加藤けんいち日記

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ホール緞帳デザイン原画、最優秀賞授与式

 2021 年 9 月の開館に向け、現在工事が着々と進む新しい市民ホール。そのホールの「顔」となる、大ホールの緞帳デザイン原画について、市民公募を行いましたが、過日の選考会にて最優秀賞が決定。 11 日午後、その授与式が行われました。

 

 受賞されたのは、市内在住の日本画家・芳澤一夫さん。緞帳実物の 25 分の1、縦 40 僉横 80 僂慮本に描かれたのは、小田原の海、山、川、空、風、そこに活動する多彩な市民や来訪者、そこから生まれる賑わい、交流、創造的活動・・・。それらが、日本画ならではの微妙かつ鮮やかな色調と、抽象化されながらも小田原の姿を想起させるデザインによって表現されています。

 

 今回の公募には、短い応募期間にもかかわらず、様々な皆さんから 22 点もの応募を頂きました。 2 段階の選考を経て、最終選考では市内の美術関係団体の方々にも協力頂きながら選定。 6 作品に絞られていた中から、最後は満場一致で芳澤さんの作品で決定したものです。

 

 この日の授与式には、私をはじめ市側の担当者と、ホールの設計を担当された環境デザイン研究所から仙田会長と斎藤所長が隣席。仙田会長からは、ホールの顔としての緞帳に込めた期待が語られ、特に客席から海を臨む方面に設置されるステージの緞帳に、海を想起させるデザインが掲げられることの意義などが述べられ、芳澤さんの作品を高く評価されました。芳澤さんは、 1 ヵ月以上作品と向き合ってきたこと、作品に描かれている大小無数の円には小田原で活躍する色々な人の顔を思い浮かべていたこと、全体として「希望」を表現したいと考えたことなど、制作にまつわる思いを縷々語って頂きました。

 

 もうお一人、この日の授与式に参列して頂いたのは、市内で事業活動のみならずまちづくりなどにもご尽力いただいている、古川達高さん。古川さんは、この緞帳の制作費を全額ご負担され、出来上がった緞帳を小田原市にご寄贈頂けるとのお申し出を頂いています。通常、数千万円になる緞帳を、よもやご寄贈頂けるとは思ってもいなかったので、私たちとしては驚くとともに、感謝の思いに堪えません。実はたまたま、古川さんは芳澤さんと西湘高校の 1 学年違いで旧知の仲。また、古川さんご自身は演劇に打ち込んでおられた若い時からの夢として、将来若者が活躍できる「芝居小屋」を作りたいと思っておられたとのこと。今回、こういう形で夢を叶えることができ、たいへん嬉しいと語って下さいました。古川さんは、映画「二宮金次郎」の制作を支えた「おだわら市民応援団」の中心人物でもあり、これまでもまさに「推譲」を地で行っておられたお方。本当に有難いことです。

 

 今後、この原画が「織」の工程を経て巨大な緞帳へと作り上げられていくことになります。どのような出来栄えになり、新たなホールの空間にどのように映えるのか、市民や利用者の皆さんにどんなインスピレーションや創造力を与えてくれることになるか、今からとても楽しみです。新しい緞帳は、少なくとも半世紀以上、多くの市民やホール利用者に愛され、心に刻まれるものとなることでしょう。
(今日から市議会 9 月定例会の一般質問となるため、日記更新はしばらく休みます。)

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