加藤けんいち日記

<< 小田原市、 SDGs 未来都市に | main | 環境省森本事務次官、若い力 >>
報徳更生寮

 今年は例年になく梅雨らしい天候が続いており、なかなか太陽が顔を出してくれませんが、今朝は久しぶりに青空が広がっています。毎年タネを採り続けて 10 年以上が経つ我が家のアサガオも、今日は爽やかな顔で咲いているように見えます。

 

 2 日、更生保護施設である「報徳更生寮」を視察させて頂きました。この施設は、「更生保護事業法に基づく更生保護事業として、犯罪や非行をした人で更生の意欲が認められる者を宿泊保護し、必要な指導や援護を行うことにより、その更生を促して社会復帰を援助します」(同寮のしおりより抜粋)とあり、刑務所を仮出所または満期出所した人、刑の執行を猶予され保護観察に付された人などが対象となっています。

 

 大正 12 年に「谷津少年園」として創設され、昭和 3 年に小田原少年園と改称、昭和 25 年に更生保護事業の経営認可、昭和 59 年に報徳更生寮へ改称、現在に至ります。小田原では少年院が長い間開設されていたこともあり、小田原地区保護司会や小田原市更生保護女性会など、更生保護活動がとても盛んな地域で、私も就任以来この報徳更生寮のことは勿論承知しておりましたが、なかなか伺う機会がなく、保護司会の元会長であり現在報徳更生寮の理事長を務めておられる志村宗男さんのご案内もあって、今回初めて訪問させて頂いたものです。

 

 拘置所裏の閑静な住宅街の中にある寮は、男子成人の定員が 30 名、平成 30 年は新たな入寮者が 39 名、常時 15 人ほどが入寮。きちんとした生活スケジュールのもと、日中はハローワークや地域事業者の協力を通じた就職活動を行うなど、社会的自立を目指して活動。福祉事務所など公共の保健福祉機関と連絡を取りながら、本人自身が生活目標や生活設計を立て、自ら生計を営んで自立できるよう、様々な支援活動が行われています。

 

 この日は、理事長の志村さん、施設長の関さんにご案内頂き、報徳更生寮の歴史や日常の様子、制度の概要などについてレクチャーを頂いたのち、寮内の様子をご案内頂きました。日中の時間帯でしたので在寮者は出払っていましたが、居室や食堂をはじめ日常生活を営んでいる空間がキレイに整備され、清掃が行き届いているとともに、更生保護女性会の皆さんなどの奉仕活動による生け花や絵画が建物を彩っており、立ち直りと社会復帰を支えるための環境が整えられていました。また、地域で協力雇用主になって頂いている会社をとりまとめたファイルが何冊も置いてあり、私たちの知らないところで更生保護活動を支えている地域事業者の皆さんが多数おられることを、大変ありがたく感じました。こうした環境の中、入寮者自身によってキレイに磨き上げられたトイレや風呂などから、入寮者がそのような支える皆さんの思いを受け止めて自立を目指して日々生活している様子が伝わってきました。

 

 この施設は、日常的には関さんを含めベテランの男性職員 2 名を加えた 3 名で運営されています。国では再犯防止強化が掲げられていますが、全国 103 か所のこうした更生保護施設への予算配分は厳しく、上記のような地域内の支援者の力が大きな支えになっています。市としても、施設運営にあたっておられる皆さんと連携しながら、市内で更生保護活動にあたっておられる皆さんと共に、こうした更生の場へのサポートを強化していかねばと感じました。

| - | 17:20 | - | trackbacks(0) |
この記事のトラックバックURL
http://blog.katoken.info/trackback/1234803
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT TRACKBACK
モバイル
qrcode
LINKS
PROFILE