20日に最大で40cmほども降った箱根の雪は、21日終日降り続いた大雨で、かなり融けたようです。それでも、雨の上がった22日に遠望した丹沢山塊は、ようやく冬らしい表情を見せていました。
21日午前中、第2回目となる「おだわら地域力市民力表彰」の授与式が、生涯学習センターけやきにて行われました。今年は、市内各連合自治会エリアから、5人と15団体の皆さんが推挙され、表彰を受けられました。それぞれ、地道な活動に熱心に取り組んでこられた方々ばかり。一枚ずつ表彰状を渡しながら、感謝とねぎらいの言葉をかけさせていただきました。
引き続いて行われた地域活動推進協議会の講演会では、神奈川県温泉地学研究所研究員による地震についての発表と、相馬市でのボランティア活動に参加された高須さんから、被災地での活動の様子と、小田原での今後の備えへの示唆について、詳しい報告がありました。高須さんは、もともと小田原市外の方でしたが、今回のボランティア活動に、都合3回も参加された経験を経て、小田原に転入され、福祉の仕事をされながら継続的に被災地への支援活動も積極的に取り組んでおられます。ボランティアに参加して得たものはとても大きかったとのお話は、この日参加されていた多くの自治会長さんたちにも響いたのではないかと思います。
22日午後、今年3回目となる、行政戦略アドバイザーとの公開アドバイザリーを、ダイナシティのキャニオンステージで行いました。アドバイザーは、食材を生かした地域おこしで豊富な実績を持っておられる金丸弘美先生。アドバイザリーの内容は、小田原がもつ豊かな地域資源を、これまでの発想や手法を越えて活かし、小田原のブランド向上と地域経済の活性化、更にはコミュニティの活性化を目指すうえで、今後どのような取り組みを進めたらよいか、について。
1次産業・2次産業・3次産業をかけあわせた「6次産業」という言葉は、重要な地域づくり手法として認知されてきており、全国各地には様々な成功事例が生まれてきています。小田原には、新鮮な水産資源、柑橘や梅などの果実類、玉ねぎやナスなどの野菜、下中の酪農など、各分野の素材に恵まれていると同時に、それらを加工する様々な産業も根付いています。しかし、蒲鉾や干物・塩辛、梅干や梅酒など、小田原の定番ともいえる商品としては存在感があるものの、更に幅広い商品開発や料理レシピの開発、環境調和型のライフスタイルにマッチした付加価値化などへの取り組みは、まだまだその取り組み余地が大きいと感じています。
素材の特性や持ち味、他産地との比較優位性をデータで確認する。ひとつの食材を様々な形で料理し、レシピのバリエーションを増やす。その中で評判の良いものを中心に、惣菜を作り、あるいは農家レストランを開く。商品の販売スタイルや拠点のあり方を工夫する。女性や高齢者の力を生かす。健康への効果や、地域環境の改善に資するような取り組みにする。単なる農業体験から、市民農園で栽培すべき農作物の指導をする「教える農業」という新しい切り口による農業の多角化や裾野の拡大など・・・。各地の豊富な事例をもとに、金丸先生はいろいろなヒントを出してくれました。
会場には、市内各地からの生産者の皆さんや、食生活改善団体の皆さん、漁業関係者、食品加工業者など、様々な方が傍聴に。この公開アドバイザリーを踏まえ、次は「小田原まちづくり学校」を今年度中に開校した上で、次の具体的な6次産業化を目指していくことになります。