2005.04.14 Thursday
断水!
小田原駅より西側一帯の住宅地で、昨日からの断水が続いています。我が家でも夕べから家事がストップしています。もちろん、風呂もトイレも。
扇町1丁目での送水管破損は復旧したものの、その先、小田急線をくぐる地点での破損が見つかったとのこと、その復旧作業のために、しばらくの間送水が出来ない模様です。
昨夜の広域放送では、今朝5時には復旧の見込みとのことでしたので、朝起きれば元通りになっているからと、さほど気にもしませんでしたが、どうも今の状況だと、数日はかかるのではないかと思われます。
今日のさまざまな仕事を済ませ、オービックビルにおいてあった空のポリタンを持ち帰って、家にある幾つかの折りたたみ式ポリタンも積んで、給水所である城山中学へ。市の職員のみなさんと、付近自治会の方々と思われる数人の方が、次々とやってくる付近住民の方の給水を手伝っていました。100以上はあると思われる、行政サイドの準備したポリタンから、住民の持ってきた容器へと、ペットボトルを切断した漏斗で移し変える作業。これ以外に、水道局か水道協会で用意したと思われるビニール袋入りの飲料水が用意されていました。職員さんたちは丁寧な対応で、車まで容器を運んでくれました。「まだまだかかりそうですか?」と問うたところ、「はい。交替で、24時間詰めています。真夜中でも大丈夫ですから」との言葉でした。
給水拠点となっている他の小中学校も全て見て回りました。もう夜の10時半を過ぎており、恐らく家事に必要な給水は夕方のうちに受けたのでしょう、給水箇所には市民の姿は既にまばらで、職員など数名のスタッフが待っているだけでした。
ふと、コンビニが気になったので、覗いてみると、さすが、しっかりミネラルウォーターのペットボトルが箱単位で山積みになっていました。水というよりも、お弁当の棚がすっかり空になっていました。多分、短期と見て家事をあきらめ、お弁当で凌いでいるご家庭が多いのでしょうね。
小田急線の破損現場にも行ってみると、通行止めで現場には近づけませんでしたが、知り合いの新聞記者さんを見つけたので、いろいろ情報収集。彼によると、第一水源地からの送水管が地下に埋設されており、小田急線の下では地下7メートルになること、復旧作業に着手できる時間帯は、電車の運行しない深夜の3時間しかないこと、今夜は送水管を掘り出して分解、破損箇所をカメラで調べる程度しか作業が進まないだろうとのこと。状況を考えると、修理作業が明日夜以降となってしまうのではないか、市も復旧の見通しを一切発表していない、とのことです。
民生委員でもある妻に、自宅から動けない方たちへの状況確認は済んだのか聞いてみると、今朝の段階で一通り電話を入れ、給水に来た市職員に個別に給水に回ってもらうよう頼んだとのこと。市職員も応じてくれた様子。このあたりの作業は、被災地での安否確認と全く同じ作業。夕方の給水のときは、ご近所同士で協力し合って、給水の作業補助に取り組んだようです。
破損の原因が経年劣化であるか、地震などのひずみの蓄積によるのかはわかりませんが、こういう事態になったときの行政の動き、各地区での自主的な対応など、深刻な被災ではないですが、既に本番なんだなと思います。復旧までの向こう数日間、少なくとも自分の住む地域の中で、水が原因で困窮する人の出ないよう、出来ることはしてみようと思います。
思いがけずリアルな「防災訓練」です。
扇町1丁目での送水管破損は復旧したものの、その先、小田急線をくぐる地点での破損が見つかったとのこと、その復旧作業のために、しばらくの間送水が出来ない模様です。
昨夜の広域放送では、今朝5時には復旧の見込みとのことでしたので、朝起きれば元通りになっているからと、さほど気にもしませんでしたが、どうも今の状況だと、数日はかかるのではないかと思われます。
今日のさまざまな仕事を済ませ、オービックビルにおいてあった空のポリタンを持ち帰って、家にある幾つかの折りたたみ式ポリタンも積んで、給水所である城山中学へ。市の職員のみなさんと、付近自治会の方々と思われる数人の方が、次々とやってくる付近住民の方の給水を手伝っていました。100以上はあると思われる、行政サイドの準備したポリタンから、住民の持ってきた容器へと、ペットボトルを切断した漏斗で移し変える作業。これ以外に、水道局か水道協会で用意したと思われるビニール袋入りの飲料水が用意されていました。職員さんたちは丁寧な対応で、車まで容器を運んでくれました。「まだまだかかりそうですか?」と問うたところ、「はい。交替で、24時間詰めています。真夜中でも大丈夫ですから」との言葉でした。
給水拠点となっている他の小中学校も全て見て回りました。もう夜の10時半を過ぎており、恐らく家事に必要な給水は夕方のうちに受けたのでしょう、給水箇所には市民の姿は既にまばらで、職員など数名のスタッフが待っているだけでした。
ふと、コンビニが気になったので、覗いてみると、さすが、しっかりミネラルウォーターのペットボトルが箱単位で山積みになっていました。水というよりも、お弁当の棚がすっかり空になっていました。多分、短期と見て家事をあきらめ、お弁当で凌いでいるご家庭が多いのでしょうね。
小田急線の破損現場にも行ってみると、通行止めで現場には近づけませんでしたが、知り合いの新聞記者さんを見つけたので、いろいろ情報収集。彼によると、第一水源地からの送水管が地下に埋設されており、小田急線の下では地下7メートルになること、復旧作業に着手できる時間帯は、電車の運行しない深夜の3時間しかないこと、今夜は送水管を掘り出して分解、破損箇所をカメラで調べる程度しか作業が進まないだろうとのこと。状況を考えると、修理作業が明日夜以降となってしまうのではないか、市も復旧の見通しを一切発表していない、とのことです。
民生委員でもある妻に、自宅から動けない方たちへの状況確認は済んだのか聞いてみると、今朝の段階で一通り電話を入れ、給水に来た市職員に個別に給水に回ってもらうよう頼んだとのこと。市職員も応じてくれた様子。このあたりの作業は、被災地での安否確認と全く同じ作業。夕方の給水のときは、ご近所同士で協力し合って、給水の作業補助に取り組んだようです。
破損の原因が経年劣化であるか、地震などのひずみの蓄積によるのかはわかりませんが、こういう事態になったときの行政の動き、各地区での自主的な対応など、深刻な被災ではないですが、既に本番なんだなと思います。復旧までの向こう数日間、少なくとも自分の住む地域の中で、水が原因で困窮する人の出ないよう、出来ることはしてみようと思います。
思いがけずリアルな「防災訓練」です。