加藤けんいち日記

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閑谷学校

  26日、午前中は泉佐野市で開かれた「第69回全国漁港漁場大会」に参加。全国各地から集まった2000人近い漁港・漁場および水産の関係者が一堂に会する中、更なる水産振興と地域活性化に向けた諸決議が採択されました。

 

  ここで、神奈川県からの水産関係者一行と別れ、岡山県備前市にある旧閑谷学校へと足を延ばしました。地域課題解決の担い手づくりを目指す「おだわら市民学校」の今後の運営充実に向け、15日に水戸・弘道館、16日に足利学校と、我が国屈指の藩校を訪ね、その創設の理念や経緯、往時の学びの様子、今日的活用について視察させて頂きましたが、「現存する庶民のための学校としては、世界最古」と言われる、国指定の特別史跡でもある同校にも以前より関心があり、現地を拝見すると共にお話を伺ったものです。

 

  ご案内いただいたのは、旧閑谷学校に隣接して設置されている「岡山県青少年教育センター閑谷学校」の学校長でもあり、同史跡の管理・運営・活用を担っておられる公益財団法人「特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会」事務局長の光泰弘さん。まずこのセンターで光さんからレクチャーを受けたのちに、旧閑谷学校の施設群をご案内頂きました。

 

  現在は無人駅となっている山陽本線の「吉永」駅から車で10分ほど、紅葉の兆しが見える自然林に覆われた低い山々が折り重なる、その谷あいの開けた場所に、旧閑谷学校は在ります。お訪ねした時間帯が午後3時を過ぎており、観光バスなどで訪れるお客さんの姿も途絶えた静かな中、有名な「櫂(かい)の木」をくぐったところにある孔子廟、国宝となっている講堂、さらに奥に設けられている学房跡や資料館、敷地を取り囲む石塀、そして校門などを、順に拝見。その規模もさることながら、それぞれの建造物の風格や重厚感、建設が完了した1701年の当時から刻んできた歴史の厚み、凛とした気配に、たいへん感銘を受けました。

 

  当時の岡山藩主であり、孔子の訓えに深く共感していた池田光政が、「山水清閑、宜しく読書講学すべき地」としてこの地を賞賛、藩内の庶民の教育、地方のリーダーを養成するために創設したとのこと。現代に伝わる様々な資料群から、この学び舎を通じた人材育成、それによる地域の隆盛にかけた思いが伝わってきました。漆塗りの床が黒光りする講堂では、一年を通して今も県内外の中高生や企業研修などで行われているように、論語の朗唱をさせて頂きました。場の持つ「気」とでもいうべきものの大切さを、改めて実感した訪問となりました。

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