加藤けんいち日記

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坂口安吾展 ほか

 13 日、明け方に少し雨が降ったものの、日中は夏空が広がる暑い一日に。

 

 午前中、南町の小田原文学館へ。 6 月末より開かれている特別展「『坂口安吾』ができるまで」の会場を訪ねました。近現代日本文学を代表する作家の一人である坂口安吾は、小説「風博士」が小田原出身の作家・牧野信一に激賞されて文壇に登場し、昭和 15 年には、やはり小田原在住だった三好達治の誘いで小田原に転居、早川橋近くに居を構えました。翌年 7 月の洪水で住まいが消失し小田原を去ることになるまで、わずか 1 年半ほどの小田原生活でしたが、尾崎一雄、北原武夫ら小田原ゆかりの人々との交流はそれ以降も続き、その後の創作活動にも影響を与えたと言われています。

 

 特別展では、 2 年間全く片付けをしていない散らかった部屋の中で机に向かい、原稿用紙を前にしている安吾の大きな写真が中央壁面に据えられた中、文壇に登場した初期の貴重な資料や、直筆の原稿、ゆかりの作家たちとやりとりした書簡などが展示されており、「堕落論」や「白痴」などをはじめとする作品で戦後に流行作家となる、その以前の時期になる小田原時代の安吾の様子が伝わってきます。

 

 本市学芸員の鳥居さんの解説を聴きながら、一点ずつ資料などを拝見。直筆原稿や葉書にみる、とても読みやすい筆跡から、安吾の人となりが伝わってくる感じがしました。特別展には、若い女性も多く訪れているとのことで、近現代文学が改めて若い人たちにも読まれているようです。9月には、小栗旬が太宰治を演じる映画も公開されるなど、改めて光が当たっているのかもしれません。この特別展は今週日曜の 18 日まで、最終日には学芸員による展示解説も行われます。ぜひ、多くの皆さんに足を運んでいただきたいと思います。

 

 午後は、庁内ミーティングの合間に、 2 件の表敬訪問をお迎えしました。

 

 午後一番でお越しになられたのは、小田原薬剤師会の新年度の役員の皆さん。 7 月下旬に改選が行われ、会長には荒井俊明さんがご就任。副会長の渡邊千括さん、市川和子さん、専務理事の熊井佳子さん、常務理事の夏目善文さんと共に、ご挨拶に見えられました。先日、小田原医師会・小田原歯科医師会と共に三師会共同宣言が行われたことなどにも触れながら、今後の地域包括ケア体制の充実に向け、「かかりつけ薬局」として、住民の皆さんを支えて頂きたく、更なる協力と連携をお願いしました。

 

 続いて、早稲田大学で AIESEC (アイセック:社会課題を解決できる次世代リーダーの輩出を目的とした世界最大の学生団体)の活動に取り組む関下晴登さんと西村七佳さん、その活動の一環である海外インターンシップに参加し中国から来日中の中国海洋大学 3 年生のチョウ・カキンさん、彼女の受け入れと日本での活動をサポートしている「あしがら金太郎電力」の小山田大和さんが来室。アイセックの活動と今後の企画、松田町や小田原市で農業や地域文化に触れる日々を過ごしているチョウさんの様子などを伺いました。今後、こうした形で日本の基礎自治体を舞台にしたインターンシップにより、海外の若者との交流を広げていきたいとのこと。若い人たちの元気に触れたひと時でした。

 

 さらに夕刻、「小田原かまぼこ通り活性化協議会」の皆さんと、都市部および経済部職員らとのミーティングに臨みました。同協議会の田代守孝会長を中心に、かまぼこ通りの活性化に向け極めて精力的に活動を進めておられる様子を詳しく伺うとともに、今後の重点的な活動について、その実現に向けた課題を共有。ここ 1 〜 2 年でエリアの賑わいを目に見える形にするべく、連携と協働の強化を確認しました。
(明日以降、飛び石的に夏季休暇を頂くため、日記更新はしばらく休ませて頂きます。)

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