加藤けんいち日記

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生活保護行政に関する検証会

  4 月 30 日、 UMECO 会議室において、「生活保護行政に関する検証会」を開催しました。昨年 1 月に明るみに出た本市生活支援課職員による不適切な表現のジャンパー着用問題に対し、直ちに設置した「生活保護行政のあり方検討会(座長・井手英策・慶応大学教授)」によって取りまとめられた報告書における諸提案に基づき、 1 年間様々な改善策に取り組んできました。この日の検証会では、それらの取り組み状況について報告するとともに、「あり方検討会」の 5 名の委員の皆さんから、取り組みの達成状況に対する評価と、今後に向けた忌憚のないご意見を頂きました。

 

  あり方検討会からの報告書に盛り込まれた提言については、すべて取り組むべきものとして真正面から受け止めさせていただきました。その取り組み状況(市HPに掲載)については、生活保護制度利用者へのアンケート調査のみ未実施(今年度実施予定)ですが、それ以外にはすべて着手。「保護のしおり」の全面改訂をはじめ、ケースワーカー数の適正化、申請から決定までの日数の短縮化、ケースワーカーの専門性を高める各種研修実施、専門機関との連携、地域力を生かした自立支援の取り組み強化、市民アンケートの実施、各種業務改善によるケース対応時間の捻出など、一定の結果を生み出してきたことについて報告。

 

  委員の皆さんからは、それぞれの取り組みについてご評価を頂きつつも、利用者の声がまだしっかり把握できていないこと、母子世帯の生活保護制度の利用率が低いことについての踏み込みが足らないことなど、いくつかの点についてご指摘とご提案を頂きました。さらに、一連の取り組みが、小田原市として全庁的に進めている「ケアタウン構想」や地域コミュニティ政策としっかり繋がって、「生きづらさ」や「生活困窮」「社会的孤立」を生み出さない、市全体としての地域政策ないし社会づくりの取り組みに明確に位置付けられていくことが大切であり、ぜひそれを通じた「小田原モデル」を目指してほしい、との貴重なご意見も頂きました。

 

  報告書による取り組み提案を頂いてから 1 年であり、ほぼすべての項目に着手はしていますが、それらが十分な効果に帰結しているかと言えば、まだ道半ば。この日の検証会はあくまで途中経過報告ですが、取り組んでいく方向について確認を行い、今後に向けてより意識すべき点を分かち合え、たいへん有難いことでした。座長である井手先生からは、これらの経過報告の文字には表れていない、大変な重圧の中で努力を重ねた職員らに対しての、ねぎらいの言葉も頂きました。私からは、委員の皆さんに対し、これからも市の生活支援行政の改善と進化、更には「小田原モデル」の形成に向け、引き続き忌憚のないご指導およびご支援を賜りたいと、お礼を兼ねて依頼をさせて頂きました。

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