加藤けんいち日記

<< 小田原レモン、チューハイに! | main | 尊徳マラソンから文楽まで >>
いこいの森を踏査

  9日午後、「いこいの森」へ。30年度に、この広大な空間の利活用策を改めて検討したいと考えていますが、それに先立ち改めて園内の隅々まで歩き、現状と課題、そして可能性などを確認するべく、農政課の職員らと2時間みっちり踏査しました。

 

  森林整備の促進、木材供給拡大に向け、見本林展示や教育・啓発の拠点として国の補助を受け昭和57年にオープンした「いこいの森」は、久野川の支流である坊所川を挟んだ両岸に広がる山林の中に、キャンプ場、木工体験施設や集会施設、森林内の散策路、スポーツ広場、バーベキュー施設、バードゴルフ場など、複数の機能が施設として配置されています。運営は小田原市森林組合。

 

  開設から半世紀近くが経過しており、園路や各広場の維持管理、家形テント主体のキャンプ場、昔ながらの炊事場など個別の施設の老朽化もさることながら、園全体のコンセプト、施設としての魅力、教育活動への貢献、小田原が進める森づくりや環境保全活動上の役割などを、これからの時代を見据えて捉え直していくべき時期を迎えています。既に、農政課が主体となり、林野庁や関係団体などから情報収集しながら検討の準備を始めているところです。

 

  多くの市民にとって、「いこいの森」のイメージは、隣接する市道から見えるキャンプ場、グループ利用されることの多いバーベキュー施設、少し下った広場にある集会施設「きつつき会館」といったものから構成されていると思われます。しかしこの施設は、実は広大な山林にわたっており、山林内の園路を歩くと、かなりの時間を要するくらいの広さがあります。その中には、まだまだ活用の余地がある緩斜面、渓流に面したエアポケットのような隔離された空間、かつての植生がみられる自然林などが点在しており、様々な可能性があることを確認。一方、あまりに広大であるため、手入れの届いていない人工林の暗さ、林道などに近いところでは大型ごみの投棄なども見られ、広さゆえの管理の難しさも感じたところです。

 

  再整備に向けた着眼としては、どうしても暗くなりがちな人工林主体の森を適宜切り拓いて広葉樹に改植し、明るく人が入りやすい、様々な生物が生息する森へと変えて行くこと。渓流に面した両岸に滞在しやすいスポットを整備し、憩える場所を随所に確保していくこと。森の中でオーソドックスなキャンプを楽しめ、併せて森や自然環境のことに想いを馳せ、学ぶ体験ができるような施設配置とすること。小田原で環境の保全や育成に取り組む人たちにとっても拠点的な場所となること。全体として、小田原周辺に展開する森林を持続可能なものにしていくためのモデル的な取り組みのフィールドにしていくこと・・・。そんなことを、森を歩きながら考えました。

 

  新緑が芽吹き、暖かくなったら、またゆっくりとこの森を歩き、今後へのイメージを膨らませてみたいと思います。

| - | 17:17 | - | trackbacks(0) |
この記事のトラックバックURL
http://blog.katoken.info/trackback/1234537
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT TRACKBACK
モバイル
qrcode
LINKS
PROFILE