加藤けんいち日記

お城で交通安全キャンペーンほか

  8日、小田原城本丸広場にて、「年末の交通事故防止運動」の出陣式と、交通安全キャンペーン活動を行いました。

 

  例年この時期に、小田原警察署をはじめ管内で日頃交通安全活動に取り組んでおられる諸団体の皆さんと共に、夕暮れが早く交通量も増える年末における交通事故防止を呼び掛ける街頭活動を行います。その形式は様々で、小田原駅アークロードで駅利用者に啓発を行うスタイル、ふるさと大使らとオープンカーに乗って駅周辺を廻るスタイル、市内中学生らの吹奏楽に先導され警察署長さんらと横断幕をもってパレードするスタイルなど、過去にはいろいろな形がありました。

 

  今年は、小田原警察署の皆さんの強い思い入れもあり、初めて小田原城をバックにした出陣式に。相洋高校書道部の皆さんによる書道パフォーマンス、ポスターコンクール入賞の市内小学生や北條手作り甲冑隊の皆さんも加わってのパトロール隊の点呼・点検と続き、最後にパトカーが前後を挟む形で白バイ隊10台がパトロールへと出陣していきました。偶然その場に居合わせた数多くの観光客も足を止め、小田原ならではの出陣式を興味深そうに見守ってくれていました。参加した関係者らも、例年のアークロードでのキャンペーンとは異なる趣向に、意気が上がったようです。

 

  9日は、冬らしい寒い朝を迎えた中、第8回目となる「おだわらキッズマラソン大会」が行われました。今年は6月にも開催されているのですが、回を重ねるごとに参加希望者が増えてきたため、希望する多くの子どもたちに走ってもらおうと、今年2回目の開催となったものです。実際、エントリーは1500人を超え、少子化とは裏腹に増え続けるちびっ子ランナーと、それを応援するご家族の姿で、会場周辺はたいへんな賑わいとなりました。

 

  アリーナ前の芝生広場にて行われた開会式には、リオ五輪に陸上競技400mハードルで出場した小田原出身の松下祐樹選手も参加。松下選手には、参加者と一緒に走ってもらう企画です。式のあとは、大勢の皆さんと一緒にラジオ体操。9時ジャストに、最初のグループ「親子の部」のスターターを務めさせていただき、お父さん・お母さんと一緒に走るちびっ子たちに声援を送りました。

 

  この日の午後は、市民会館大ホールで行われた「小田原民俗芸能保存協会後継者育成発表会」に参加。市長は名誉会長を仰せつかっており、開会式で挨拶後、しばし会場から各団体の活動成果を鑑賞させて頂きました。人口減少、少子化、担い手不足など、民俗芸能の活動にとっては難しい時代となりましたが、次代を担う若い世代が郷土愛を育み、地域の人たちの中で育っていく上で、各地域に伝わる民俗芸能はとても大事な役割を果たすものです。育成に携わっておられる各団体の皆さんに心より敬意を表するとともに、若い世代には誇りをもって引き継いでいってほしいと、それぞれの立派な舞台を拝見しながら願いました。

 

(市議会12月定例会の一般質問が今日から始まりますので、日記更新はしばらくお休みします。)

 

 

 

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板金の柳川さん、『美しい久野』の皆さん

 9日あたりから、急に冬らしくなってきました。北の方からは大雪の便りが届き、関東内陸部では各地で結氷、小田原でも今朝あたりは本格的な冷え込みとなり、今夜は箱根あたりが雪になるかもしれません。年の瀬がヒタヒタと迫る中、明日から来週までの一般質問、それへの準備作業などで、しばらくは庁内にカンヅメとなります。

 

 先週7日、2組の皆さんから嬉しい報告がありました。

 

 お一人は、「卓越した技能者(現代の名工)」を受賞された、(有)柳川板金工業所の柳川辰男さん。柳川さんは、住宅屋根・神社・仏閣・稲荷などの屋根工事や飾り物を、ご自身が考案した多様な加工道具を用いて製作する技能を有しておられ、特に銅板を打ち出して加工する鬼飾り・鬼面・文字看板製作を得意とする、業界内でも数少ない名工。現在も、現役の職人として現場に立ちながら、伝統的技能を伝えるために若手後継者育成の中心的指導者として、市内はもとより県内でも活躍されています。

 

 気さくなお人柄で、産業まつりや地域イベントなどでお会いすると、いつもお声をかけて頂き、板金ワークショップなどでは子どもたちにも優しく手ほどきをされています。以前いただいた、精緻な技巧が施されている特製の如雨露(じょうろ)や折り鶴は、今も市長室に飾らせて頂いております。これからも大ベテランとして、業界の発展にご尽力頂けるよう、元気でご活躍頂きたいと思います。

 

 もう一組は、平成30年度「豊かなむらづくり全国表彰事業」で農林水産大臣賞を受賞された「美しい久野里地里山協議会」の皆さん。久野地区の美しい里地里山を持続させるため、様々な分野における保全や再生の活動を地域全体として実施すべく、平成21年度に設立された団体。地元で活動されている諸団体が連携・協力しながら、農地や森の再生、登山道や渓流の整備、各種環境調査、親子向けイベントの開催などに精力的に取り組んできました。こうした活動が久野地域における自然環境や住環境の改善、ひいては地域社会全体の活性化に貢献しており、全国の農山漁村における「むらづくり」の優良事例であるとして表彰されたものです。

 

 この日、報告のために来庁されたのは、現会長で茶農家の田中康介さん、前会長で久野地区各種団体会議の発起人である星野清治さん、副会長で小田原植木社長の近藤増男さん、副会長で「野遊び」の主催者である近藤忠さん、久野地区自治会連合会長の駿河寛さんなど、久野で活躍されている錚々たる皆さん。私も市長就任のはるか以前からお世話になってきている皆さんであり、今回の受賞報告をたいへん嬉しく聴かせて頂きました。

 

 久野に根を張った活動をされている、力量の高い様々な分野の人たちが連帯し、地域のために力を合わせている久野の活動のひとつの原点は、平成当初のころに起こった産業廃棄物焼却場の建設計画に対する反対運動にあります。10年ほどにわたり、久野の環境を守るために粘り強く活動された中で、住民の結束力と環境への意識が大きく高まりました。それが、今も久野の地域力のベースになっていると、私は感じていますし、その力が、近年は環境を守り子どもたちを育てる活動へと展開することで、大きな成果となっています。今回の受賞をさらに励みとされ、更に活動を発展させて頂きたいと願っています。

| - | 12:27 | - | trackbacks(0) |
早川水系の水力発電を視察

  前夜からの雨が残る6日の午前中、早川水系に設置されている東京電力の水力発電所および関連施設を視察させて頂きました。

 

  小田原では、再生可能エネルギーの地域自給を目指していますが、元々小田原周辺の河川では古くから水力発電が行われており、それら地元産の自然エネルギーを地域のためエネルギーとして独立系統化し、地域内の電力需要を賄うことに絞って使うことができれば、地域としてのRE100(電源を100%再生可能エネルギーで調達する)の達成に近づけるのではないか・・・そんな可能性がどの程度あるのか、実際にこの地域にある水力発電の実際を拝見するとともに、東京電力の皆さんと意見交換をしたいと、かねてより考えていました。

 

  午前中いっぱいをかけ、主に視察させて頂いたのは、東京電力の三枚橋発電所と、そこに水を送る取水施設、旗の平調整池、送水管、サージタンクという、取水から発電に至る設備一式。ご案内頂いたのは、東京電力ホールディングス螢螢縫紂璽▲屮襯僖錙次Εンパニー松田事業所の金子所長、東京電力パワーグリッド蠅料蠧盪拏卍垢鬚呂犬瓩箸垢訶豕電力関係の皆さん。

 

  畑宿にある取水堰から早川の水が取水され、4.7劼砲よぶトンネル水路を抜け、小田原湯本カントリー横にある「旗の平調整池」へ。ここで一定の水量を貯め、取水量に多少の変動があっても一定時間は安定して発電できるようになっています。そこから直径1m近い鉄管で、水圧調整するための巨大な「サージタンク」へ繋ぎ、真下にある三枚橋発電所へ落差210mの鉄管で一気に水を落とし、発電しています。発電を行っている三枚橋の施設は、大正7年に運転開始、現在の発電機とペルトン水車は大正6年製で取替等しながら使用しており、いかにも頑丈そうな、ガッチリしたシンプルな構造。

 

  取水口から発電所まで一通りの施設を拝見し、広大なエリアの自然とガッチリ絡み合う、「自然と共にある発電」であることを、強く実感。早川の水量変動などによる発電量の多少の変動はありますが、定期点検などを除き昼夜を分かたず通年稼働する、ほぼ安定したエネルギー源です。早川水系での水力発電の歴史は、京都・蹴上の発電所と匹敵し、ほぼ国内最古とのこと。かつては、湯本など箱根の温泉地へ供給する電力として「箱根水力電気」や「小田原電気鉄道」など地元資本による小さな発電所からスタート、その後東京電力へと統合されていった歴史があり、もともとは地域のための水力発電だったものです。

 

  この三枚橋発電所だけで、一般家庭約3200件分の発電量があります。松田事業所が管理している早川水系および酒匂川水系には全部で15の発電所があり、全体で年間約3億kWh、約9万世帯分の電力を作っているとのこと。管轄地域(小田原、箱根、南足柄、山北、松田、小山)の総世帯数は約12万、単純計算で75%の世帯を支えることができる電力量です。こうした貴重な地域産の電力を、安定かつ安全な地域独立系の電力として供給することができれば、地域に暮らす住民はもとより、企業にとっても大きなメリットとなります。視察の道中、そうしたモデル地域を作ることができないか、金子所長および相内支社長とも意見交換をさせて頂きました。今後も引き続き、研究していきたいと感じた視察でした。

| - | 17:16 | - | trackbacks(0) |
リリーアンバサダー、石井醸造

 6日は、2組の嬉しいご訪問を頂きました。

 

 まず、この10月に「リリーアンバサダー」の認定を受けられた、市内で生花店「ハナマサ」を営む河野精一朗さん。リリーアンバサダーとは、ユリのファンづくり(普及活動)を行う「リリープロモーション・ジャパン」が、全国の主要市場からの推薦を受けて認定する、ユリのPR大使。河野さんは、普段仕入れを行っている「南関東花き園芸卸売市場」からの推薦を受け、2019年アンバサダー(全国に29名のみ)の一人として任命されたものです。この日は、同じく任命を受けた、南関東花き園芸卸売市場勤務の三浦竜さんもご一緒頂き、お二人の日頃の活躍ぶりや、花に対する思い、今後の展望などを詳しく聴かせて頂きました。

 

 河野さんは、今回の認定以外にも、花の分野で世界的な注目を集める存在となっています。過日発表された「インターナショナルフローラルアート2018〜2019」というコンテストで、見事ゴールデンリーフ賞(優勝)を獲得されたのです。これまでにも、花を熟知した経験と高いセンスをいかんなく発揮し、様々なチャレンジを重ね、国内での評価も高まっていましたが、この受賞により更なる飛躍が大いに期待されます。生花店を営む傍ら、フラワーアートを志す若手への指導にも意欲的に取り組むなど、業界の進化を担いつつある河野さん。これからの活躍が本当に楽しみです。

 

 もうひとつは、石井醸造蠅瞭本酒ベースの梅酒「曽我梅林の梅酒」が、全国梅酒品評会2018で見事銀賞を受賞されたことのご報告。来室されたのは、石井醸造蠅寮舒羚典社長、梅生産者の穂坂達夫さん、曽我を拠点として事業活動をされている鳥居隆司さん。

 

 この梅酒は、曽我梅林の「白加賀」を使用し、石井醸造の伝承製法である「もち四段仕込み」で醸された日本酒でじっくりと仕込んだ、こだわりの梅酒。私も以前からこの梅酒のファンで、自家用はもとより、各地へ出かける際にも自慢の小田原土産として使わせて頂いておりました。日本酒に漬けることで、甘すぎない、スッキリとした味わいが特徴。最近の梅酒ブームで、様々なベースの梅酒が百花繚乱のごとく各地で出されていますが、地味ながら、実力派という感じの梅酒。今回が2回目の銀賞受賞とのこと、「次回は金賞を取って報告に来ます!」と力強く宣言してくれました。

 

 実は、石井社長、穂坂さん、鳥居さんの3人は、私の高校時代の同級生でもあります。こうした形で一堂に会することができ、地域振興にそれぞれの立場で取り組む様子を語り合いながら、お互いの活躍を励まし合う、なんとも嬉しいひと時でした。

| - | 12:01 | - | trackbacks(0) |
自民党本部、関東学院大学

 5日は、広報小田原新年号用の写真撮影、テレビ神奈川の元旦放送用の収録を朝一番で済ませ、東京へ。自民党本部で開かれた、同党国会議員有志による地方税勉強会に、全国市長会財政委員会副委員長として参加しました。

 

 平成31年度に実施される税制に向け、自民党内では先月下旬より税制調査会や有志勉強会などが断続的に開かれており、その場に、地方6団体(全国知事会、全国市長会、全国町村会など)の代表も列席、地方の立場から意見を具申させて頂く機会があります。過日、自民党本部において開かれた総務部会にも出席しましたが、この日も同様に、全国市長会の立場で発言させて頂きました。

 

 大きな論点が幾つかある中、特に強調しているのは、「車体課税」の見直しに関して。政府案では、自動車取得・保有にまつわるユーザー負担を減らして販売台数を維持していきたいとの自動車業界からの強い減税要望を受け、軽自動車並みに減税するなどの案があるようです。一方、自動車交通が増えることにより進行している道路や橋梁といった社会インフラの老朽化対策に用いる財源として、各種車体課税は極めて重要であり、これが減ることになれば、地方自治体における道路・橋梁などの維持修繕もままならなくなってしまうという現実があります。

 

 実際、小田原でも年間の道路橋梁等の維持修繕費用約17億円に対し、車体課税で賄っている部分が8億ほど、残りは市単独の財源で賄っている状況。今でさえ、大きな負担となっている中、これ以上の財源減少は受け入れがたいというのが、各地方自治体の現実です。参加した自民党国会議員の皆さん方に、その点を強くお伝えしました。

 

 終了後、横浜へ。関東学院大学法学部の地域創生学科で行われている「地域創生特論」の講義に、今年も小田原市として参加しており、全8回にわたる小田原市分の講義のうち、私の担当分として約90分にわたる講義をさせて頂きました。

内容は、自治体が直面する課題群に対しどのような政策枠組みをもって取り組んでいるか、総合計画の考え方や体系、各政策分野における前期計画6年間の主な取り組み、予測されている人口動態や財政運営上の課題などを踏まえた、後期計画の重点取り組み内容など。

 

 受講しているのは、法学部の学生さんを中心に、今年度からは他学部(理工系など)の学生さんも受講してくれています。地方自治体の公務員を志す学生さんも多くいるので、今市役所で実際に課題になっている領域、職員に求められる能力や資質などを伝えた上で、「解決すべき課題が山積しているからこそ、たいへん遣り甲斐のある仕事。ぜひ、関心を持っていただき、チャレンジしてほしい」旨、私からメッセージを投げかけました。講義終了後、公務員試験を志す学生さんから具体的な質問もあり、頼もしく感じました。地方創生特論では1月にもう一度私の出番があり、より具体的な内容について話す予定。今から楽しみです。

| - | 12:53 | - | trackbacks(0) |
市民文化祭、箱根八里フォーラム

  1日・2日の週末にも、市民文化祭参加の催事が複数あり、それぞれ会場から拝見させて頂きました。1日午後は、小田原男声合唱団の定期演奏会。小田原市だけでなく、神奈川県内全域および千葉や静岡からも参加者のいる合唱団で、この日は唱歌・80年代の歌謡なども織り交ぜ、男性ならではの厚みのあるハーモニーを聴かせてくれました。2日は、まず小田原三曲会。私も以前尺八を習っていたこともあり、筝・三弦・尺八の演奏を興味深く拝聴。市議会議員の大村さんも尺八奏者としてご活躍でした。続いて、小田原フィルハーモニー交響楽団の、創立60周年記念定期演奏会へ。若手ピアニストの實川風さんを迎えての演目も含め、とても難しい大曲を見事に仕上げておられ、感動しました。小田フィルさんには、3月の「市民による音楽フェスティバル」のオーケストラでもお世話になる予定です。

 

  3日、市議会12月定例会本会議や広報委員長会議を終えたのち、箱根へ。5月24日に文化庁より認定を受けた、日本遺産「箱根八里」の今後の活動に繋げるべく、「箱根八里街道フォーラム」が開催され、私も「箱根八里街道観光推進協議会」副会長として参加、関係者間の交流を深めました。

 

  会場となった「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」には、200名ほどの参加者が詰めかける中、基調講演、各種報告、リレートークと続きました。文化庁審議官の杉浦氏から、日本遺産を軸とした地域振興への展望と「箱根八里」への期待が語られたほか、インバウンド観光などを手掛ける事業者から今後のトレンドについて、またMOA美術館のスタッフから浮世絵などで描かれてきた「箱根八里」の紹介と続き、たいへん興味深く聴かせて頂きました。

 

  続くリレートークでは、日本遺産の認定地域である箱根町・函南町・三島市・小田原市の各首長のほか、国内で既に街道観光に取り組んでいる、馬籠宿などで有名な中津川市、鯖街道の小浜市からも、両市長が参加。それぞれの地域で取り組まれている街道観光の現状と課題、今後への展望などが語られました。特に、中津川・小浜での先行事例はたいへん参考になるものであり、今後も学ばせて頂きたいと感じた内容でした。

 

  引き続き行われた交流会でも、各地の関係者と親睦を深めたほか、日本で旅関係のジャーナリストとして活動されている海外の皆さんとも意見交換。中締めを依頼されたので、箱根町長・三島市長にも協力頂き、会場全員で「箱根八里」を歌い気勢を上げました。終了後、文化庁杉浦審議官から「全国の日本遺産認定地でその名を冠した歌を持っているのは、箱根八里だけですね」とのコメント。街道観光の推進へ、弾みのついた一夜となりました。

| - | 12:11 | - | trackbacks(0) |
青少年の主張、城町ジャズ喫茶

  1日、「生涯学習センターけやき」にて、「青少年と育成者のつどい」が開かれ、第一部にて市内12校の中学生たちによる「中学生の主張」発表会、第二部にて青少年善行賞等表彰式が行われました。

 

  「中学生の主張」では、各校から優秀賞として選ばれた1名ずつが、登壇して作文を発表する企画。毎年私も楽しみに聴かせて頂きましたが、家族との関わり、自分の内面への掘り下げ、部活動での自己鍛錬、世界の貧しい子どもたちへの支援、委員会や生徒会活動への意欲、趣味を通じた成長など、様々な切り口でのしっかりした主張に触れ、とても心強く感じました。

 

  15歳前後というのは、社会と自己との関わりを明確に意識し始め、自分の意志で大人へと歩み出す、その原点ともいうべき思いが形成される、人生の中でもきわめて大事な時期。表彰式では、今回発表したような「原点」を大切にしてほしいと伝えると共に、登壇して発表した優秀賞の12名に加え、各校から選ばれた入賞者各2名の皆さん全員に、賞状とメダルを授与させて頂きました。

 

  第二部では、優れた活動を行っている子ども会などの団体、青少年健全育成活動に長年携わってこられた育成者の皆さんを表彰。地域ぐるみで子どもたちを育てることが益々重要になる中、引き続きご尽力いただくよう、表彰状をお渡ししながら言葉を掛けさせていただきました。

 

  この日、三の丸小学校の近くにある「旧瀬戸たばこ店・旧瀬戸米穀店」では、「小田原城町ジャズ喫茶」が一日限りで開かれました。おだわら城町アートプロジェクトの歴史的建造物活用事業の一環で行われたもので、現在空家になっている両建築を舞台にした企画。店主には、FMおだわらでもパーソナリティを務めるミュージシャンの渡辺俊美さん、主催は「おだわら文化事業実行委員会」。

 

  旧瀬戸たばこ店には、1階にレコードクリーニング、子ども向けの工作WSなど。2階にはオーディオクリニック、ジャズコンサート会場が設けられ、渡辺さんのコレクションである往年のジャズ名盤のLPジャケットが壁一面に飾られた中、ファン垂涎のオーディオ機器を通してジャズの流れる、心地よい空間が現出していました。はす向かいの旧瀬戸米穀店には、上質な生活雑貨、クラフト、駄菓子屋などが複数出店し、懐かしくも魅力的な空間に。隣接する空き地では、昔遊びや、本格的なコーヒーなどを提供する移動販売車も。全体として、ゆっくり滞在したくなる、幅広い世代が楽しめる路地空間が生まれていました。

 

  家主である太田さんご夫妻も来られており、一緒にコーヒーを飲みながら歓談させて頂きましたが、こうして賑やかに活用されることを喜んでおられました。こうした賑わいの創出が、より頻度を上げてできると、周辺への波及効果も更に高まります。今は「点」として存在するお店や催しが、次第に密度を増して「面」になることで、小田原の町はさらに魅力的になっていくことでしょう。

| - | 12:23 | - | trackbacks(0) |
市立病院再整備基本構想

  12月に入りました。カレンダーをめくると、残りは1枚。年内にやるべきこと・やり残したことなどが頭に浮かび、何やら気ぜわしくなってきます。テレビの気象予報士によると、今週のような初冬の雨は「さざんか梅雨」と呼ぶそうで、これが抜けると一気に気温は下がるとのこと。スキー場の雪不足も解消するでしょう。

 

  30日午後、市立病院再整備基本構想策定検討委員会より、委員長である小田原医師会の渡邊会長、副委員長である自治会総連合の木村会長がお見えになり、同委員会からの答申書を提出頂きました。

 

  小田原市民はもとより、県西地域の急性期医療の拠点として、私たちの命と健康を支えている小田原市立病院は、現病棟の老朽化に加え、医師や看護師の増加や各種医療機器類の増加による狭隘化、そしてより高度な医療体制実現に向けた機能配置の必要性などから、再整備(建て直し)が急務となっています。今年度、計4回にわたり委員会を開催していただき、再整備に向けた基本構想を案として取りまとめて頂いたものです。

 

  詳細は省きますが、病床規模等はほぼ現状を維持しながら、県西地域の急性期対応の基幹病院として求められる諸機能をしっかりと確保していくこと、まずは現地建替えから検討を進めていくこと、整備は遅くとも2025年度中までに行うことなどが記されています。
2021年に市民ホールがオープンする予定ですが、その後から直ちに始まる、近年では最大規模の整備事業となります。現地での再整備、事業費の財源、医療体制の充実など、多くの課題を含む膨大な作業であり、入念な準備と、確かな見通しをもって、万全の態勢で取り組む必要があります。

 

 また、この日は嬉しい報告がありました。小田原駅西口近く、以前社会福祉センターがあった場所に建築中の「小田原レディスクリニック」が、今月中に施設整備を終え、来年早々より開院する運びとなった旨、院長となる西原医師がご挨拶に見えられました。
全国的に不足が懸念されている産院は、県西地域でも同様の傾向にあり、市内で分娩ができる医療施設は市立病院を含め3か所のみ。そうした中、新たな産院の開設は、地域にとって大きな福音となります。施設や診療内容の詳細は、今後順次公表されていくそうです。

| - | 12:20 | - | trackbacks(0) |
霞が関、永田町にて各種要望

 11月も今日で終わりとなります。野山の木々を見れば晩秋の気配が濃厚ですが、冬の到来というにはまだ暖かな日が多く、「師走」という実感はあまりありません。一方、28日から市議会12月定例会が始まり、仕事の暦では着実に年末に向かっていきます。新年に掲載する各種インタビューなども来週から複数入ってくる予定であり、体感とは裏腹に、一年の締めくくりの季節を迎えています。

 

 28日、午前中に市議会12月定例会の初日を迎え、各種議案等を上程。午後から東京へ向かい、幾つかの要望活動や意見交換を行いました。

 

 まず、環境省へ。今後さらに取り組みを拡充していくことになる環境分野の各種事業推進に向け、環境省との連携強化について、森本事務次官、鎌形大臣官房長らに協力を要請するとともに、諸々情報交換をさせて頂きました。
続いて、内閣府へ。内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部の平田事務局長、内閣官房の勝野参事官と面談。複数の国々とのホストタウンとなっている小田原の取り組みに関し、意見交換。スポーツ分野を中心に幅広い人脈を持ち精力的に活躍されている平田さんとのお話はたいへん有意義で、今後につながる面談となりました。

 

 引き続き、全国市長会財政委員会副委員長として、平成31年度税財政制度への要望活動を実施。全国市長会財政部長の内村氏らと、自民党税制調査会の役員である国会議員の皆さんに、要望書を手渡しながら説明を行いました。直接お話をさせて頂けたのは、衆議院議員の森山裕氏、あかま二郎氏、坂井学氏、山本幸三氏、竹本直一氏。そのほか、複数の役員議員の皆さんの事務所にも要望書をお届けしました。特に強調したのは、自治体における道路・橋梁などの老朽化対策財源として貴重な車体課税の維持と、地方の自治体にとって不可欠な財源であるゴルフ場利用税の存続など。

 

 夕刻は市ヶ谷にて、小規模多機能自治推進ネットワーク会議の関東ブロックにおける勉強会に参加した皆さんと交流。コミュニティ政策学会会長で法政大学教授の名和田先生を中心に、10人の学識者と関東地区で地域コミュニティ事業の推進に意欲的に取り組んでいる、小田原市を含めた8市と団体会員の皆さんが集い、直近の課題などについて活発な意見交換がなされていました。同じような志をもって取り組んでいる各地の職員の皆さん方との情報共有や意見交換は、本市の地域政策課職員にとってもたいへん貴重な機会となっているようです。

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南方諸地域戦没者追悼式

  26日、沖縄県糸満市の「摩文仁(まぶに)の丘」にて行われた、平成30年度神奈川県南方諸地域戦没者追悼式に、神奈川県市長会の代表として参加しました。

 

  この追悼事業は、先の大戦における南方諸地域戦没者を慰霊するべく、「摩文仁の丘」に「神奈川の塔」を建立した昭和40年以来、毎年この時期に行われており、神奈川県知事を代表に、県遺族会の皆さんなどからなる慰霊団が参加し、県議会、県市長会、
県町村会などからも代表者が参列します。今年は、県市長会の小林・厚木市長の都合がつかないため、副会長である私の参加となったものです。

 

  朝6時に自宅を出発しましたが、途中保土ヶ谷バイパスや首都高湾岸線などでの事故渋滞で、予定の便に間に合わないというトラブル。修学旅行生などで席が埋まっている中、後発の那覇行きチケットを何とか確保、午後2時半の開式5分前にやっと会場へ辿り着きました。

 

  平和記念公園から少し登ったところにある「神奈川の塔」では、100名近い皆さんの列席のもと、時折強い陽射しの降り注ぐ中で追悼式が厳粛に執り行われ、私からも県市長会として追悼の辞を読み上げさせていただきました。この場所には、4年前に「神奈川の塔」が改修された後に県市長会として訪ねて以来、2度目。また平和記念公園には以前家族で沖縄を訪ねた際に、資料館見学なども兼ねて訪ねており、都合3度目となります。式後、平和記念公園が面する太平洋の岸壁から、かつて凄惨な戦いと悲劇が繰り広げられた海岸線をしばらく望みました。何事もなかったかのような、青く美しい海。

 

  翌27日、貴重な沖縄訪問の機会でもあるので、帰途に就く前にふたつの戦争遺跡を見学させてもらいました。

 

  ひとつは、南城市にある「糸数アブチラガマ」。全長270mの自然洞窟(ガマ)で、沖縄戦時、この洞窟は糸数地区住民の避難指定場所や、日本軍の地下陣地・倉庫として使用され、戦場が南下するにつれて南風原(はえばる)陸軍病院の分室ともなりました。多い時で、200名を超える住民と、約600名の負傷兵が運び込まれ、軍医・看護婦・ひめゆり学徒らも配置されていました。

 

  数年前、全国史跡整備市町村協議会の南城市大会に参加した折、このアブチラガマ近くも通ったことがありますが、足元の下にそのようなガマが点在しているとは、その時は知りませんでした。南城市公民館長の具志堅さんにご案内いただき、ガマの中で詳しくお話を伺いました。漆黒の闇、絶えず滴り落ちる水滴、高い湿度、滑りやすい足元・・・この中で、数か月間にわたり、住民や負傷兵たちがひしめき、劣悪な生活環境、飢えと渇き、麻酔なしで行われた負傷兵の手術、積み重なる遺体、米軍からの火炎放射など、暗闇の中で具志堅さんから語られるあまりに悲惨な当時の光景に、言葉を失いました。1時間近いガマの見学を終えて、地上に出た時の、太陽のありがたさ。当時ここを生きて出た人たち、この中で息絶えていった人たちの思い。受け止めきれない様々なものを頂いた、アブチラガマでした。

 

  続いて、「摩文仁の丘」に近い、八重瀬町にある「クラシンウジョウの壕」を訪問。八重瀬町ボランティアガイドの金城さんにご案内いただきました。ここは、中世の城跡である具志頭城址の直下にある鍾乳洞を利用した壕で、眼下にある港川港付近に上陸する可能性のある米軍を監視するために、日本軍が使用したとのこと。住民の避難利用はなかったと言われています。
巨大な岩山の間にある谷の底に、壕への入口があり、その先には天然の地形による洞窟と、日本軍が掘り抜いた通路や部屋などがあります。金城さんから、当時この中で繰り広げられていた日本軍の様々なエピソードを訊かせて頂き、大変貴重な見学となりました。

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