加藤けんいち日記

姉妹都市交流行事ほか

 先週末も諸行事で市内外各所に出かけました。

 

 14日は、10月20日の二宮尊徳先生ご命日を前に「偲ぶ集い」が菩提寺の栢山・善栄寺で、続く午後からは市主催の第60回「尊徳祭」が尊徳記念館にて、それぞれ開かれました。明日が161回目の命日となります。動き始めた映画製作の話題などを来場された皆さんと共有しました。

 

 そこから、片浦へ。「市長の現場訪問」として、「片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクト」の皆さんの活動の様子を拝見。東日本大震災を機に、片浦地域の恵まれた資源を活かし食とエネルギーを自分たちの手で作り出していこうとする活動で、旧片浦中学校の校庭、片浦小学校の放課後こども教室、地域内の耕作放棄地など、様々なフィールドで、多彩な活動が展開されています。この日は、「Re農地」と銘打った耕作放棄地の開墾技術を学ぶワークショップが開かれており、市内外から参加した皆さんが耕作放棄された段々畑に集まり、熱心に学んでおられました。片浦地域の活性化のみならず、豊かな自然環境に囲まれた小田原ならではのライフスタイルの発信にも繋がる活動であり、今後も地域にしっかりと根付いていってほしいと思います。

 

 夕刻は、小田原が誇る「劇団こゆるぎ座」の第65回公演を鑑賞。小田原藩主が大久保忠真公の時代の、城下の武家にて繰り広げられる人情味溢れる物語を、円熟の境地に達した座長・関口さんをはじめとする座員の皆さんが熱演。ほぼ満席となった会場からは惜しみない拍手が送られていました。

 

 翌日15日も朝から雨。屋内開催できた山王網一色地区の健民祭、障がい者レクリエーション大会、ダイナシティで開かれた「ふれあいけんこうフェスティバル」、駅前の商店街が連携して開催する「うましゃルネ祭」(うまいもん横丁・おしゃれ横丁・ハルネを繋げた造語)に、それぞれ足を運びました。どこも盛況。

 

 そのあと、日光市へ。日光市の姉妹都市が集まっての交流行事が、日光東照宮の秋季例大祭に合わせ毎年行われ、二宮尊徳先生の御縁で小田原市、八王子千人同心の御縁で八王子市と苫小牧市が、それぞれ集います。諸行事の重なる時期でもあり、小田原からは例年副市長が参加していましたが、日光市の斎藤市長が来年4月の任期満了をもって退任することとなったため、今年は私が参加させて頂きました。

 

 陽明門の改修工事を終えたいへんな賑わいの日光東照宮、千人同心の墓所、SLを復活させた東武鉄道、日光で二宮先生が御神領報徳仕法を行った役所跡に建てられた新しい歴史資料館などを皆さんと一緒に視察。それぞれ、関係者から丁寧な説明を頂き、様々な学びと、改めての交流を深めた訪問となりました。

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富士フイルム、かまぼこ通り

  秋雨前線が停滞し、冷たい雨が続いています。15・16日は姉妹都市である日光市をお訪ねし、八王子市なども含めた姉妹都市交流行事に参加したのですが、日中の気温は10℃程度、コートと傘が手放せない一日でした。秋晴れの陽射しが待ち遠しいです。

先週後半、2か所の視察をさせて頂きました。

 

  12日、富士フイルム株式会社の神奈川工場小田原サイトへ。昭和13年、当時の足柄村にあった「小田原紡績」の工場跡地にて、「富士写真フイルム小田原工場」として操業開始以来、実に80年もの歴史を持つ事業場。現在は、富士フイルム蠅離ぅ瓠璽献鵐哀愁螢紂璽轡腑鵑よびインフォメーションソリューション部門の中核を担う工場として、同社の事業上重要な役割を果たしています。

 

  ここでは、約1100人の従業員が働いており、主に記録メディアやフラットパネルディスプレイ材料等を生産しています。国際的に高いシェアを誇る、大容量で長期保存可能なデータストレージ用磁気テープや、液晶パネルなどに欠かせないディスプレイ材料の高機能フィルムなどの生産工程を視察。写真フィルム製造などで培ってきた高い技術による、他の追随を許さない体制が築かれています。

 

  小田原を含めた県西部の地域経済や雇用にとってなくてはならない同社の存在。この日ご案内いただいた金武工場長と、今後の末永い操業と発展に向け、引き続き緊密な連携をとっていく旨、確認をさせて頂きました。

 

  13日は、秋雨前線の影響下に入り雨の降る中、かまぼこ通りを視察。このところ街づくりへの機運が大いに高まっているこの地区で、今後どのような可能性があり、またどのような課題があるか、行政としてどういった支援が可能かなどについて確認するため、地区内の細かい路地も含め、時間をかけてじっくりと歩かせてもらいました。

 

  ご案内役は、「かまぼこ通り活性化協議会」の田代守孝さんや平井丈夫さん、同地域内の蒲鉾店の店主の皆さんら。空き店舗、空き家、利用価値の潜在する公園や空地、海なりわいの風情が感じられる路地裏などを巡ったほか、新たに出店の準備がされているお菓子屋さん、最近オープンした魅力的なカフェ、追加の店づくりが進んでいる小田原おでん本舗など、幾つかの店舗も拝見。

 

  私自身初めて歩いた路地裏や、空き家・空き店舗の可能性も含め、今後に向け取り組むべき様々なテーマを見い出しました。この日も、足元の悪い天候にもかかわらず、若い観光客の人たちがグループで歩いていたり、まち歩きを楽しむご婦人の集団と遭遇したりと、小田原城以外の来訪スポットとして期待され、魅力を秘めているこの地域。地元の皆さんの熱意が盛り上がっているこの時期、様々な意味で「投資」するべき時を迎えていると感じました。

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泉中50周年、統計グラフ表彰

  10日は、市内の小中学校関係の公務が重なりました。

 

  午後、泉中学校の開校50周年記念式典に参加。昭和42年、高度経済成長期に差し掛かり人口が増加、生徒数が膨れ上がっていた白山中学校から分離する形で、泉中学校が創設されました。当時、周囲はほとんど田園で何もなく、学校施設も建設中の校舎とプレハブの職員室などしかなく、体育館もグラウンドも整備がされていなかったようです。それでも、第1期生となった当時の生徒たちは意気軒昂で、「自分たちの学校だ」との気概をもって、教職員の皆さんと一緒に学校づくりに励んだようです。その後、やはり生徒数の増加がありピーク時は1200人ほどになったため、数年後には城北中学校がやはり分離する形で開校。現在は少子化の流れも受け、生徒数560名ほど。

 

  式典の中では、50年の歩みを生徒たちが制作した動画で紹介。30分ほどの映像は、生徒がふんするキャスターが司会進行、各所にレポーターを配し現場報告させるといった趣向を凝らしたほか、「泉中のレジェンド」人物の紹介、過去の様々なエピソードとその再現映像、教職員も生徒も一緒に踊る恋ダンスなどが織り込まれ、実によくできていました。中でも出色だったのは、校内で様々な問題の起きていた20年ほど前の様子を、当時実際に収録された映像なども交えしっかりと紹介し、そこから如何に現在の落ち着いた姿になっていったかを、正面から取り上げていたことです。泉中をとりまく富水・東富水の保護者や地域の皆さんの愛情に見守られ、生徒たちが自覚をもって、しっかりと育ってきた様子が、映像からも、そして会場を埋めた生徒たちのたたずまいからも感じられました。

 

  後半は、高いレベルを誇る泉中の吹奏楽部による演奏、そして3年生による合唱の披露と、学校の一体感を感じる式典となりました。次なる半世紀へ、泉中の更なる進化が楽しみです。

 

  夕刻は市役所にて、今年で59回目を数える小田原市統計グラフコンクールの表彰式が行われました。県内でも歴史あるコンクールで、今年は450点ほどの応募があり、その中から優秀な作品が金賞・銀賞・銅賞として選出され、受賞者一人ひとりに私から表彰状を手渡し、祝福の言葉をかけさせてもらいました。

 

  第1部(小学校1・2年生)では、普段の生活の身近な題材を取り上げた微笑ましい作品が多く、第2部(小学校3・4年生)では題材を探す視点が地域社会の中に広がっていきます。第3部(小学校5・6年)では、社会的な課題を数値で捉え問題を明らかにしようとする作品が大半を占め、さらに第4部(中学生)では、エリアも国内から世界へと広がるとともに、単に社会的課題を抽出するのみならず、その解決策を視野に入れた取りまとめ方をしており、さすが中学生、といった感じがあります。統計的な手法のみならず、構図や色彩、レタリングなども含め、良くできているなあと、毎年のことながら感心させられます。

| - | 17:53 | - | trackbacks(0) |
現場訪問〜猟友会小田原支部

  9日、「市長の現場訪問」として、猟友会小田原支部の皆さんの活動現場をお訪ねしました。

 

  同支部は、農作物への鳥獣被害が農業に深刻な影響を与えている中、環境保全のため、鳥獣の管理捕獲を行い、植生の回復や農業被害等の減少に貢献頂いています。もともと、この地域で狩猟を手掛けていた皆さんが40年ほど前に会を結成したのが始まりですが、その後被害の増加に伴い、「駆除隊」として活動を本格化、以来30年ほどにわたってご尽力頂いています。現在、隊員は30名弱。

 

  活動の内容としては、限られた猟期における狩猟のほか、農業者等が設置したわなによって捕獲されるイノシシやシカの「止め刺し」、捕獲許可に基づく捕獲活動、市、「市鳥獣被害防止対策協議会」の取り組みとして実施するイノシシ、シカ、カラスやヒヨドリなどの駆除、市環境保護課からの委託による野猿の監視・追い払い・追い上げ業務など。野猿対策では、出没情報などがあれば365日対応して頂いているなど、市における有害鳥獣対策を進める上で、猟友会小田原支部の存在はなくてはならないものです。

この日は、片浦地域でのイノシシ・シカの駆除を行うこととなっており、白銀山中腹を走る白銀林道に皆さんが集結。皆さん、鋲付きの地下足袋に揃いのオレンジ色のベストを着用、無線機を携行し、一日あたり少なくとも1万5千歩は山中を歩き回るとのこと。会員の平均年齢は69歳(ちなみに、この日の最高齢者は80歳!)だそうですが、いたって壮健です。

 

  7時から活動を開始し、まずは山中に残る鳥獣の足跡などの痕跡を辿り、個体がいるであろう山域を絞り込んだ上で、周辺から囲い込み、猟犬を放って追い出し、仕留めるという段取り。私が同行させていただいたのはその最初の段階の一部。林道周辺の斜面地や畑などはイノシシの活動で耕運機をかけたように荒らされていますが、そうした現場周辺に残るイノシシの足跡を、会員の皆さんは豊富な経験をもとに分析。個体の大きさ、移動の向き、その新しさなどから、個体の存在エリアと動きにおおよその見当をつけ、猟の段取りを決めていきます。また、農家の皆さんが仕掛けている箱わなの設置状況なども拝見。この日は15名ほどの会員さんが参加、私が離脱したあとに手分けして山に入り、80垉蕕魎泙爛ぅ離轡2頭を仕留めたとのことです。

 

  この日は午前中いっぱい山の中で活動をされ、私も別の公務を済ませ、改めて午後に市役所に集合していただき、1時間ほど意見交換をさせて頂きました。皆さんからは、銃を扱い一歩間違えれば人の命にかかわるだけに、十分な経験とルールの順守、高いモラルが求められること、活動をする上で農家や近隣住民の皆さんの理解と協力が不可欠なこと、最近は里山が荒れてしまっているため有害鳥獣の住処が増えてしまっていること、こうした活動はボランティアの精神がなければ継続できないことなど、様々なお話を伺うことができました。そして、難しい課題はいろいろあるものの、平均年齢の高さを考えれば、次世代の育成が不可欠であることも、改めて確認させていただきました。市としても、近年急速に深刻化している有害鳥獣の対策を進める上で不可欠な猟友会の皆さんの存在とその活動について、市民の皆さんに広く知って頂き、協力体制が進むよう、情報提供や広報などにしっかり取り組みたいと思います。

| - | 17:52 | - | trackbacks(0) |
里海・里山秋キャンプ

  9日、小田原アリーナにて「遊ぶ。ふれあう。体験する。SATOYAMA&SATOUMI秋キャンプin小田原」が盛大に開催されました。

 

  このイベントは、小田原の財産である森里川海のつらなりと、それによりもたらされる様々な恵み・生活・文化を市内外に広くPRし、交流人口の拡大、さらには定住人口の拡大へと繋げていくという目的で開催されたもので、芸能プロダクションである(株)アップフロントグループと小田原市の共催という形で行われました。また、環境省が主唱する「つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト」の取り組みとも連動しており、同省が進める「森里川海プロジェクトモデル事業」の実証地域に小田原市が選ばれていることからも、小田原での実施となったものです。

 

  イベントに先立ち7月以降、同グループ所属の矢島舞美さん他タレントさんが、度々小田原を訪ねて頂き、小田原の森や海での体験をはじめ、木工・提灯・梅干しなどのなりわいや文化にも触れて頂き、事前のPR活動を進めてくださいました。小田原サイドでも、一昨年に立ち上がっている「おだわら環境志民ネットワーク」の諸団体の皆さんなどが、当日に向け各種体験コンテンツなどを仕込んでくれました。

 

  当日は、さすがに大勢の若手アイドルを擁する芸能プロダクションの主催とあって、前夜から並んだ人たちを含む長蛇の列が、アリーナ周辺に出現!開場と同時にメインアリーナは市内外からの大勢の来客でビッシリと埋まりました。ステージ上では、この日集まった幾つものアイドルユニットのタレントさんたちが勢揃いし、様々な切り口で小田原の森里川海の魅力、小田原での暮らしの豊かさなどを発信してくれました。フロアでは、環境志民ネットワーク加盟団体をはじめとする多数のブース出店があり、小田原の自然環境がもたらす様々な恵みと、それを守り育てる活動が紹介され、特にアイドルたちがブースを回った際には、人の輪が何重にもでき、たいへんな賑わいとなりました。

 

  当日は、このイベント開催を側面支援してくださった環境省から、森本事務次官、鳥居審議官もご来場。イベントの盛況を喜んで頂くとともに、小田原で環境活動に取り組む仲間たちを励ましてくださいました。全体として、小田原で進んでいる森里川海関連の活動の担い手が一堂に会し、その思いと連携を強くすることのできた一日となりました。

| - | 17:16 | - | trackbacks(0) |
もあ展、シダ展、合併説明会

  この 3 連休は天候に恵まれました。 6 日夜に降った雨の影響で 7 日に予定されていた運動会などは順延になったところが多かったようですが、翌 8 日は好天に恵まれ各地で賑やかに開催されていました。中心市街地では小田原城ミュージックストリート、二の丸広場では小田原おでんまつりも開かれ、街は人でいっぱい。

 

  8 日は、朝から 3 か所の健民祭へ。絶好の運動会日和のもと、酒匂小八幡地区、下曽我地区、大窪地区、それぞれ賑やかに、かつ和やかに、地域の最大イベントでの交流を楽しんでおられました。

 

  この日、早川の「寄木ギャラリー ツユキ」を会場に開かれている「小田原もあ展〜三次元の蟻は垣根を超える Vol.6 」へ。無尽蔵プロジェクトの一環で取り組まれた「ものづくり・デザイン・アート」の活動から生まれた、 ものづくりとアートの融合にチャレンジする取り組みで、両分野の頭文字をとって「もあ」と名付けられています。ものづくり分野からは、寄木細工、鋳物、木地挽、漆芸などで活躍する若手職人さんたち、アートの分野からは、すどう美術館の活動などを通じて当地域とご縁のある若手現代美術作家の皆さんなどが、交流を通じて相互に影響し合い、作品に変化をもたらしています。今年で 6 年目となる今年の企画展でも、そうした傾向がはっきりと見て取れ、各作者の作品に「進化」「変容」が現れており、とても興味深く、また可能性を強く感じました。 15 日まで開催されています

 

  フラワーガーデンでは、園内でチューリップの球根を来園者の皆さん方が植え付けるイベントなども行われている中、今年で 9 回目を迎えた「シダ植物鉢植展」を訪ねました。小田原で長年活動を続けておられるシダ愛好者のグループが中心となって毎年開催しているもので、大事に育てられている様々な種類のシダの鉢植えが所狭しと展示され、また元小田原市教育研究所所長の飯田和さんらが長年蓄積した貴重な標本類も展示。市内外から愛好者の皆さんが多数訪れ、熱心に見学されていました。どこにでもあるシダですが、その種類は実に多く、表情も様々で、毎年見ているとだんだん愛着が湧いてくるものです。

 

  午後から、酒匂の保健センターにて、合併に関する市民説明会が開催されました。 9 月 9 日より行ってきた説明会は、この日で 8 回目。好天に恵まれた 3 連休の中日で、しかも日中の時間帯ということもあってか、最後の説明会ながら参加者は 30人程度。それでも、心配や不安についてのご意見、賛成ながら課題を提起されるご意見など、様々なご意見を頂くことができました。

 

  説明会はこの日を最後に終了となり、この後は市民から無作為抽出する 1 万人を対象にしたアンケートを実施します。説明会でも毎回お話ししたように、「この地域の未来、特に行政の持続可能性に着目した場合、合併という選択肢が取り得るのであれば、そこに進むことが望ましい」とする、小田原市としての考え方に対する意見の分布を把握するのが目的です。これで、市民の皆さんの意識をある程度把握し、お隣の南足柄市でも実施されるアンケート調査の結果も見ながら、その後のステップをどう進めるか、判断をしていくことになります。

 

  なお、説明会で私が毎回お話していた内容については、映像に収録してあり、市HPなどから見ていただけるようにしてあります

 

| - | 12:01 | - | trackbacks(0) |
全史協東広島大会

 

  決算特別委員会が終了した3日夕方に小田原を発ち、夜遅くに東広島入り。4日より東広島市で開催された全国史跡整備市町村協議会(略称:全史協)の第52回大会に参加してきました。

 

  4日の大会は、東広島市の中心部に27年度に竣工したばかりの東広島芸術文化ホール「くらら」にて開催。午前中の役員会、午後の総会・講演会、その後の情報交換会と続き、役員各市町の首長さんたちと旧交を温め合うとともに、文化庁の史跡整備に関する今後の施策についての情報共有、文化庁の京都移転のスケジュールや 体制などを確認。記念講演では、広島大学客員准教授のウェルナー・シュタインハウスさんよりドイツにおける遺跡の保全と利活用について興味深いお話を伺いました。

 

  この日の朝、大会開始前に東広島市の中心部、JR西条駅周辺の街並みを視察。この辺りは、灘・伏見と並んで日本酒の蔵が集中する酒どころ。賀茂泉、賀茂鶴、白牡丹、亀齢、福美人など、10の蔵が並び、歴史的建造物でもある醸造各社の社屋や蔵、醸造施設の煙突が並ぶ街並みは、なかなか他では見ることのできな い景観でした。

 

  翌日5日のエクスカーションは、4つのコースに分かれて実施され、私は三原市や福山市方面へのコースに参加。三原城跡、鞆の浦、福山城跡、広島県立歴史博物館と巡りました。

 

  三原城跡は、山陽新幹線の三原駅に隣接する場所にあり、城郭の北側の一部が往時の石垣のまま保全されており、周辺が歴史公園として最近整備された様子を拝見。小早川隆景の時代に時間をかけて築造された石垣はなかなか重厚であり、北側に接していた西国街道ぞいの空間再現の手法は、小田原で取り組むことになる御用米曲輪整備にも参考になるものでした。

 

  鞆の浦は、数年前に港をまたぐ道路建設をめぐる問題で話題となったことから、瀬戸内海の古き良き港湾の風情が残る街として関心を持っていました。現地では、かつて朝鮮通信使らが滞在したと言われる鞆福禅寺、独特の階段状護岸で囲まれた趣ある港湾、太田家をはじめとする豪商たちの館が立ち並ぶ街並みなどを視察。往時の空気感が残る、印象深い街です。

 

  福山城は、やはり新幹線の福山駅の隣。終戦間際に空襲で天守閣を焼失するという惨事に見舞われながら、少しずつ復興が果たされました。現在は広大な城跡の中に立派な復興天守をはじめとする施設が整備され、往時の姿を残す一部の櫓、そして圧倒的な石垣が見事でした。小田原城と似た部分も多く、天守閣の高さ、石垣の様子など、どうしても比較してしまいます。

 

  中国地方の歴史はあまり詳しくなかったので、今回の視察ではあらためて、大陸に近く瀬戸内海という恵まれた海に面する地の利を活かし、古くから各地で育まれてきた様々な都市の面影に接し、この地域の奥行の深さに触れた思いです。毎回思うことですが、他のまちを拝見することは、小田原の姿となりたち、その魅力を、客観的に捉え直す良い機会となります。

| - | 17:46 | - | trackbacks(0) |
花と緑、障がい者スポーツ

 市では、街なかに花と緑を増やすべく、各商店会と連携した緑化事業や、中央通りなどでのフラワーバスケット設置などの取り組みを進めています。この度、そうした動きに呼応するように、小田原松風ライオンズクラブの皆さんが統一奉仕デー事業の一環として、1日、UMECOに近い幸田口通りの街路灯にフワラーバスケットを設置してくださいました。ありがたいことです。


 以前視察した函館などでは、地域の企業や民間団体などがスポンサーになって、街路灯などにフラワーバスケットを設置しているケースが見られます。歩行者の目線の高さに花が飾られていることの効果は大きく、来街者に好印象を与えると共に街を明るく華やいだ雰囲気にしてくれます。こうした活動が今後も広がっていくと素晴らしいでしょう。

 

 2日、今月下旬から愛媛県で開催される第17回全国障害者スポーツ大会に小田原から出場する5人の選手の皆さんが市長室を訪ねてくださいました。


 ソフトボール投げと立幅跳の甘粕明さん、フライングディスクの長谷川薫さん、卓球の小田桐秀成さん、走幅跳と短距離の梅若舞さん、短距離と中距離の筒浦優太さん。皆さんそれぞれから、競技にかける想いと抱負を聞かせてもらいました。


 最年長は72歳の長谷川さん、最年少は17歳の筒浦さん。また、梅若さんは昨年も全国大会に出場して好成績を収め、現在は日本代表候補としても活躍しています。いずれの皆さんも日頃の練習成果を発揮し、小田原代表として頑張ってほしいと思います。

| - | 12:10 | - | trackbacks(0) |
八王子市制100周年

  1日午後、昨年10月に姉妹都市盟約を結んだ八王子市へ。市制100周年を祝う記念式典などに参加、友好と絆を深めました。


  戦国期に関東での覇権を確立した北条氏康の息子三兄弟、小田原の氏政、八王子の氏照、寄居の氏邦。この強い絆にちなみ、この2市1町による姉妹都市盟約を、八王子市は市制100周年の記念事業として提案されました。もとより、それぞれの間で長年にわたる交流は続けられてきましたので、その関係はさらに確固たるものになっていくことでしょう。

 

  記念式典は、数年前に竣工したばかりの八王子駅隣接の複合施設内にあるオリンパスホールにて、2000人近い参加者を集めて盛大に開催されました。壇上には、国内外の姉妹都市から首長や議長も参列。小田原からも私と加藤議長が登壇させていただきました。

 

  やはり100周年記念事業として開催されている全国都市緑化フェアの会場を事前に訪ねましたが、広大な運動公園が花と緑で見事に彩られていました。人口58万人の、東京都で最大の市の玄関口となる八王子駅周辺も賑やかで、式典会場となったオリンパスホールを含む再開発ビル、その隣に建設中の大規模再開発など、活況を呈しています。21の大学や専門学校が集中する学園都市でもあり、また近年は圏央道の整備により大規模事業所の集積も進んでおり、更なる発展の余地は大きいでしょう。

 

  度々小田原を訪れて頂いている石森市長、前任の黒須前市長とガッチリ握手してお祝いを伝えたほか、毎年の相互訪問などですっかり顔馴染みになっている市職員や観光団体の皆さんなどと歓談。同席された寄居町や、共通の姉妹都市である日光市の皆さんも含め、絆の深まりを確認した1日となりました。

| - | 12:05 | - | trackbacks(0) |
かまぼこ通りで山車小屋整備

 好天に恵まれた1日は、朝から各地で様々な行事がありました。

 

 朝一番で曽我地区と緑地区の健民祭でそれぞれ開会式にてご挨拶をさせて頂いた後、HaRuNeへ。この日から共同募金会(赤い羽根)の街頭募金運動が全国一斉にスタート、小田原市支会でも市内各所にて行う街頭活動に先立ち、開会セレモニーがうめまる広場にて行われました。自治会総連合、民生委員児童委員協議会、地区社会福祉協議会、市老人クラブ連合会、障がい者団体、各福祉活動団体などの皆さんが勢揃いし、地域での助け合いを進める民間活動への支援を趣旨とする共同募金の広がりに向け、思いを分かち合いました。

 

 同じ会場には、「認知症をにんちしよう会」の皆さんが、オレンジ色のTシャツを着て集合、共同募金の皆さんと入れ替わりで、イベントの開会式となりました。このイベントは名前の通り、認知症に対する社会的理解を広め、その受容と支え合いに多くの市民が意識をもって関われるよう、啓発を進める取り組み。小田原・箱根・真鶴・湯河原地域では、この取り組みについて医師会・歯科医師会・薬剤師会・医療関係団体・介護福祉関係団体・各地域包括支援センター・行政など様々な関係者が広汎に連携しており、他に類を見ない繋がりで取り組まれています。会場にはその熱意が充満しており、本当に心強くありがたいことだと感じました。

 

 そこから、かまぼこ通りへ。ここ2〜3年で急速に盛り上がりつつある、かまぼこ通りの活性化に向けた取り組みの一環として、「魚がし山車小屋修景事業」が実施され、そのお披露目式がありました。この事業は、「小田原かま活歴活実行委員会」が計画・主催し、公益財団法人東日本鉄道文化財団からの助成金を得て行われたもので、この地区に代々受け継がれている「魚がし山車」の小屋を外から中が見えるようなしつらえにするとともに、外壁を地場木材で仕上げ、歴史的景観と賑わいの形成に繋げようとするもの。田代守孝会長を中心とした「かまぼこ通り活性化協議会」の皆さんの熱意と企画に、JR東日本横浜支社の皆さんが呼応していただき実現したもので、着々と進化しつつあるかまぼこ通りのほぼ中心部に、新たなランドマークの誕生となりました。

 

 この日は、なりわい交流館からこの山車小屋付近にかけて畳を敷き詰め、12社の小田原蒲鉾と13社の県内蔵元の日本酒を楽しむ大イベントも行われ、観光客の皆さんも含め終日たいへんな賑わいに。これから小田原の魅力を発信するうえで極めて重要なこの地域の更なる活性化に向け、大いに気勢の上がった一日となりました。

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