加藤けんいち日記

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ワールドキャンプ

 19 日から 21 日まで、小田原市平和施策推進事業である「 2019 ワールドキャンプ in Odawara 」が実施されました。

 

 昨年度から始めた、市内の中学生が対象の 2 泊 3 日の宿泊学習事業。長崎を拠点に国際的平和活動に取り組む大学生たちのグループ「ナガサキ・ユース代表団」の皆さんに講師およびリーダー役を務めて頂きながら、戦争の悲惨さ、核兵器の恐ろしさを学ぶとともに、 3 日間の交流を通じて参加者同士が互いを尊重しながら交流を深めるプログラム。いわば、「平和を守る」意識を育みつつ、「平和を創る」生き方についても感じてもらうことを狙いとしています。

 

 今年も、市内各中学校から 26 名の中学生が参加。長崎からは、昨年も参加してくれた永江さんをはじめ、高見さん、牟田さん、矢野さん、山口さんの元気な 5 名。全行程にわたり、本市の総務部総務課の職員らがサポート。

 

 初日は、ナガサキ・ユースの皆さんの活動紹介と、平和についてのレクチャー。長崎の被爆の実相、大戦後の冷戦中の歴史、現在の世界の核兵器の現状などについて、中学生たちが耳を傾けました。午後は、「おだわら自然楽校」で学んだ皆さんによるアイスブレイクとチームビルドの時間。この時間帯で、初めて顔を合わせた中学生たちは一気に打ち解け、仲間づくりが行われました。夕食は、共同作業によるピザづくり。

 

 2 日目は、私も終日行動を共にしました。この日の午前中は、小田原市内にある戦争遺跡巡りで、「戦時下の小田原地方を記録する会」の井上弘さんから熱心にご案内を頂きました。巡ったのは、 3 か所。まず、松永記念館の裏手の山腹に今も残る、旧日本軍の陣地跡。連合軍が相模湾から本土に上陸することを想定して、食料や弾薬を隠すために作られた大きな壕(横穴)です。アメリカ軍が小田原から上陸し本土決戦が行われていた可能性があるとの話を、中学生たちは真剣に聴いていました。次は、 8 月 15 日の未明にあった小田原空襲の様子を伝える、旧古清水旅館の資料室。現在は高齢者向け住宅「プラージュ古清水」となっている建物の 2 階の資料室には、空襲で焼けてしまった建物の一部や、直後に撮影された写真が展示されており、当主の清水さんから説明を伺いました。同館の屋上に登り、実際に空襲で焼けた地区の広がりも確認。最後は、新玉小学校に隣接する蓮上院内に今も残る、爆弾投下跡。終戦 2 日前の 8 月 13 日、蓮上院内に残る総構の土塁上に落とされた爆弾の跡は、保存すべき史跡の上であったがために今も当時のまま残っており、直径 10 m以上、深さも数mはあろうかという穴。住職である濱武さんからも当時のお話を詳しく伺いました。いずれも、たいへん貴重な戦争遺跡であり、参加した中学生たちは当時の様子に思いを馳せながら、熱心に話を聴いていました。

 

 尊徳記念館に戻り、グループワーク。戦争遺跡巡りの感想や、「私たちで創る平和のまち小田原」を考え、まとめる作業。 3 日目の報告会に向けた資料作りも行われました。夕食は、戦時下の食事体験ということで、今年も「おだわら六彩会」の皆さんに手伝っていただきながら、すいとんやサツマイモ蔓のきんぴら、蒸かしたサツマイモなどを、みんなで調理。その後、改めて 2 日間における感想などを語り合いました。

 

 3 日目は、私は不在だったのですが、無事に成果発表会も開かれ、中学生たちは立派に発表してくれたようです。今回の学びは、各中学校に戻ってからも校内や地域でぜひ共有してほしいと思います。平和を守り平和を創る取り組みが、今後へと繋がっていくことを願います。

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