加藤けんいち日記

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江之浦測候所 石舞台での能

 11 日、防災関連で 2 件のご寄付がありました。

 

 1 件は、公益社団法人神奈川県塗装協会より、災害対策用として大判プリンター 1 台をご寄贈いただきました。同協会では、塗装技能の向上や技能者育成のための諸事業のほかに、公益目的事業のひとつとして地域防災支援事業にも取り組んでおられます。様々な災害への備えが必要な小田原市では、全庁を挙げての防災訓練や災害対策本部設置訓練などに、年々精度を上げつつ取り組んでいますが、情報を共有する手段が不十分で課題となっています。今回のご寄付では大判の印刷が可能となるため、災害対策本部で大いに活用させて頂きます。

 

 もう 1 件は、西湘ビルメンテナンス協同組合からの、防災対策基金へのご寄付。同組合とは昨年 3 月に、「災害時における避難所等の清掃、消毒及び警戒警備等の協力に関する協定」を締結しており、その一環で手指消毒用アルコールを市内 25 の小学校に備蓄していますが、今回は基金へのご寄付に加え、この入れ替え更新も行っていただけるとのこと。たいへん有難いことです。

 

 11 日午後、小田原文化財団の「江之浦測候所」へ。敷地の中央に設置されている石舞台において、測候所開設後初めてとなる能の披露が行われました。地元で産出された根府川石などで組んだ舞台に、阿武隈山地から掘り出された 23 tもの巨大な石橋が懸かる、他に類を見ない石の舞台。この日はその上に床板が組み立てられ、舞台の四隅には青竹が立てられ、周囲を取り囲む玉砂利のスペースに客席が設けられて、相模湾と箱根山を借景とした見事な観能空間となっていました。

 

 演目は、「石橋 於 石橋(しゃッきょお いしばし)」。文殊菩薩の浄土に至る石橋を舞台に、赤い獅子と白い獅子が勇壮に舞う演目。この日は通常演じられる物語の後段だけに絞り、短時間の中で演じられました。この日は午前中から風雨が強く、屋外の石舞台で果たして能が行えるか、財団の皆さんも、観客たちもハラハラしていましたが、お昼過ぎから雨は止み、強い風はあるものの青空も出て、予定通り石舞台での上演に。舞台前面の左右に据えられた紅白の牡丹、力強く舞う紅白の獅子。強い風に獅子のたてがみは激しくなびき、強い風に流されていく雲、日差しと陰りが交互に訪れる舞台の光芒・・・。演目ならではのあでやかさに加え、自然の光と風の中でこそ得られる鮮やかな躍動感は、観るものに強い印象を残しました。

 

 当日は各方面からの来客に加え、地元である江之浦地区の皆さん 30 名ほどが招待されており、この土地を使わせていただいたことに対する、杉本さんの感謝の表明も行われました。終了後、江之浦の皆さんもたいへん感激され喜んでおられました。次はどんな企画が催されるか、また期待が膨らみます。

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