加藤けんいち日記

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市文化連盟、『風の谷』への提案

 2月に入りました。昨夜は久しぶりのまとまった雨。箱根や丹沢ではこの冬初めての本格的な雪となったようで、私の部屋からは真っ白に雪化粧した、明け行く明神ケ岳の稜線部が望まれます。梅まつりの開園式を明日に控え、この雨で蕾もぐっと開花に近づくことでしょう。

 

 横浜でのSDGsフォーラムから市役所に戻り、ふたつの大事な意見交換会に臨みました。

 

 ひとつは、小田原市文化連盟(略称:市文連)に加盟する市内の芸術文化団体の皆さんと毎年行っている、「市長と地域文化を語る会」。舞台系・音楽系・展示系など様々なジャンルの23団体が加盟しており、層の厚い小田原の芸術文化を担っていただいている、とても大切な皆さん。会長の関口秀夫さん(「劇団こゆるぎ座」代表)を中心に、ジャンルの違いを超えて、小田原の芸術文化の底上げとすそ野の広がりに向け、連携強化が進んでいます。ここ数年は、紆余曲折を経てようやく実現が間近に迫った新しい市民ホールを視野に、皆さんの期待も大きく膨らんでおり、この日もそんな雰囲気の中で和やかに意見交換が行われました。

 

 今年度の市民文化祭では、私も久しぶりにほとんどの団体の舞台や展示会場に伺い、改めて小田原の芸術文化の厚みとレベルの高さを感じるとともに、担い手の不足や高齢化、活動の広がりにおける課題なども確認。より多くの人たちに触れてもらうこと、そして新たな担い手を獲得していく方策などについて、各団体の取り組みをお聴きしました。市としても、新たなホールのオープンも視野に、それぞれの活動が新しいフェーズへと進化してゆかれるよう、共に歩んでいく旨をお伝えしました。

 

 もうひとつは、新しい時代に向けたご提案。昨年末にお訪ね頂いた、前総務大臣補佐官で政府が提唱する未来社会の姿「Society5.0」の策定も手掛けてこられた太田直樹さんに加え、ヤフーCSOで慶応義塾大学SFC環境情報学部教授の安宅和人さん、国内屈指のランドスケープ・デザイナーである熊谷玄さんがお揃いで市役所を訪ねてくださいました。

 

 ご提案の内容は、たいへん興味深いものでした。Society5.0に盛り込まれたような最先端の情報化・自動化などの技術を、日本の地方都市が抱える様々な地域課題の解決に実際に結び付けていく試行を、ぜひ地方都市の現場でやっていきたい、とのこと。元来地域が持っている豊かな地域資源と、AIに代表される先端技術を、人間性に立脚した視点で融合させていこうという意欲的な構想です。都市化が過熱し工業化・情報化の果てに、自然との調和が崩れ人間性が磨滅していく未来(いわく『ブレードランナー的未来』)ではなく、自然と人とが調和し、人間性豊かな地域社会を育てていく未来を目指すもので、そのモデルイメージを『風の谷』と捉えておられます。

 

 映画「風の谷のナウシカ」の中に描かれる、緑豊かで水が巡り、豊かな農耕があり、人々が世代を超えて支え合い朗らかに暮らしている「風の谷」は、私にとっても目指すべき地域イメージの象徴です。今回そんな思いを共有できる皆さんからご提案を頂き、とてもワクワクしています。「持続可能な地域社会モデル」の実現を明確に志す小田原において、どのような展開になっていくか、本当に楽しみです。

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