2009.04.20 Monday
久野の森を歩く
17日は、積み残していた建設部との重要事業打ち合わせを行い、溜まっていた原稿を済ませ、午後から久野の森へ。辻村植物公園の元の所有者である辻村さんご夫妻に、公園に隣接する広大な山林をご案内頂きました。2月に、20年ほど前に譲って頂いた公園の管理方法や、来年に拡張工事が竣工する「わんぱくらんど」のこと、今後の森づくりなどに関連して意見交換をさせて頂いた際、辻村さんの山林の中に貴重な大木や美しい渓流があることなどを伺い、「一度ぜひご案内をお願いしたい」との申し出を快く引き受けてくださったのです。
心配された雨は降らず、約2時間半、水之尾から足柄幹線林道の間に広大に広がる森の中を歩きました。山を守る「山ノ神」の祠、かつて「二本杉」と言われた樹齢300年ほどの大杉、水之尾の水源、大正時代に山腹の高低差を利用して作られ実際に稼動していた水力発電の名残を残す見事な石積み、胸高囲2メートルを超す大杉やモミの林立する森・・・。市街地の郊外、私たちの身近な森の中に、貴重な資源が点在をしていました。
森林経営をしながら、これらの資源を残してきた歴代辻村家当主の皆さんの、森に注いで来た情熱の一端に触れさせて頂きました。これら、地域の貴重な財産を何とかして守り活かしてゆきたいものです。
また、18日は、久野・和留沢から箱根外輪山稜線に至る登山道「奥和留沢みはらしコース」の開通式と、明星ヶ岳への登山会に参加。4年前から勉強会を重ね3月に新たに発足した「美しい久野・里地里山協議会」の皆さんが主催。市民の皆さんを中心に、100人ほどの方が参加、一緒に新しい開削道を踏みしめての登山を堪能しました。
2月に、久野地区が神奈川県より「里地里山等保全地区」として指定されたのですが、今回の登山道開削はその第一弾の取り組み。約2時間のコースは、久野川最上流部の渓流を渡り、よく手入れされたヒノキの林、馬の背になっている岩稜、マメザクラやスミレが彩る照葉樹の森などを抜け、稜線に至ります。途中30本以上、協議会のメンバーによって設置された真新しい木製の道標が立てられ、馬の背にはロープが張られているなど、整備に関わった皆さんの気遣いが、道の歩き易さ、コースの醸し出す雰囲気の優しさとなって表れていました。
市街地から見る外輪山は、すぐ稜線に突き上げているように見えますが、歩いてみれば、結構奥行が深く、稜線近くは中級の山岳に来たような気分が味わえます。ぜひ多くの方に歩いて頂きたいコースです。また、今後の協議会の活動の広がりがとても楽しみです。
心配された雨は降らず、約2時間半、水之尾から足柄幹線林道の間に広大に広がる森の中を歩きました。山を守る「山ノ神」の祠、かつて「二本杉」と言われた樹齢300年ほどの大杉、水之尾の水源、大正時代に山腹の高低差を利用して作られ実際に稼動していた水力発電の名残を残す見事な石積み、胸高囲2メートルを超す大杉やモミの林立する森・・・。市街地の郊外、私たちの身近な森の中に、貴重な資源が点在をしていました。
森林経営をしながら、これらの資源を残してきた歴代辻村家当主の皆さんの、森に注いで来た情熱の一端に触れさせて頂きました。これら、地域の貴重な財産を何とかして守り活かしてゆきたいものです。
また、18日は、久野・和留沢から箱根外輪山稜線に至る登山道「奥和留沢みはらしコース」の開通式と、明星ヶ岳への登山会に参加。4年前から勉強会を重ね3月に新たに発足した「美しい久野・里地里山協議会」の皆さんが主催。市民の皆さんを中心に、100人ほどの方が参加、一緒に新しい開削道を踏みしめての登山を堪能しました。
2月に、久野地区が神奈川県より「里地里山等保全地区」として指定されたのですが、今回の登山道開削はその第一弾の取り組み。約2時間のコースは、久野川最上流部の渓流を渡り、よく手入れされたヒノキの林、馬の背になっている岩稜、マメザクラやスミレが彩る照葉樹の森などを抜け、稜線に至ります。途中30本以上、協議会のメンバーによって設置された真新しい木製の道標が立てられ、馬の背にはロープが張られているなど、整備に関わった皆さんの気遣いが、道の歩き易さ、コースの醸し出す雰囲気の優しさとなって表れていました。
市街地から見る外輪山は、すぐ稜線に突き上げているように見えますが、歩いてみれば、結構奥行が深く、稜線近くは中級の山岳に来たような気分が味わえます。ぜひ多くの方に歩いて頂きたいコースです。また、今後の協議会の活動の広がりがとても楽しみです。
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