加藤けんいち日記

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失われた眺め
 小田原駅前、とある商店の主と話をしていました。その中で、「駅ビルが出来てしまって、今まで向こうに見えていた箱根山が見えなくなってしまった。箱根山方面の空の様子で、お天気の予報ができたものだが、これでもう出来なくなってしまったよ。」と、苦笑されていました。
 広がりのある空間は、周辺の自然環境や、もっとやさしく言えば、雲や風、木々のざわめき、刻々と変わる空の色など、私たちが忘れかけている森羅万象との接点を提供してくれる貴重な場です。雑踏や交通騒音でかき消されがちな「生き物」としての本能を、ふっと立ち上らせてくれるものです。
 東京方面から電車で小田原に戻ったとき、駅に下りてほっとするのは、文字通り空気が違うこともそうですが、やはり自然と繋がっている空間がそこにあるからだと思います。
 駅ビルが出来て、市民が得るもの、失うもの、両方あるでしょう。その中で、確実にひとつ、小田原の駅前の空間が備えていた、大切なものがなくなったのかもしれません。100mタワーや、天守閣裏のマンション計画にも、同じような功罪が当然含まれるのです。
 この街をどんな街にしたいのか、何を大切にしていこうとするのか。そのことをよく考える必要があります。

 お城通り再開発、いわゆる100mタワーについての説明も行われる、2月11日の「歴史と文化のまち・小田原の駅前を考えるシンポジウム」。私が以前選挙事務所でお借りしていた丸田さんのビルの1Fで行われることになったようです。多くの方が足を運んでくれることを祈ります。
| - | 23:33 | comments(1) | trackbacks(0) |
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| - | 2005/02/13 8:00 AM |
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