加藤けんいち日記

長崎の若者たち

 8月のお盆が明けました。最近は京都五山の送り火(いわゆる大文字焼き)もテレビで生中継されますが、我が家でも昨夜は例年通り玄関先でお焚き上げをし、小さな炎を見守りながら行く夏を感じたところです。今朝は涼しく、連日の暑さのなかにも秋の気配が少しずつ入り込んで来たようです。

 

 16日、長崎からの若者たちが市役所を訪ねてくれました。この若者たちは、「ナガサキ・ユース代表団」の第6期生のメンバー5人。今回は、16日から18日までの3日間の日程で開かれている、小田原市主催の次世代平和継承事業である「ワールドキャンプ in Odawara 」の講師団として、参加する市内中学生たちをリードする役割を担ってもらいます。

 

 ナガサキ・ユース代表団は、長崎大学などが主催する人材育成プログラムのひとつで、公募で選ばれた若者が平和問題について実践的に学び、国連等での国際会議に参加するなどしながら、自ら考え行動する力を身に付けることを目的として、国内外で活動しています。今回来てくれた5人は、長崎大学多文化社会学部の中島大樹さん、永江早紀さん、原田怜奈さん、長崎県立大学国際情報学研究科の孫明悦さん、長崎純心大学人文学部の酒井環さん。尊徳記念館で開かれるワールドキャンプの会場に向かう前に、市長室に挨拶に寄ってくれたものです。

 

 今年は、小田原市が平和都市宣言を制定してから25周年の節目であり、平和への取り組みを次世代に継承するとともに、若い世代が、戦争の悲惨さを知ることによって平和を守らねばとの意識を高めるだけでなく、身の回りから積極的に「平和を創る」担い手になってほしいとの思いから、長崎を拠点に日々平和への活動を行い、国内外を巡って自ら国際平和の担い手として活躍する大学生たちに、3日間のプログラムを通じて親しく触れ、将来国際的な視野を持って活躍できるようになってほしいと企画したものです。この企画にあたっては、昨年長崎での平和祈念式典に先立って開かれた平和首長会議にてお会いした、平和や軍縮の問題に取り組んでいる長崎大学准教授の中村桂子さんにご尽力いただき、若者たちが今回のプログラムを企画するサポートをしていただきました。

 

 16日はキャンプの初日であり、会場の尊徳記念館で代表団の皆さんから活動の様子や世界の平和を巡る状況についてのレクチャーが行われたほか、夜はみんなで映画「この世界の片隅で」を鑑賞。本日17日は市内の戦争遺跡を巡り、午後はグループに分かれてワークショップ、夜は戦時下の食事体験としてみんなで「すいとん」を作ったり、私との懇談などが予定されたりしています。市内各中学校から参加した30名の生徒たちが、3日間寝起きを共にし、平和について学び、国際的に活躍する目上の先輩たちの姿に触れ、そして友情を育む・・・。このキャンプが、今年の成果を踏まえて今後小田原で毎年開かれ、若者たちが育っていくプログラムとして定着していくことを願っています。
 

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ときめき国際学校、市職員の陸上での活躍

  15日午後、平成30年度の「ときめき国際学校」に参加している生徒たち15名が、交流先であるオーストラリア・ノーザンビーチ市から帰国しての報告に、市役所を訪ねてくれました。

 

  今年で28回目となる「ときめき国際学校」。オーストラリアのシドニー近郊にある、旧マンリー市、現在のノーザンビーチ市との間で、中高生たちが毎年20名ほど参加し、相互に市を訪問、ホームステイでの滞在、2週間近くにわたる様々な経験や学びを通じて、国際感覚を養うとともに両市・両国の友好親善に貢献するような人材として育つよう、取り組みが重ねられてきました。旧マンリー市が近隣の2市と合併してノーザンビーチ市となってから2年が経過しますが、現在もほぼ同じスタイルで事業が継続できています。

 

  それでも、先方の受け入れ事情などから、今年の募集人数は例年よりも人数を減らして15人。中学2年生から高校2年生までの男女15名が選ばれ、6月から始まった事前研修などを経て、7月24日から8月5日にかけてノーザンビーチ市を訪問していました。

 

  報告会では、今年も生徒たちを率いてノーザンビーチを訪れていた尾紀昭会長からのお話のあと、この日集まった13名の生徒たちから一人ずつ感想や思い出を語ってくれました。ノーザンビーチ周辺の美しい海岸線や広大な自然公園、様々な施設を訪ねた際の印象など、色々なエピソードが紹介されましたが、ほぼ全員に共通していたのは、ホームステイ先でのホストファミリーとの生活と交流のこと。英語でのスムースな会話ができなくても、家族の一員として温かく迎え入れてもらい、共に過ごした日々、国の違いを超えたコミュニケーションの経験は、深く心に刻まれたようです。10月にはノーザンビーチからの生徒たちが小田原にやってきますが、「今度は私たちがしっかりとおもてなしをしたい」と、みんな一様に述べていたことからも、今回の訪問が参加した生徒たちにとって大切な財産となっていると感じ、嬉しく思いました。

 

  この日、本市の市税総務課職員である黒田玲奈さんが、和田総務部長らとともに来室。過日開催された陸上競技の神奈川県選手権兼国民体育大会選手選考競技会にて上位入賞したこと、重ねて8月24日に茨城で開催される関東選手権大会に神奈川代表で出場する旨の報告がありました。

 

  黒田さんは平成27年入庁の、現在4年目の職員。中学校時代は野球部に入り男子に交じって選手として活躍していたくらいの活発な女子で、高校〜大学時代は陸上部に所属。得意種目は走高跳と三段跳びで、ベスト記録は高跳びが1m75僉∋庵閉靴咾12.72m。今回の県大会では走高跳で3位、三段跳びでは1位を獲得しました。

 

  市職員としての忙しい職務をしっかりとこなしながら、退庁後に城山陸上競技場などで練習を重ねるなど、日々トレーニングを継続、毎年複数の大会にも出場してきました。今回、関東選手権に出場することとなり、そこで目標の3位以内を達成し、来年の日本選手権、そして2年後の東京オリンピックを目指したいと、高い志を語ってくれました。仕事と陸上の両立は容易ではないでしょうが、ぜひとも夢を実現するべく、頑張ってほしいと激励しました。朗報を待ちたいと思います。

| - | 17:19 | - | trackbacks(0) |
台風被害に関する緊急要望を提出

  15日、朝一番で神奈川県庁へ。「平成30年台風12号・13号による災害に関する緊急要望」を、黒岩知事あてに提出しました。

 

  小田原市長、真鶴町長、湯河原町長の連名で作成した要望書の内容は、大きく二つ。

 

  ひとつは、この1市2町を結んで沿岸を走る国道135号関係。緊急度の高いものとして防災対策工事の更なる推進、高潮などに襲われた場合の道路利用者の緊急避難場所の確保、災害が迫っていることについてのリアルタイムでの情報共有手段(ライブカメラなど)の整備など。さらには、代替道路のない沿岸部の交通機能を補完する意味でも、広域農道小田原湯河原線の一日も早い完成と、静岡県とも協力して進めている小田原‐湯河原間はもちろん、静岡県側との繋がりも視野に入れた「伊豆湘南道路」のような広域をつなぐ道路整備による道路ネットワーク構築に向けた検討への着手などを掲げました。

 

  もうひとつは、台風が東から進んできたことによる、想定していなかった高潮・高波の被害を受けた沿岸の水産施設や港湾施設、観光機能の復旧に向けた各種要望。小田原では、来年初夏に開業予定の小田原漁港隣接の交流促進施設周辺の防波堤・防潮堤機能の強化、真鶴では被災した真鶴港の港湾施設早期復旧と岩漁港沖合防波堤の建設、湯河原では被災した福浦漁港の復旧と、12軒の海の家が全壊した吉浜海岸への緊急入り口の整備、そしていずれの施設についても高潮などの監視システムの導入などを要望しました。

 

  県側は、道路整備や漁港水産分野を所掌する浅羽副知事を筆頭に、県土整備局の鈴木局長、環境農政局の玉木局長をはじめとする多数の部長・課長級職員の皆さんがご同席頂き、私たちからの要望をしっかりと受け止めていただきました。浅羽副知事は12号通過の翌日、直ちに小田原をはじめとする被災現場を自ら視察、既に私たちと同じレベルで状況認識と課題把握、さらには今後取り組むべき施策の検討に入っていることもあり、「既決予算内でできることはできるだけ早く、また今後議会のを議決を得るべきことについても、しっかり取り組んでいく」旨の、心強いご返答を頂きました。

 

  今後、我々1市2町と神奈川県の緊密な連携と共同作業のもとに、今回の被災を機と捉え、沿岸部の安全安心の確保に向けた動きを進めていくことになります。

| - | 17:16 | - | trackbacks(0) |
新斎場の建設現場

 ここ数日、不安定な天候が続いています。午後になると内陸部で積乱雲が発達、それが南下して丹沢から箱根、更には西湘地区にもかかり、雷鳴と共にゲリラ豪雨がやってくる、というパターン。一昨日は御殿場方面でのすさまじい豪雨が箱根を超えて小田原にも懸かり、昨日は豪雨とはならなかったものの大雨警報が発令されました。お盆休みで観光地は最盛期を迎えていますが、酷暑とは違う意味で悩ましい天候です。

 

 13日は、午前中に庁内で複数のミーティングを行った後、午後は小田原市立病院の川口病院長らとともに北里大学病院を訪問、この春から病院長に就任されている岩村先生にご挨拶。現在小田原市立病院は複数の大学医局から派遣されている医師らによって医療体制を組んでおり、毎年派遣元の大学病院をお訪ねして良好な関係の継続と派遣体制の充実などをお願いしています。今年は既に横浜市立大学附属病院、東海大学医学部付属病院にそれぞれ病院長をお訪ねしており、今後も昭和大学病院などを予定しています。

 

 小田原に戻り、久野で行われている新斎場の建築現場を視察。大雨警報が発令されていたものの、さほどひどい降りではなく、ヘルメットを着用し現場へ。この日はお盆で休工となっており、担当である環境部環境政策課の職員が案内してくれました。

 

 現斎場を稼働させながら、新斎場を建設している現場は、以前の待合棟を解体した後に新たな建物を建築中であり、仮設の待合棟や駐車場スペースの確保などで、敷地は目いっぱい使われている状況。新たな建物は既に鉄骨で躯体が組みあがっており、2階建ての大きな建築がその姿を見せつつあります。1階の奥には9基の火葬炉が既に設置されており、その手前にはお別れのスペース、そして大型バスも入れる広い車寄せのスペースがあります。2階にはかなり広い待合スペースが確保されており、ここからの市街地及び相模湾方面の眺望はなかなかのものです。

 

 周辺の皆さんの協力を頂きながら工事は着実に進められており、順調に進めば来年7月から新たな火葬施設が稼働し始め、その後周辺の外構などの整備を並行して行いながら、31年度いっぱいで全ての工事完了を目指しています。構想から用地の選定、整備手法の検討、地元との調整など、長い年月を要してきた斎場整備も、いよいよ完成が近づいてきたことを、現場に立って実感。引き続き、建設・整備の進捗を見守っていきます。

| - | 12:10 | - | trackbacks(0) |
チュラビスタ市との青年交流

  10 日、平成 30 年度の小田原市・チュラビスタ市青年交流事業に参加した若者たちが、市役所を表敬訪問してくれました。

チュラビスタ市からは、ヴィンセント・ロペスさん、アラン・コントレラスさん、シャンテル・リベラさん、カサンドラ・ニコル・シャンドさんの 4 名。小田原市からは、山田萌香さん、瀬戸あんずさん、大塚諒さんの 3 名。

 

  交流事業は、まずチュラビスタ市の青年たちが小田原を訪問、 10 日余りの滞在ののち、彼らの帰国と合わせ小田原の青年たちがチュラビスタ市を訪問、やはり 10 日ほどのプログラムに参加する、という日程。チュラビスタの 4 人は先週 3 日に小田原に到着しており、私とは 4 日の酒匂川花火大会の会場で顔を合わせていましたが、日程調整の関係で表敬訪問がこの日になったものです。

 

  すでに一週間以上小田原に滞在しており、ホストファミリーのお宅での生活をはじめ、日本文化体験や市内外の見学・訪問などを通じて出会いや学びを重ねています。今年の小田原は例年以上に暑く、途中は台風襲来などもありましたが、元気に充実した毎日を送ってくれているようで、何よりです。 13 日夜に市内でさよならパーティを行い、 14 日には小田原の青年たちと共にチュラビスタに戻ります。

 

  小田原から参加した 3 名は、それぞれ海外経験があり、また高校時代にオーストラリア・ノーザンビーチ市(旧マンリー市)との交流事業である「ときめき国際学校」プログラムに参加した人もいて、そうした経験を更に深めたいとの思いで今回参加してくれています。小田原代表でチュラビスタとの友好親善を担うつもりで、しっかり自覚をもって行動してほしいと、私から激励をさせて頂きました。

 

  今年で 35年目を迎えるこの青年交流事業は、既に双方の市を合わせて 200 名を超える青年たちが参加し、両市間のみならず日米間の親善交流と国際感覚をもつ人材の育成に貢献してきました。当初は、小田原はミカン、チュラビスタ市はレモンという名産を持つ、いわば「柑橘つながり」で始まった姉妹都市交流ですが、 30 年近くを経てそれぞれの市の状況も変容を遂げ、今日的な課題を視野に入れた交流の充実が必要な時期を迎えています。また、それぞれの市で受け入れを支えてきた小田原海外市民交流会の役員の皆さんも世代交代が進み、若手人材の確保が課題となっています。ともあれ、今年度の交流も中身の濃い、参加した青年たちの生涯にとって大切な宝となる出会いや経験が得られることを願っています。

| - | 17:33 | - | trackbacks(0) |
真鶴・湯河原の両町長と検討

  8日、台風13号が翌朝に最接近するとの予報があり、朝一番で先日被災した小田原漁港西側の交流促進施設の準備状況を視察。台風接近に伴う高波が港湾施設に打ち付ける様子を、幾つかのアングルからしばし確認。防波堤の蓋掛け工事が未了の部分や、西側の海岸で消波ブロックが設置されていないところからの波が、どうしても高く上がることが見て取れました。

 

  台風12号と異なり、風向きが北からであることもあって、私が見ていた時間帯に越波して施設近くに流れ込むことはありませんでしたが、高さ数メートルの大きな波が断続的に押し寄せており、台風通過まで十分注意して臨むよう職員に指示。結果的に、それ以後越波はなく、施設の被害はなかったとの報告を受けています。天候が安定している間に、周辺の簡易舗装なども含め対策を打っていくことになります。

 

  そこから、箱根ターンパイク〜椿ラインを経て、湯河原町役場へ。台風12号の被害を踏まえ、国道135号と沿岸施設への対策について神奈川県に緊急要望を提出すべく、宇賀・真鶴町長と、冨田・湯河原町長と私とで、その内容や今後の方針について意見交換を行いました。

 

  箱根を経由して湯河原入りしたのは、台風12号通過に際し国道135号の通行止めが遅れたために高潮による車両の多重事故が発生したことへの反省を踏まえ、前日の7日17:45から、国道135号、真鶴道路、西湘バイパスが全て通行止めになっており、小田原真鶴間は県道740号(いわゆる「旧道」)一本だけの道路で車両交通をさばいている状態で、前後が大渋滞。小田原〜湯河原を移動する車両の多くは、大きく迂回して箱根を超えざるを得なかったためです。まさにここに、県西部の沿岸地域が抱える道路ネットワークの脆弱性が露呈しています。また今回は、湯河原から先の伊豆方面に向かう車両が利用する「熱海ビーチライン」も100m近い区間が路面崩落するなど通行止めとなっており、湯河原〜熱海間も大渋滞。夏休みの観光シーズンのピークにあって、この相模湾西岸沿いの道路事情はたいへん厳しい状況です。

 

  両町長とは、こうした現状を踏まえて、ひとつには、国道135号が抱える安全上の課題の解決、加えてそれを補う代替道路機能の確保に向け、国・県・市町が協力をして課題解決にあたること、もうひとつは、大きく被災した沿岸部の漁業・水産施設の復旧や強靭化にむけての支援について、強く求めていく旨を確認。来週15日、神奈川県の浅羽副知事に対し、3人そろって要望書を手渡す予定です。

| - | 13:02 | - | trackbacks(0) |
酒匂川花火、みなとまつり、軽トラ市

  台風13号は、当初想定よりもかなり東側を通過。昨日午後から今朝にかけて、強い風が吹いたものの雨はほとんど降らず、大雨警報の発令もなかったため、避難所の早期開設も見送りました。一方、交通面では、12号の高波被害の教訓から、7日の夕方より国道135号・真鶴道路・西湘バイパスが通行止めとなった影響で、前後の沿岸はひどい渋滞となりました。熱海ビーチラインは路盤の崩落等で再開の見込みが立たず、夏休み最盛期で車が集中する中、こちらも前後に深刻な渋滞が続いているようです。今後、この小田原〜熱海の沿岸部道路の安全確保をどうするか、もはや一地域だけの問題ではなくなってきており、国や県と協力しての早急な対策が必要となっています。

 

  先週末、市内では様々な夏の行事が繰り広げられました。

 

  4日夕刻は、29回目を迎えた「小田原酒匂川花火大会」。今年もたくさんの企業協賛などを頂き、県内最大級
の1万発の打ち上げとなりました。酒匂川河川敷には今年も見渡す限りの観客が早々と陣取り、1時間ほぼ休みなく打ちあがる花火を堪能。今年の花火は昨年以上にバリエーションが豊富であり、かつ濃密なプログラム。併せて、小田原青年会議所の皆さんによるレーザー光線での演出もあり、かつてない見ごたえのある内容となりました。お帰りになる皆さんも口々に「今年は凄かった!」と喜んでおられました。

 

  5日は朝から、28回目となる「小田原みなとまつり」。9時すぎに主会場である水産市場に着くと、既にたくさんの来場者で大賑わい。開会式では、実行委員長である小田原市漁業協同組合の高橋組合長からご挨拶があり、台風12号で多くの漁業者や水産施設が被災し開催が危ぶまれたものの、こういう時だからこそ小田原の水産の絆を発揮し、内外に小田原の魚を発信すべく、開催を決断したとのお話がありました。実際、定置網が破れたり流されたり、肝いりの荷捌き施設が損壊したり、漁港施設が被害を受けたりしており、その復旧が待ったなしの状況。小田原の水産振興のために力を合わせて下さった関係者の皆さんに心から感謝したいと、私もご挨拶で述べさせて頂きました。

 

  まつりの冒頭、公募をかけていた交流促進施設の愛称とロゴマークの選考結果発表があり、愛称は「漁港の駅TOTOCO小田原」に決定。とと(魚)の宝庫という意味の造語で、とても親しみの持てる呼び名。ロゴマークも、小田原の「小」と、魚や波しぶきなどをデザインしたもの。また、地元水産関係の若手チーム「小田原地魚大作戦協議会」が募集していた、漁港周辺の通りの名称も「小田原おさかな通り」に決定。それぞれ、作者の皆さんが表彰されました。

 

  5日夕方は、恒例となった「軽トラ夕市」。17時から20時過ぎまでの夕刻、銀座通り南街区の道路を封鎖、軽トラや沿道商店などがブース出店し、野菜や米、パンや各種ファストフード、クラフトやアート、そして音楽パフォーマンスなど、盛りだくさんの賑やかさ。空き店舗を活用したアートプロジェクトも含め、毎回何らかのチャレンジが仕込まれているのも、この軽トラ市の特徴。運営を担っている平井書店の平井さんをはじめとする若手の皆さんの心意気、いつもながら本当に素晴らしいと思います。今後の更なる進化と、他の商店街への広がりを、大いに期待します。

 

| - | 17:18 | - | trackbacks(0) |
白山中学校で総合教育会議

  接近している台風13号が北の空気を呼び込んでいるのか、今朝は涼しい風が吹いています。台風の進路予想が次第に東寄りになっており、小田原周辺への風雨による影響は少なくなりそうですが、十分に警戒態勢を整えて備えます。12号で建物が損壊した漁港西側の交流促進施設では、建物周辺の土砂撤去と未舗装地盤の転圧などを済ませるなど、水産海浜課職員が総出で台風対策を講じました。

 

  先週3日、今年度第1回目の総合教育会議を開催しました。今回の会場は、白山中学校の北館1階にある多目的室。この北館は築60年を超えている老朽校舎で、市内の小中学校の校舎の中では最も古く、校舎の内外に傷みも目立ち、もちろん空調は設置されていません。今回こうした校舎を会場に選んだのは、この日の議題が学校施設整備についてであるため、実際の教育施設の現状を見ながらの議論を行いたいこと、加えて、この夏の酷暑の中、実際に児童生徒の学習環境である校舎の中がどのような状態になるのか、教育会議委員自身も体験しておくべきとの考えによるものです。

 

  午後2時から始まる会議に先立って、校舎内外を視察。夏休みでもあり、教室や廊下の窓もしまった状態だったので、校舎内はかなりの蒸し暑さ。普通教室では、窓を開け天井に設置されている扇風機を回せば、それなりに凌げる状態にはなりました。白山中学校にある3つの校舎のうち、築50年程度の南館には昨年度屋上防水が施され、雨漏りなどは無くなりましたが、それ以外の校舎にはまだ防水施工が済んでおらず、天井には雨漏りによる染みが各所にあります。また、古い校舎のため、昇降口前のスペースと左右の廊下との間の段差など、バリアフリーとは程遠い構造となっており、ハード・ソフト両面での対応が必要など、様々な課題が現在も積み残しとなっていました。

 

  それでも、トイレについては洋式化工事が進められているほか、歴代の取り組みの中で教師や生徒の工夫の積み重ねによって、明るく使いやすい校舎環境の維持への努力が施されており、また清掃もよく行き届いていて、清潔に保たれています。しかしながら改めて、学校現場の様々な維持修繕への取り組みを急がねばならないとの実感を強く抱いた視察となりました。

 

  会議の中では、「今後の学校施設整備の考え方について」及び「就学前教育・保育のあり方について」を議題に、議論が行われました。その内容は今後公開される議事録などに譲りますが、特に学校施設整備については、現在進められている「公共施設再編基本計画」の中で重要な部分を占めるものであり、地域コミュニティの核となる機能を複合化していく方針などについて、大事な意見が数多く出されました。この夏休み、地域産木材の利活用も目的に、東富水小学校で大規模な木質化工事が行われており、その中でも校舎内の環境改善と長寿命化に加え、地域に開かれた空間づくりが強く意識されています。

 

  ともあれ、小田原の未来を担う子どもたちが、長い時間を過ごす学校施設の適切な環境整備は、いうまでもなく極めて重要。この夏深刻化した暑さ対策も含め、課題解決への歩みを急がねばなりません。

| - | 17:15 | - | trackbacks(0) |
永塚の子ども食堂

  昨夜は短時間ながら、かなりの降雨がありました。落雷、停電、けやき通りの冠水、複数個所での水路溢水などの報告がありましたが、22時前には峠を越し、大雨警報は日付が変わったころに解除。明日は、入れ替わるように台風13号が接近します。当初見込まれたコースよりも東寄りになりそうですが、昨夜の降雨で土砂の含水が増しているところでもあり、特に土砂災害などに十分な警戒が必要。しっかり準備して臨みます。

 

  3日、酷暑の中、永塚公民館へ。永塚子ども会の皆さんが夏休み期間の5日間だけ開設する「夏休み みんなの居場所 お結びころりん」の会場をお訪ねしました。これは、いわゆる子ども食堂としての役割に加え、誰でも参加できる地域の居場所を目指す取り組み。ご案内のチラシには「こどもを中心として誰でも参加できる地域の居場所をオープンします。お昼ご飯やおやつを用意し、こどもたちは宿題をしたり、工作をしたり、孤食、孤立しない環境を整えることを目的としています。こどもだけでなく、地域の皆様を結び、皆様の活躍の場となると嬉しいです」とあります。

 

  実際、お訪ねしてみると、お昼ご飯(この日のメインは照り焼きハンバーグ、美味しそうでした・・・)を食べる子たち、地域の人たちと一緒に宿題の工作をする子たち、オセロや将棋に興じる子たちなど、十数名の子どもたちがそれぞれに過ごし、それを地域の自治会や民生委員、公民館の皆さんが見守ったり一緒に遊んだり、あるいは大人の皆さんが車座になって談笑していたり、地域の高齢者の人がお昼ご飯を食べに来たりと、かつての大家族の家の中にいるようでした。

 

  子ども会の柳沼未由起さんが企画・準備の中心となり、この日も柳沼さんをはじめとするお母さんたちが台所で調理。広間で過ごす子どもたちの空間については、上府中連合自治会の沖山会長、永塚自治会の小宮会長をはじめ、公民館長、地区民児協の役員さんなど、多くの皆さんもボランティアでサポート。柳沼さんたちの情熱に刺激を受け、意気に感じて地域全体で応援していこうという雰囲気が満ちており、何より皆さんが楽しそうに関わっておられる姿が素晴らしいと感じました。お米をはじめとする食材は農家の多い土地柄も幸いしてたくさん集まり、中には大きな冷蔵庫までご寄付があったようです。柳沼さんや地域の皆さんには、ぜひ良い形で続けていって頂きたいと、私からもお願いをしました。

 

  永塚は子ども会の加入率がほぼ100%に保たれており、それを地域の皆さんが見守り支えているという良き関係が残っています。この「みんなの居場所」の取り組みは、ほかの地域にとっても大いに参考になるものであり、同席された小田原市子ども会連絡協議会の橋本会長も感心しきり。ぜひ他の地域にも広がってほしいと思います。

 

  「お結びころりん」は、この夏休みにあと3回(8月8日・22日・29日)開催される予定。永塚公民館にて10時から16時まで、出入り自由。ランチは1日30食限定、子ども200円。カフェ(300円)もあり。ボランティアも随時募集とのこと。子どもたちや地域の皆さんはもちろん、居場所づくりに関心のある皆さんにも足を運んでみて頂きたい取り組みです。

| - | 12:01 | - | trackbacks(0) |
かるた全国大会へ

  1 日、「小倉百人一首競技かるた第 20 回全国かるた中学生選手権大会(団体戦)」に出場する、二人の中学生が、市長室に来てくれました。

 

  お二人は、小田原市を拠点に活動している競技かるた会「小田原かささぎ会」のメンバーである、渡邉翔音(かのん)さん、美濃島由智(よしとも)さん。お二人とも、過去の全国大会に出場し準優勝を果たすなどの実績があり、その実力を発揮した代表選考会での好成績を受けて、このたび神奈川県代表の 7 名のうちのメンバーに選出されたものです。

 

  西酒匂在住の渡邉さんは、小学校 5 年生の時に友達に誘われて始めたのがきっかけ。コミックと映画の両方でブレークした「ちはやふる」に刺激を受け、中学校ではかるた部に入部、今はすっかりかるたにはまり、今年は初段に昇格、メキメキと上達中。開成町在住の美濃島君は、 5 歳のころからかるたに興味をもち、小学校 2 年生から競技かるたを始めたとのこと。やはり「ちはやふる」で一層のめりこみ、今は弐段の腕前。県内から選ばれた他の選手たちと、全国の強豪を相手に栄冠を目指します。

 

  二人が所属する「小田原かささぎ会」は、以前市議会議員を務めておられた加藤巴江氏が平成 8 年に設立した会で、小田原駅西口にほど近い谷津公民館を拠点に活動。「ちはやふる」の影響で最近は小中学生や高校生の会員が急増しているとのこと。長年指導に当たられている、元小田原高校教諭でもある前会長の本多博昭さんは、後継となる若手の成長を嬉しそうに語っておられました。

 

  お二人はそれぞれ、好きな札を披露してくれました。渡邉さんは「あはぢしま かよふちどりの なくこえに いくよねざめぬ すまのせきもり」。美濃島君は「みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり」。それぞれに好きな理由を問うと、渡邉さんは「最初に覚えた札」、美濃島君は「初めて取った札」とのこと。私からも、改めて好きな歌を挙げるとすれば、中学校の国語で最初に習った「春過ぎて 夏きにけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山」であり、今もその歌のイメージは心に浮かぶ旨、二人に話しました。

 

  大会は明日 4 日、墨田区の総合体育館で開催されます。お二人の活躍、そして今後の更なる上達を期待し、激励させて頂きました。

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