加藤けんいち日記

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おだわらジビエ、交通死亡事故ゼロ

 10日、市役所の近くに昨年開設された民間の食肉処理施設「おだわらジビエたつ義(たつよし)」を訪問しました。この施設では、近郊の山林で捕獲されたイノシシやシカをさばき、食肉として飲食店などに販売しています。また、食用に適さない部位や骨などは、猟犬用などのペットフードに加工し販売。いずれにしても、市内では初めての本格的なジビエ施設と言えましょう。

 

 主宰されている森さんは、もともと南伊豆にて父親と狩猟などに携わっておられ、平成26年度には南伊豆町に食肉処理施設を設置するなど、ノウハウを積んで来られました。小田原では、平成29年度から沼代や府川地区にてワナ設置による捕獲活動を開始、農業者に対しワナ設置の指導なども行ってきました。そうした中、イノシシやシカの被害が増加の一途をたどる小田原でも食肉処理の施設が求められているとの考えから、設置に至ったものです。昨年9月から試験的に捕獲個体の受け入れを始め、今年4月から本格的に食肉処理を行うそうです。

 

 施設は、複数のテナントが入居する建物の一画にあります。中に入ると、かつて飲食店であったスペースが、搬入口、処理室、そして冷凍保管スペースなどに区切られ、清潔に保たれていました。冷凍庫には、出荷予定の食肉などが収められています。久野や荻窪でイノシシやシカの捕獲を行っているNPO法人おだわらイノシカネットの皆さんなどとも連携、今後活動を進めていくとのこと。

 

 市内では、申告があるだけでも昨年度が369頭、今年度は現時点で600頭近いイノシシが捕獲されていますが、一向に減る兆しがなく、農業者にとっては深刻な問題となっています。市では捕獲奨励金の制度を設けるなど支援を行っていますが、こうしたジビエ施設の本格稼働によって食肉として流通が拡がれば、捕獲にも拍車がかかると思われます。今後の展開を期待するものです。

 

 夕方、湯本富士屋ホテルへ。「小田原警察署管内交通死亡事故根絶に向けた決起会」に出席しました。「決起」というとただ事ではない雰囲気ですが、実際は、この間の小田原警察署管内における交通事故死亡者ゼロが一年以上続いた「快挙」をお互いに喜び合うと共に、今後この記録の更新に向けて頑張ろう!という趣旨の集いです。

 

 小田原警察署管内(小田原市、箱根町、真鶴町、湯河原町)では、1962年に年間で57人の交通事故死亡者があったことをピークに、その後減少を続けてはいましたが、「ゼロ」というのは至難であり、警察署員をはじめ関係者が熱心に活動を続けてきました。そうした中、平成30年12月26日から令和2年1月2日まで、実に373日間交通事故死亡が無かったのです。川鷽二署長いわく、こうしたことは過去に例がないとのこと。警察を中心として、様々な形で交通安全に携わってきた地域の関係者の努力の賜物であるとして、今回の集いの開催に至ったものです。

 

 式辞の中で署長は、「これは奇跡ではない。日頃から交通安全に力を尽くしてきた地域の関係者の皆さんの努力が、しっかりと結果に繋がったのだ」と振り返っておられました。当地域は箱根を中心とする国内屈指の観光エリアでもあり、域外からのたくさんの流入車両もある中での達成は、なおのこと容易ではなかったはずで、そうした観点からも大いに誇るべきことでしょう。

 

 1月3日に死亡事故が発生し記録は途絶えましたが、373日の記録の更新に向け、力を合わせて行くことが確認されました。

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