加藤けんいち日記

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鎌倉市長、小田原を視察

 12日、鎌倉市の松尾市長をはじめ文化財部長や都市景観部長など職員の皆さんが小田原に視察に来られました。視察目的は、歴史的建造物の保存活用についての調査です。

 

 鎌倉市は言うまでもなく日本を代表する古都であり、多くの社寺仏閣を擁し一年を通して内外からの来訪者でたいへん賑わっています。そうした中、市域にある歴史的建造物の多くはそれら社寺仏閣が中心であり、保存活用等についても基本的には各社寺が行っておられます。一方、それ以外の歴史的建造物については、保存活用の取り組みがまだ道半ばであり、各種計画への位置づけや、保存活用を担う人材の育成などに課題があるとのこと。そうした観点から、小田原での取り組みについて知りたいとのご来訪でした。

 

 小田原市は平成23年度に、歴史まちづくり法にもとづく「歴史的風致維持向上計画」の国認定を受けており、その中で市内にある歴史的建造物の保存活用方針を定め、これまで数年間にわたり取り組んできた実績があります。代表的なものは、老欅荘がある松永記念館、黒田長成別邸である清閑亭、田中光顕別邸である小田原文学館および白秋童謡館。そして追加指定した建築物として、旧松本剛吉別邸、山縣有朋ゆかりの皆春荘。後者2件は昨年度予算でようやく公有化できたもので本格活用はこれからですが、前者3件は複数時にわたる維持修繕工事、民間団体と連携した活用事業などが行われてきました。視察では、前者を中心にご案内し、松永記念館で私や小田原市職員らも同席しての意見交換などを行いました。

 

 鎌倉市でも、平成28年に歴史的風致維持向上計画の認定を受けられており、今後は社寺仏閣に加えて、民間が所有してきた歴史的建造物の保存活用に取り組んでいかれるとのこと。松尾市長とは就任以来たいへん親しくさせて頂いていることもあり、今後も十分に情報共有を図りながら、歴史あるまち同士の交流も進めていこうとの思いを共有させて頂きました。門前を彩る桜の花がまだ見頃であることに加え、老欅荘周辺の楓の新緑が美しい松永記念館の風情に、しばしの一息ともなりました。

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