加藤けんいち日記

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フィールド・イノベーション活動

  29年度の最終週、様々なお立場の皆さんが退任や異動のご挨拶に来られます。長年お世話になってきた方が離任されるのは寂しくもありますが、新たな境遇へ臨まれるお気持ちなどを伺いながら、今後へと関係を続けて頂けるよう、お話をさせて頂いています。

 

  29日も、小田原短期大学学長の小沼先生がご退任の挨拶にお越しいただきました。障がい福祉の現場経験がたいへん長く、優しくて温厚な小沼先生のことは、たいへん尊敬しておりました。ここ数年、同大学と小田原市は子育て支援や食育など様々な分野で連携を深めていますが、小沼先生のご理解とご協力あってのことでした。これまでのご厚誼に改めて感謝をお伝えし、今後も引き続きのご指導をお願いしました。後任には、現在市教育委員をお務め頂いている吉田眞理副学長が着任されます。

 

  この日、昨年1月にシャンパー問題が明るみに出て以降、生活保護行政の抜本的な立て直しに取り組んでいる生活支援課の職員らにより、この1年近く取り組んできた「フィールド・イノベーション(略称:FI)活動」の報告会が開かれました。

 

  この活動は、「現場の知恵を活かして改革を進める活動」で、当該業務に取り組む日々の現場での動きや、それに伴う課題を可視化・数値化して把握し、その改善に向けて工夫を重ねていくもので、民間企業などではある意味当たり前に取り組まれているものです。今回の導入に当たっては、本市の職員課と、日頃お世話になっている富士通蠖斉狎郢拏劼粒Г気鵑箸琉娶交換から始まり、同社で提唱されているFIの手法により、生活支援課において切実な課題となっている業務改革に共にチャレンジすることとなったものです。

 

  その狙いは、生活支援課の職員(ケースワーカー)たちが、「生活保護行政のあり方検討会」からの提言を実施するため、膨大な業務を効率的に行えるよう改善し、そこで捻出された時間を、より利用者に寄り添ったケースワークに振り向けることができるようにすること、加えて、個々のケースワーカーが抱え込みがちな業務をチームとして共有し、より適切な対応が図られるようにすること。そうした目的意識のもと、大きく3つの施策テーマを設定し、生活支援課職員と富士通職員がプロジェクトチームを組んで取り組みました。

 

  3つのテーマとは、ゞ般灰離Ε魯Δ涼濱僂罰萢僉↓業務量の見える化による支援体制の確立・電話当番の設置、6般蓋率化のために業務システムを使いこなす。それぞれに小チームを組み、課題の把握、現場業務の実測、改善策の仮説、現場での導入と更なる改善・・・といったサイクルを繰り返し、改善を進めてきました。詳細は割愛しますが、これまで個々のケースワーカーの技量や経験に負うところが多く、標準化や共有化があまり図られていなかった様々な業務が、可視化・数値化を伴う現状把握を経て定量的に分析され、合理化されたことで、相当程度の業務効率の改善、結果としての時間捻出が可能となりました。またそれ以上に、「こうすれば、こうできるのだ!」といった、職員らの達成感も大きく、改善に向けた手応え、それによる生活支援業務への前向きな姿勢が生まれてきており、そのことはこの日プレゼンした職員たちの姿から私もハッキリと感じることができました。

 

  新年度以降、これまでの成果を実施に移していくことで、その成果を具体化する局面に入ります。ジャンパー問題からの立て直しという、内外からのたいへんな重圧の中、職員たちが自らの努力によって光明を見出し、大きく進化しようとしている姿に、私もたいへん勇気づけられました。

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