加藤けんいち日記

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みなべ町で梅サミット

  平昌五輪での連日の金メダルに、国内が沸いています。大けがという苦境を乗り越え、揺るぎない強さを見せた羽生選手。他の追随を許さぬ探求心と鍛錬を積み重ね、無敵の速さを確立した小平選手。想像を絶するであろう重圧の中、「自分との闘い」であったと述懐する二人に、強い信念とそれを支える精進を重ね持つことの大切さを思い知らされます。自分の人生において、高い目標を掲げて歩もうとする人たちに、二人の生き様は大いなる励ましを与えていくことでしょう。

 

  16日、早朝のひかり号に乗車、新大阪から特急くろしお号に乗り継いで、お昼前には和歌山県みなべ町へ。同町で開催された、今年で23回目となる全国梅サミットに参加しました。みなべ町には、平成25年6月に、全国随一の梅生産量を誇る同町の、生産・加工・流通が一体となった仕組みを学ぶべく訪ねて以来、5年ぶりの再訪。梅の開花は小田原でも例年より少し遅いですが、みなべ町でもやはり寒い冬だったようで、名産の南高梅が例年なら見頃を迎えるところ、今年はまだ1〜2分咲きといった感じでした。

 

  午後から始まったスケジュールでは、地元・みなべ町の小谷町長の歓迎の辞から始まり、加盟13市町の首長や代理出席者によるふるさと紹介。その後、講演として、和歌山大学地域活性化総合センターの岸上准教授より「地域資源・観光資源としての梅(UME)」、続いて和歌山県立医科大学の宇都宮准教授より「梅の効能について」。その後、会場を移し首長会議と総会などが行われました。

 

  講演が行われた会場には、地元から生産者と思われる多くの町民の皆さんも参加し、熱心に講演に耳を傾けている姿が印象的でした。みなべ町は、町全体が「梅」によって成り立っている町といっても過言ではないくらい、梅関連の仕事が地域経済の大黒柱となっています。数ヘクタールの栽培規模を持つ専業農家群がその主力であり、農家で一次加工された梅干しを更に加工する数多くの加工メーカー、販売事業者などが分布しており、それぞれが弛まぬ工夫と努力を積み重ね、品質の向上、付加価値の拡大を続けてきました。もちろん、行政もそれを支えるべく、全国で唯一の「うめ課」という組織をもっており、民間とがっちりスクラムを組んで「梅」を育てています。

 

  2017年、このみなべ町の梅生産のシステムは、世界農業遺産として認定されました。まさに、日本では唯一みなべ町だけにある、川上から川下までがひと連なりになり、有機的に支え合っている営み。生産体制、出荷量、加工技術など、みなべ町と同じようにはできませんが、兼業農家主体で高品質の「十郎」を育て、付加価値の高い製品を作ってきた小田原の梅産業においても、みなべ町の取り組みから学べるところは意欲的に取り入れ、地域を代表する地場産業として継続・発展を目指していきたいと、改めて思いを深めました。

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