加藤けんいち日記

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西部協、ホール開館記念事業、未来の森

 5日、県西地域2市8町及び県で構成する「神奈川県西部広域行政協議会(略称:西部協)」の首長研修会が開催されました。この日の講師としてお招きしたのは、7月にお訪ねした山形県置賜地域より、飯豊町の後藤町長、そして置賜広域行政事務組合の八幡事務局長。山形県南部に拡がる置賜地域では、3市5町(米沢市、長井市、南陽市、高畠町、川西町、白鷹町、飯豊町、小国町)が連携し、各種事業を共同にて行っているほか、地域内の経済循環を意識した取り組みが長年続けられてきました。また飯豊町では人口7000人ほどの小規模自治体ながら、美しい景観や豊かな農村資源などを活かした持続可能な地域づくりが意欲的に行われているなど、わが県西地域にも大いに学ぶべき点があることから、ご講演を頂くとともに意見交換をさせて頂いたものです。

 

 後藤町長、八幡事務局長、ならびに随行で来られた課長さんらと、数か月ぶりに再会。改めてじっくりとお話を伺うことで、置賜地域、さらには飯豊町の取り組みに感心するとともに、広域圏同士のお付き合いをさせて頂きたいとの思いを強くしました。

 

 6日、「市民ホール開館記念事業実行委員会」の初会合が市役所で開かれました。4月に起工、現在工事が順調に進み2021年9月開館を予定している市民ホールの、開館後の催事や活用のあり方について検討を進める場として、地域経済、商業、観光、芸術文化、教育など様々な分野から委員の参画を得て設置したものです。開館まですでに1年10か月ほどとなっており、新しい市民ホールを待ちに待っている地域の諸団体や市民の皆さんの期待にどのように応えるか、また「シンプルで使いやすい質の高いホール」を利用者に体感してもらうためにどのような企画を行うかなど、様々な視点で、開館直後から1年間ほどの期間の企画を練ることになります。委員長には私が就任し、副委員長は小田原市文化連盟会長で劇団こゆるぎ座の座長である関口秀夫さんにお務め頂きます。この日も、こけら落とし企画などで招へいが望まれる演目についての意見に加え、市民ホール事業の目的でもある「市民による創造活動」の実現こそ大切に考えるべきなど、早速活発な意見交換が行われました。

 

 夕方、清閑亭では「小田原未来の森プロジェクト」の皆さんによる交流会が開かれました。小田原の森林・林業・木材産業などに携わる皆さんが連携し、勉強会や交流会などを通じて、この分野の更なる活性化と、各分野が繋がり合うことでの良循環の形成、担い手や関係の育成などを目指すプロジェクトで、この日は「小田原産材の可能性〜小田原産材利用者の交流会〜」と題し、多彩な皆さんが集っての有意義な意見交換と交流が行われました。

 

 前段では、「木材利用の最近の動向」として市農政課の新倉課長から、続いて「小田原産材の利用の可能性」について小田原林青会の高木さんから、それぞれプレゼン。それらを踏まえ、後段では参加者にマイクを回し、事業環境についての様々な状況報告や取り組み紹介などが続きました。私からも100年先を見据え現在策定作業中の「おだわら森林ビジョン」の狙いについてご紹介をさせて頂きました。

 

 皆さんのお話を伺いながら、小田原が「森」や「木」に本格的に取り組み始めてから10年ほどの中で、実に多彩な皆さん方がしっかり繋がり、活動の裾野が広がってきたことを実感、感慨深いものがありました。その定着に向けてはまだ取り組みたいことがたくさんあります。今後もこの絆を確かなものにしつつ、様々な事業を進めていきたいと思います。

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