングとなる交流会が開かれました。今年の参加団体は 30 ほど、 UMECO の会場には昨年以上に多くの皆さんが集っていました。実行委員長である「こゆるぎ座」座長の関口さんの挨拶を皮切りに、参加各団体が持ち時間 4 分でそれぞれに活動内容などを PR 。私も最後までじっくり聴かせて頂き、改めて小田原の文化活動の層の厚さを実感。私からは、市民ホールの開館まで 2 年を切ったこと、そこから溢れて余りある小田原の芸術文化活動を皆さんの総力で大いに育てて頂きたい旨、メッセージをお伝えしました。歌あり、演奏あり、踊りありの、実に明るく和やかなひと時となりました。

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医師会合唱団、メリーカップ、雨中の表彰式

 後半の三連休も、諸行事が多く開催されていました。

 22 日。事前の予報では雨でしたが、前日に引き続き雨の気配はなく、むしろ晴れ間の多い運動会日和。午後一番で東富水地区の区民祭をお訪ねし、しばしプログラムを観戦。小さな子どもからシニア層までが一緒になって競技に熱中し盛り上がる様子は、とても嬉しいものです。

 

 市民会館大ホールでは、小田原医師会合唱団の皆さんによる定期演奏会が、満員の観客を迎えて開かれました。今年で 11 回目を迎えた演奏会、初めは 10 人ほどのメンバーだったのが、現在は 40 人を超え、医師の先生だけでなく、薬剤師、歯科医、医師会事務局など、地域で市民のいのちを支えている広汎な職種から団員が集まっています。合唱のレベルも年々高くなっており、合唱団名に「小田原医師会」と付いていなければ、セミプロの合唱団と思える出来栄え。私は前半しか聴けなかったのですが、東日本大震災後に被災地で作られた「群青」などの美しい合唱に、琴線を揺さぶられました。市民のいのちを守る立場の皆さんが、歌を通じても市民と心を通わせ、優しさ溢れる地域づくりを担って頂いていること、本当にありがたく思います。こうした医師会の皆さんを擁する小田原であることを誇らしく感じた演奏会でした。

 

 定期演奏会は前半だけお聴きし、市民交流センター UMECO へ。「映画メリーカップス 〜メリーカップをめぐるふたつの物語〜」を鑑賞しました。小田原城址公園内のこども遊園地にあり、半世紀にわたり多くの人たちに親しまれたメリーカップは、施設の老朽化のため止む無く撤去となりましたが、メリーカップの姿を映像に残そうと、 2017 年から 2018 年にかけて制作されたのが、この 2 本の映画です。制作されたのは、「メリーカップを映画に残す会」で、作品でも主演している古川照之さん、作品の監督を務めた星崎久美子さん、今泉惠美子さんらを中心とした有志の皆さん。

 

 「ふたつの物語」とは、一作目が「ひとりずもう」、二作目が「ウマレル、オモイデ。」。いずれも、メリーカップを中心に、小田原城址公園、御幸の浜、おしゃれ横丁など、小田原の様々な場所をロケ地として撮影された、切なくも心に沁みるストーリー。いまとなっては懐かしいメリーカップの姿を含め、じっくりと拝見させて
頂きました。構想から既に 4 年ほどが経過、粘り強く制作に取り組まれてきた古川さんたちの熱意に、心より敬意を表したいと思います。

 

 夜は、小田原城本丸広場へ。 20 日より行われていたプロジェクションマッピング国際大会の最終審査会および表彰式に臨みました。雨が予想された日程でしたが、 20 日・ 21 日と雨に降られることなく盛況にて開催でき、この 22 日は夕方からとうとう雨が降り出したものの、有料観覧席はほぼ満席に。皆さん、傘をさすと周辺の人の邪魔になるとの配慮からでしょう、レインコートなどを着て、じっくりと鑑賞いただいていました。こうした小田原の観客のマナーの良さに、大会関係者は感心しておられました。

 最後の上映が終わる頃、雨は本降りに。それでも多くの観客の皆さんが残る中、結果を発表。 20 作品の最後に上映されたウクライナのチームがグランプリ、タイのチームが準グランプリ、そして小田原市長賞にはメキシコのチームが、それぞれ受賞されました。余談ですが、このメキシコのチームは、人気番組「 You は何しに日本へ?」でたまたま取材を受けており、テレビ局のクルーが滞在を密着取材していました。表彰式で喜びを爆発させている様子は、おそらく今後の同番組で流れるのではないかと思われます。いずれにしても、 4 日間のプログラムを無事終了。素晴らしい企画を実現して下さった大会関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。

 

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本ときどきカフェ、映画祭、市民合唱団

 ラグビー W 杯では連日熱戦が繰り広げられています。初戦を突破した日本代表、そしてワラビーズも、それぞれこの週末に控える次戦へ調整を進めていることでしょう。 20 日付で、オーストラリアラグビー協会の会長であるレリーン・カッスルさんからお礼状が届き、小田原での手厚い受け入れ態勢、整った施設や練習環境、そして市民の皆さんの温かい応援に対する感謝がつづられていました。いわく、「私たちのチームは、小田原を日本でのホームと呼べることを誇りに思います。」「万全なサポートのお陰で(中略)、我々ワラビーズ、もとい、おだワラビーズは最高のコンディションで臨めます。」「ワラビーズの勝利は、オーストラリアと小田原の皆さんの勝利であります。」拝読し、胸が熱くなるとともに、オーストラリアと小田原の間に育まれた友情を末永く育てていきたいとの思いを新たにしました。

 

 前半三連休の中日の 15 日、市内各地での敬老行事に伺ったあと、栄町の豊島邸で開催されていた企画「本 ときどき カフェ」に足を運びました。豊島邸は、箱根町宮ノ下で医院を開業していた故・豊島牧四郎氏の元別邸で、 1941 年に建てられた書院風と数寄屋風の意匠を組み合わせた木造平屋建ての歴史的建造物。故人の生前からの希望で、 2015 年に小田原市に寄贈されたものです。良く手入れされた広い庭もあるこの貴重な空間を活かすべく、市では活用策を検討しているところですが、市内のまち歩きなどを企画する「小田原まちセッションズ」の平井丈夫さんの発案で、短期間のイベントが企画されたものです。

 

 内容としては、市民が持ち寄ったお気に入りの本を並べた「みんなでつくる本棚」、小田原在住の画家・たなかきょおこさんの絵画展、写真家の松本泰子さんの写真展、そして平井さんがマスターとなってのカフェなどが、 9 月 10 日から 23 日までの 2 週間にわたり開かれました。ゆったりした空間の中で、来場者が思い思いのスタイルでゆっくりと過ごしておられたのが、とても印象的。駅からほど近い市街地の中の、いかにも日本らしい空間。今後のまちづくりやまち歩きの中で生かすべき、大切な場所です。
 
 この日は、 7 日から行われていた「第 13 回小田原映画祭」のクロージング。コロナワールドでは、これまで映画祭で上映されてきたショートフィルムのうち優れた作品の上映や、監督たちのトークなどがあり、クロージング上映として北原白秋の生き様などを描いた映画「この道」が上映されました。私も、あらためて作品を鑑賞。会場はほぼ満席となっていました。

 

 終了後は、クロージングセレモニー。私からは、「小田原が誇る、二宮金次郎と北原白秋が、同じ年に映画化され、映画祭でオープニングとクロージングとして観ることができるのは、まさに空前絶後。今年の映画祭は特別だった」と述べ、関係者の皆さんに感謝を伝えました。実行委員長である合田雅吏さんからも、「今年の映画祭の組み立ては、まさに奇跡のよう。小田原にはそれだけの素材があるということ。これからも様々な企画で映画祭を育てていきましょう」との呼びかけがありました。新しいホールの開館を見据えつつ、更なる進化が期待される映画祭です。

 

 新しいホールの関係では、来年 3 月に開かれるコンサート「みんなで歌おう!市民によるフォーレ『レクイエム』」に向けた、市民合唱団の発会式が 18 日に生涯学習センターけやきで開かれ、私も挨拶に伺いました。今回は私自身の合唱団への参加は残念ながら見合わせるのですが、ぜひとも素晴らしいステージを期待する旨、集まった合唱団の皆さんに激励をさせて頂きました。

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からくりパズル、えっさホイ、萩原さん講演

 市議会 9 月定例会の一般質問をはさみ、2つの三連休が終わりました。この 2 週間ほどは殆ど休みがなく両連休も公務が多かったため、なかなか厳しい日程でしたが、すべて無事に終えホッとしています。この間、ラグビー W 杯がスタート、またプロジェクションマッピング国際大会もあり、良い意味で気の抜けない日々でした。日本代表、そしてワラビーズとも初戦を快勝、幸先の良いスタートを切ってくれました。ますます応援に力が入ります!

 

 一般質問の中日となった連休も、諸行事が多くありました。

 

 14 日は、ハルネ小田原にて「第 11 回からくり箱アイデアコンテスト」の表彰式に伺いました。小田原箱根地域の木製品の中でも人気の高い「からくり箱」。幾つもの手順を経てようやく開けることのできる箱は、精密な技術に裏打ちされた当地の誇る素晴らしい工芸です。「からくり」作家の皆さんから成る「からくり創作研究会」では、からくり箱のアイデアをコンテストの形で広く募集し、それを作家さんたちがカタチにする取り組みを行ってこられました。今回も、全国各地から 150 件を超える応募があり、そのうちの数点が表彰されたものです。

 

 石積みの擁壁のような寄木を動かすと開く箱。草野球のボールが入り込んでしまった物置の下からボールを取り出そうとすると開く箱。トランペットの操作ボタンを然るべき順番で押すと開く箱。鉄道の遮断機を下ろして電車を通過させると開く箱など。アイデアも面白いのですが、それを実際に創り上げる作家さんたちの極めて高い技術に感嘆。アイデアを寄せてくれた小中学生や高校生たちは、自分のアイデアが実現したことをとても喜んでいました。素晴らしい企画だと思います。

 

 小田原城二の丸広場では、 21 回目を迎えた ODAWARA えっさホイおどりの開会式に参加。自ら踊り続けてきた柏木隆良さんが実行委員長となって 3 年目の今回は、市内外から 40 チーム、約 900 人の踊り手が参加。毎年、運営や開催方法を工夫して、手作りで受け継がれてきた祭りです。コンテストには 25 チームが参加、私は他の公務のため審査には加われなかったのですが、草創期から中心的なチームとして活躍してきた「聯(れん)」の皆さんが大賞を勝ち取られたとのこと。今後も、良き伝統を引き継ぎつつ、進化していってほしい祭りです。

 

 市民会館小ホールでは、小田原市主催の自殺対策講演会が開かれました。市では、昨年度「小田原市自殺対策計画」を策定、住民への啓発と周知に取り組むこととしており、講演会を開催しています。今年は、「自分らしく生きること」と題し、本市の教育委員であり、小田原で障がいのある人たちの活躍の場づくりに取り組む NPO 法人アール・ド・ヴィーヴルの理事長である萩原美由紀さんが講師。ご自身の若い時からの人生を振り返りつつ、ダウン症の息子さんを育てる過程で出会っていった様々な人たちとの関わりから、 NPO の設立とその広がり、そして現在の取り組みの様子などを語って下さいました。いわく、「アールの目標は、一人残らず幸せに暮らせる社会を作ること」。これは、まさに SDGs の理念そのもの。様々な障がいを個性として受け入れ合い、関わっている人たちが生き生きと創作活動に取り組んでいる様子は、私も折に触れ拝見してきましたが、「生きづらさ」を抱える人たちが増える今の社会において、萩原さんたちの活動の尊さを改めて感じました。

| - | 12:02 | - | trackbacks(0) |
プロジェクションマッピング

 13 日から続いていた市議会 9 月定例会一般質問が、本日で終わります。 13 日には上程した各議案や予算案などの採決が行われ、全て可決を頂きました。SDGs 普及啓発事業をはじめ、重要な取り組みの実施に着手していくことになります。一般質問では 19 名の議員さんたちから多岐にわたる質問を頂き、特に公共施設包括管理(ファシリティ・マネジメント)に関する目的や効果、市内事業者への影響などについての確認に関する質問が多くありました。非常に重要な取り組みですが、長年本市の公共施設管理を手掛けて頂いている事業者の皆さん方の協力がなければ実施できないことであり、議会終了後もしっかりとコミュニケーションを取っていく考えです。本日からは平成 30 年度の決算審査が始まり、来月 8 日まで行われる予定です。

 

 19 日の市議会散会後、すでに夕闇に包まれた小田原城本丸広場へ。「北条早雲公顕彰五百年事業」の肝の事業として準備を重ね、今日からいよいよ本番を迎える「プロジェクションマッピング国際大会」の準備会場に足を運びました。

 

 今回が 8 回目となるこの国際大会は、「城」が舞台となったことなどの話題性から、過去最高である 43 か国・ 177 作品のエントリーがあり、そこからファイナリスト(最終選考対象)に 20 作品が選ばれています。今日からの 4 日間、小田原城天守閣という巨大なキャンパスに、それらの作品が投影されることになります。加えて 20 日は、プレミアム・パフォーマンスとして、歌舞伎役者の中村獅童さんによる、今回のために新たに創作した舞のパフォーマンスが披露される予定です。

 

 本丸広場に上がると、数日前から設営されていた資機材がガッチリと組まれ、多くの来客を迎える設えが整っていました。まずは、大会を運営する関係者の皆さんに御礼を述べ、明日の準備を行っておられた中村獅童さんにご挨拶。 7 月に歌舞伎座で舞台を拝見した印象が強く、その感想を述べながら、今回小田原にお越しいただいたことへの感謝をお伝えしました。その後、一般財団法人プロジェクションマッピング協会代表の石多さん、中村獅童さんらと共に、プレス会見に臨み、主催者として挨拶を申し上げました。

 

 そのあと、プレス向けに複数のファイナリスト作品、更には昨年の優勝者らの作品が上映され、私も観客席から拝見。以前「デジタル掛け軸」などが天守閣に投影された作品も拝見しましたが、それとはまったく異なる映像技術と表現力に、驚きました。様々なモチーフをもとに緻密に組み立てられた鮮やかな映像が、天守の白壁を刻々と染め上げていく天守閣は、日頃見慣れた天守閣とは全く異なる、躍動する生命が宿ったかのように見えました。北条五代の城主たちが見たら、喜ぶだろうなあ。

国際大会の詳細は、 HP などに詳しく掲載しています。今夜から 4 日間のプロジェクションマッピング。ぜひとも多くの皆さんに観て頂きたいと思います。特に、今夜の獅童さんの舞は必見。私も本番を楽しみにしています。

| - | 17:22 | - | trackbacks(0) |
ホール緞帳デザイン原画、最優秀賞授与式

 2021 年 9 月の開館に向け、現在工事が着々と進む新しい市民ホール。そのホールの「顔」となる、大ホールの緞帳デザイン原画について、市民公募を行いましたが、過日の選考会にて最優秀賞が決定。 11 日午後、その授与式が行われました。

 

 受賞されたのは、市内在住の日本画家・芳澤一夫さん。緞帳実物の 25 分の1、縦 40 僉横 80 僂慮本に描かれたのは、小田原の海、山、川、空、風、そこに活動する多彩な市民や来訪者、そこから生まれる賑わい、交流、創造的活動・・・。それらが、日本画ならではの微妙かつ鮮やかな色調と、抽象化されながらも小田原の姿を想起させるデザインによって表現されています。

 

 今回の公募には、短い応募期間にもかかわらず、様々な皆さんから 22 点もの応募を頂きました。 2 段階の選考を経て、最終選考では市内の美術関係団体の方々にも協力頂きながら選定。 6 作品に絞られていた中から、最後は満場一致で芳澤さんの作品で決定したものです。

 

 この日の授与式には、私をはじめ市側の担当者と、ホールの設計を担当された環境デザイン研究所から仙田会長と斎藤所長が隣席。仙田会長からは、ホールの顔としての緞帳に込めた期待が語られ、特に客席から海を臨む方面に設置されるステージの緞帳に、海を想起させるデザインが掲げられることの意義などが述べられ、芳澤さんの作品を高く評価されました。芳澤さんは、 1 ヵ月以上作品と向き合ってきたこと、作品に描かれている大小無数の円には小田原で活躍する色々な人の顔を思い浮かべていたこと、全体として「希望」を表現したいと考えたことなど、制作にまつわる思いを縷々語って頂きました。

 

 もうお一人、この日の授与式に参列して頂いたのは、市内で事業活動のみならずまちづくりなどにもご尽力いただいている、古川達高さん。古川さんは、この緞帳の制作費を全額ご負担され、出来上がった緞帳を小田原市にご寄贈頂けるとのお申し出を頂いています。通常、数千万円になる緞帳を、よもやご寄贈頂けるとは思ってもいなかったので、私たちとしては驚くとともに、感謝の思いに堪えません。実はたまたま、古川さんは芳澤さんと西湘高校の 1 学年違いで旧知の仲。また、古川さんご自身は演劇に打ち込んでおられた若い時からの夢として、将来若者が活躍できる「芝居小屋」を作りたいと思っておられたとのこと。今回、こういう形で夢を叶えることができ、たいへん嬉しいと語って下さいました。古川さんは、映画「二宮金次郎」の制作を支えた「おだわら市民応援団」の中心人物でもあり、これまでもまさに「推譲」を地で行っておられたお方。本当に有難いことです。

 

 今後、この原画が「織」の工程を経て巨大な緞帳へと作り上げられていくことになります。どのような出来栄えになり、新たなホールの空間にどのように映えるのか、市民や利用者の皆さんにどんなインスピレーションや創造力を与えてくれることになるか、今からとても楽しみです。新しい緞帳は、少なくとも半世紀以上、多くの市民やホール利用者に愛され、心に刻まれるものとなることでしょう。
(今日から市議会 9 月定例会の一般質問となるため、日記更新はしばらく休みます。)

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ワラビーズ公開練習!

 11 日午前中、待ちに待ったワラビーズの公開練習が行われました。

 

 台風 15 号の影響で予定がほぼ一日遅れ、 10 日未明に小田原入りしたワラビーズ。この日は逗留先であるヒルトンホテル内で各種調整メニューをこなし、 11 日は朝 7 時半頃には城山陸上競技場に到着。私が競技場に着いた 8 時前には、すでにピッチに立ち、トレーニングを開始していました。 1 年ぶりに会う、屈強な男たち。公開練習はこの日だけということもあり、市内外から多くのワラビーズファンが詰めかけ、 8 時半からの公開前には既に競技場の外に長蛇の列。ずっと上の城山公園(通称:慰霊塔)のほうまで列は伸びていたそうです。

 

 スタンドで約 1500 人もの大勢のファンが見守る中、ワラビーズの公開練習はかなり本格的に行われ、実戦形式でピッチを全面に使って縦横に走り、攻めと守りの動きの確認が繰り返されていました。身長 2m 前後、体重 100 堊宛紊料手たちが高速でピッチを疾駆する姿を見ながら、キャンプ受け入れに向け準備してきた色々なことが思い起こされ、感慨深いものがありました。応援席では、地元の三の丸小学校の児童たちや、五百羅漢保育園の園児たちも、一生懸命声援を送ってくれていました。

 

 約 1 時間の公開練習が終わると、選手全員がスタンドを向いて整列。詰めかけたファンにお辞儀をし、手を振って大声援に応えてくれました。練習後には、クールダウンのため選手たちは「アイスバス」に浸かるのですが、その様子も間近に見ることができ、ファンの皆さんは大喜び。サインや記念撮影にも選手たちは気さくに応じてくれていました。

 

 その後、管理棟前で歓迎のセレモニー。私からの歓迎と激励の挨拶、選手代表のマイケル・フーパ―主将から感謝の挨拶、小田原から応援メッセージが書き込まれたオーストラリア国旗の贈呈、ワラビーズからアボリジニの画家が描いた作品の贈呈と続きました。そして、下府中保育園の園児たちから、小田原産木材で作ったメダルが、すべての選手の首に掛けられました。最後に、来場したファンも一緒になって、鈴木悌介会頭の音頭で「フレー、フレー、ワラビーズ!」と声援を送り、全員が収まっての記念撮影。選手らがバスに乗り込むまで、ファンとの選手らの交歓は続きました。

 

 練習の合間に、ヘッドコーチのマイケル・チェイカ氏、マネージャーのパトリック氏らと再会を喜び合い、しばし歓談。台風でスケジュールが遅れたことは特に問題ないこと、競技場の芝も含めキャンプ受け入れのコンディションは申し分ないこと、優勝杯を小田原に持って帰れるように頑張ることなどを、力強く語ってくれました。昨年の滞在経験もあり、ワラビーズの皆さんには慣れ親しんだキャンプ環境。まずは 21 日に予定される初戦の対フィジー戦に向け、しっかり調整し、勝ち進んでほしい。私も、予選リーグのうちウェールズ戦とジョージア戦には応援に駆け付ける予定です。市内でのパブリックビューイングも含め、 11 月 2 日の決勝戦まで、小田原を挙げてワラビーズを応援していきます。

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防災親子カフェ ほか

 8 日も朝から市内各所を廻りました。この日は夕刻以降に台風 15 号が接近する見込みであったため、行く先々での市長挨拶にて「早めの備えを」と呼びかけました。

 

 まず朝一番は、橘北地区の健民祭へ。強い陽射しで朝から暑い中、皆さんが元気に集い賑やかに開催。

 

 そこから、風祭の「鈴廣かまぼこの里」へ。「えれんなごっそ CAFE107 」のオープニングセレモニーに参加。 約100 年にわたり活躍し今年その役目を終え引退した「箱根登山鉄道 モハ 1 形 107 号」を鈴廣さんが譲り受け、「えれんなごっそ」に隣接する形で新たにカフェとしてオープンさせたもの。小田原市民であれば昔から慣れ親しんだ車両であり、こうした形で新たないのちを得られたこと、とても嬉しく思います。鈴廣の鈴木博晶社長、箱根登山鉄道蠅良楡邯夫社長による調印式のあと、関係者らでテープカット。小田原の新しい名所になることでしょう。

 

 そのあとは、市内各所で行われた敬老行事を 6 ヶ所(曽比、上府中、第 64 区、第 62 区、山王西、曽我)廻らせて頂きました。現在、小田原市では人口が 19 万数百人、そのうち 65 歳以上の高齢者が約 5 万 6 千人で、ほぼ 3 割に達しています。地域の中で益々存在感が増す高齢者の皆さんが元気で活躍いただくことは極めて大事であり、とにかく健康で、豊富な人生経験と郷土愛をもって地域を支えて頂きたい旨、メッセージをお伝えしました。

 

 ダイナシティでは、「認知症をにんちしよう会」の秋のイベントが開かれていました。現代社会の中で大きなテーマとなっている認知症について、正しく理解するとともに、その社会的受容と課題解決に向け、小田原医師会・小田原歯科医師会・小田原薬剤師会をはじめ、医療・福祉・介護の関係各団体が大同団結して 3 年ほど前から始まった活動。昨年までは HaRuNe で開かれていたイベントを、この秋からダイナシティのキャニオンに移し、様々な参加型のメニューを用意して市民への呼びかけが行われていました。医師会副会長の武井先生を中心に、皆さんが心を合わせて取り組んでおられること、本当にありがたく感じます。私もいくつかのブースで測定やクイズなどに参加、楽しませて頂きました。

 

 続いて、生涯学習センターけやきで開かれていた「防災親子カフェ」の会場へ。今後想定される大地震などに備えて、子どもたちのいのちを守るために、日頃から何を知り何を準備しておかねばならないか、親子で参加して学び確認するためのイベントで、湘南生活クラブ城下町コモンズの皆さんが開催してくださいました。会場となった 3 階の和室に入ると、若いお父さん・お母さんたち、そして小さな子どもたちでいっぱい。講師を務めて頂いた、一般社団法人Smart Supply Vision特別講師のかもんまゆさんのスピード感あるお話に、皆さん熱心に耳を傾けておられました。この企画は、「おだわら市民学校」の第 1 期生である房州さんご夫妻や仲間の皆さんが積極的に動かれ実施に至ったと聞いています。市民学校の受講を通じ、さっそく身近なところから地域課題の解決に動いてくださったこと、何とも心強い限りであり、お二人にもねぎらいの言葉をかけさせて頂きました。

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台風通過

 9 日、朝一番で水防本部で集約している被害状況を改めて確認。市内各所で風による倒木があったほか、ガラスが割れた建物などが複数。夜半に久野地区、橘地区などで広範囲な停電が発生。 8 日夕方にはいち早く避難場所を開設するとともに、河川の水位上昇や土砂災害の危険が迫った段階で避難勧告を発令。避難場所には最大で 83 名の皆さんが避難されていました。

 

 気になっていた、昨年の台風 12 号で被災した「漁港の駅 TOTOCO 小田原」は、昨年の被害を受けて行った各種対策(防波護岸の 2 mかさ上げ、建物の前に 2 重のコンクリート壁の設置など)が奏功。かさ上げした防波護岸を更に乗り越える波もあったようですが、内側の壁がしっかりとガードして、建物には被害はありませんでした。ワラビーズを迎える城山陸上競技場は、前日までに目隠しの幕や幟旗、撮影用の櫓、そしてゴールポストなどを片付けていたので、被害はなし。ただし、周囲の桜や竹など、樹木の枝がかなり落下しているので、この片付けに時間がかかるでしょう。ちなみに、ワラビーズは 9 日の早朝に到着予定でしたが、便を大幅に遅らせて夜 9 時過ぎの羽田着便に。今日から始まる予定の練習は一日延期。明日 11 日の公開練習と歓迎セレモニーは予定通り行えそうです。

 

 いずれにしても、かなりの強風と大雨に予想以上に長い時間さらされましたが、深刻な被害とならず安堵しています。ただ、今後も太平洋沖に熱帯低気圧が発生してくるでしょうから、しばらくは気を抜くことなく備えていかねばなりません。

 

 台風前の週末も、諸行事がたくさん催されました。

 

 7 日。生涯学習センターけやきでは、小田原市 PTA 連絡協議会の研究集会が開かれました。ここ数年来、毎年タイムリーなテーマで開かれる研究集会で、今年のテーマは「 SNS の危険性について」。講師には、一般社団法人全国 ICT カウンセラー協会代表理事の安川雅史さん。ネットいじめ、ネットトラブルなど、以前は想像もつかなかった速度で子どもたちの生活に深く入り込んでいる SNS がもたらす様々な課題と現実、それらへの向き合い方について、日々の取り組みを通じて深く関わりを持ってこられた幾つかの深刻な事案などを引きながら、重いメッセージを投げかけてくださいました。

 

 お堀端コンベンションホールでは、小田原市保育事業大会を開催。市内の民間・市立保育園の園長先生や保育士、保護者会、市子ども青少年部職員などが一堂に会し、勤続 10 年保育士の表彰をはじめ、小田原の保育のあるべき姿に向かって課題を共有し交流を深める集い。幼児教育・保育の無償化がいよいよ始まる局面での、貴重な情報共有の場ともなりました。余談ですが、夫に早く先立たれ、 3 人の子どもを育てるべく 30 代前半から保母として働き、 46 歳で他界した私の母も、中井市長の時代にこの 10 年表彰を頂いており、昔の我が家にはその表彰状が大切に飾られていました。毎年、私から表彰状をお渡しするたび、そのことを思い出します。

 

 夕刻は、「小田原映画祭シネマトピア 2019 」のオープニング。小田原城銅門枡形の特設会場には、 340 用意した席では足らず、 40 席を増やして対応するほど、多くの皆さんが詰めかけてくれました。この日の上映作品は「二宮金次郎」。映画祭実行委員長であり主演の合田雅吏さん、監督の五十嵐匠さん、映画に出演した小田原ふるさと大使の小宮孝泰さんらによるトークに、来場者も大いに盛り上がりました。途中、雨がぱらついたものの、なんとか最後まで天気はもち、エンドロールのなかばで降り出しました。 15 日のクロージングには、やはり小田原ゆかりの北原白秋を描いた「この道」が上映されます。

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酒匂小学校の木質化改修

 台風 15 号が通り過ぎていきました。関東に接近してから速度を落とすとともに勢力が増したため、結果的には長い時間、極めて強い風と断続的な横殴りの大雨にさらされました。最も風が強かった今朝の午前 1 時から 2 時前後は、まともに立っていられないほどの、まさに身の危険を感じる強風が吹き荒れていました。被害の全容はこれから入る報告で確認するとともに、市内を巡視しその影響を確認する予定です。なお、いまだに(午前 8 時現在)橘地域では停電が続いているようで、これから暑さが戻る中、できるだけ早い復旧が求められます。

 

 5 日午後、酒匂小学校へ。昨年の東富水小学校に続いて行われた、市内 2 校目の木質化改修の成果を視察しました。

 

 昨年同様、新たに創設された「森林環境譲与税」を財源として活用しながら、老朽化や傷みの進む校舎を木質化しつつ改修し、子どもたちが長時間過ごす生活空間・教育環境を整えるとともに、地域産木材を最大限用いて林業・木材産業等の振興に繋げることを目的とした事業。設計・監修は「株式会社みかんぐみ」、施工は小田原市建築事業協同組合の皆さんが担われました。

 

 今回の改修の内容は、以下のような点にまとめられます。明るく快適で、木に包まれた気持ちの良い生活環境を整える。学びのスペースが学校敷地全体に広がるようにする。児童が利用する荷物かけを木質化し、木に触れる機会をつくる。学級・学年を越えた活動や地域交流を可能とするスペースを確保する。廊下と教室を隔てる壁を、活動に応じて取り外しが可能な木製建具へ更新、フレキシブルな空間利用を可能にする。


 みかんぐみの皆さんにご案内いただき、木製の荷物かけが連なる廊下、地域産木材が随所にあしらわれぐっと明るくなった各昇降口、古い木製の床が磨き出された明るい各学年室、一学年全員が入れる広さのある「くすのきホール」、古い郷土資料の倉庫が一新された多目的室、清潔で使いやすい手洗い場、木製の目隠しが施された各トイレなど、随所に木質化の成果が見られ、校舎内の雰囲気が一新したことが良く判りました。また、各部屋の入り口に懸かるサインは、箱根物産連合会の「いぶき会」の皆さんによる、一つひとつ異なるデザインによる、大変素敵なものでした。

 

 9 月に学校が始まり、初めて改修後の学校に来た子どもたちは、一様に歓声を上げ、木に囲まれ明るくなった学び舎の様子に大いに感激していたそうです。改修の企画立案の段階から参画して頂いた先生方も、この成果をとても喜んでおられました。この事業の立ち上げからずっとご指導いただいている東洋大学名誉教授の長澤先生にも立ち会っていただき、こうした「おだわら方式」への評価と期待をお話頂きました。
 

 次年度以降も、このような改修を順次行い、子どもたちの生活環境の改善、校舎の長寿命化、そして地域産木材の活用などを合わせて進めていく予定です。
 

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