2010.03.09 Tuesday
戦略アドバイザー 第2ラウンド
今年度、行政戦略アドバイザーとしてお願いしている5名の皆さんとの意見交換の第2ラウンドが、昨日から始まりました。地域コミュニティ政策分野での第一人者・名和田是彦さん、環境デザインによるまちづくりや建築のオピニオンリーダー・仙田満さん、人材育成やコミュニケーション分野など多方面で活躍されている中野裕弓さん、広域合併後の新市を束ねてきた前高島市長の海東英和さん、「地域産業おこしに燃える人の会」理事長の関幸子さん。
2回目の中では、前回の議論の中で提示された、今後取り組みが有益と思われる政策や事業などについて、さらに具体的な意見交換を行い、今後の市政への反映を目指します。また、前回は私と各氏とのサシの話でしたが、今回は該当する所管のミドルクラスの職員を同席させ、そのやり取りを聞いてもらうほか、状況によってはディスカッションに加わってもらうつもりです。
昨日は、その第1回目で、名和田さんにお越し頂きました。「新しい小田原」「持続可能な市民自治のまち」を実現する上で、極めて重要な枠組となる「地域コミュニティ」の強化・充実に向け、具体的な施策レベルも含め、ご意見を伺いました。
小田原市では、全25地区での地域別計画の策定が最終段階を迎えています。新年度はその成果を踏まえて、地域運営協議会につなげて行くための事業への着手や、各検討委員会から出てくるモデル事業への取り組みなどが、同時並行で進む予定です。具体的なモデル事業に取り組むことで、地域の一体感を更に高めながら、それらの成果を持ち寄って目指すべき地域コミュニティ像を見出してゆく・・・。このような意欲的なアプローチに対し、名和田さんも非常に関心を持って頂いています。国レベルでも「新しい地域協働体のあり方」については問題意識が高く、おそらく今後様々な形でのバックアップの展開も期待できそうです。小田原での取り組みが、良い意味での先進事例になればと思っています。
午後は、無尽蔵プロジェクトの連絡調整会議が開かれました。10のテーマについてコーディネーターをお願いしている各団体からの代表者らが、これまでの各チームにおける取り組み状況を報告すると共に、お互いが意見や提案を出し合い、連携しての取り組みを探るなど、活発な意見交換が展開されました。3月27日土曜日には、小田原ダイナシティウエストのキャニオンステージにて、「小田原スタイルEXPO2010」と題したキックオフイベントを予定しており、その打ち合わせも行われました。
各テーマに進捗の差はもちろんありますが、総じて、いずれのテーマも具体的なアプローチを見定めてきており、既にイベントなどの活動を行ったチームも、今後計画しているチームも、様々に構想が進んでいることが共有され、とても心強く感じました。
小田原市側も、これらの動きに呼応できる事業に、しっかりと取り組んでゆくつもりです。
2010.03.08 Monday
雨の週末と、スポーツ
この土日は、ずっと雨が降っていました。6日から小田原松風ライオンズクラブ主催の少年野球大会が予定されており、6日朝の開会式には駆けつける予定でしたが、雨で順延に。関係者の皆さんは、天候が不順になりがちなこの季節、気をもんでおられることでしょう。無事に大会日程が進むことを祈っています。
夜、ソフトボール女子日本代表チームをオリンピックで金メダルに導いた宇津木妙子元監督が小田原に来られるというので、ご挨拶に伺いました。以前、宇津木さんから頂いたサインボールを、小田原代表のソフトボールチームに「お守り」として託したところ、見事に全国大会で準優勝に輝いたことがありますが、そのお礼をどうしても言いたかったのです。宇津木さんのことは、かつてブラウン管を通じて、非常に厳しい指揮官としての姿しか記憶になかったのですが、実際に間近にお話をさせて頂くと、とても柔和で奥行きのある、魅力的なお方でした。しかし、その芯には、厳しい道を自らに課してきた人だけが持つ、求道的な生き方とも言うべきものを感じました。宇津木さんは現在、ソフトボール教室などで子どもたちの育成に取り組まれており、小田原にもお越し頂けるかもしれません。楽しみです!
もうひとつ、嬉しいニュース。小田原が誇るボクシング・フェザー級チャンプの松田直樹選手が、東洋太平洋タイトルマッチの王者戦に挑戦、見事判定で勝利をつかみました。日本国内でのチャンプというポジションに甘んじることなく、目標である「世界」を目指し、やはり過酷なトレーニングを自らに課してきました。これでいよいよ、次は世界戦への挑戦となりましょう。
また、昨日は、市民合唱団によるガラ・コンサートが上演されました。昨年の第9合唱には私も参加させて頂いたのですが、今回は公務の調整が難しく断念。しかし本番だけはどうしても、との思いで、しっかりと聴かせてもらいました。会場には900名を超える聴衆が集まり、熱気あふれるコンサートとなりました。やはり、聴いていると、昨年の感動がよみがえるのか、歌いたい気持ちが湧き上がってきます。今回で4回目の市民コンサート、これから会を重ねるにしたがって、その技量も高まり、市民ホール開館時には素晴らしい舞台を披露して頂けることでしょう!
2010.03.05 Friday
富水小学校体育館
久しぶりの晴れ間。今日は春爛漫のような陽気になりそうです。我が家の狭い庭に、娘が生まれた時に記念で植えた杏の木がありますが、ここ数日の雨で水をたっぷり吸収したからでしょうか、つぼみが急速に膨らんでいます。来週末頃には咲きそうです。今日の陽気で、桜のつぼみも一気に膨らんで行くことでしょう。
昨日、富水小学校で進んでいた体育館(正式には屋内運動場)の工事が、外構を残してほぼ終了したため、事前の視察に訪ねました。3月19日の卒業式に間に合わせなければと、大急ぎで進められた工事だったようですが、真新しいピカピカの体育館は、素晴らしい出来栄えでした。
総工費約2億8千万円、バスケットの練習が同時に3面できる、十分な広さがあります。器具庫や倉庫などをしっかり備えているのはもちろん、男女別の更衣室とシャワー、地域の人などが使うことを想定したミーティングルーム、万が一の場合避難所ともなるため「みんなのトイレ」もしっかりと設置されています。夏の高温期に備え、大型の換気システムがあり、そして豊富な地下水を屋根に散水して気温を下げる設備も。
正式な引渡しが済むまで、子どもたちはまだ中には入れませんが、きっと大喜びで駆け回り、ピカピカの体育館でのびのびと活動することでしょう。
21年度で、小田原市の小中学校の耐震補強工事は全て終わり、体育館等の大規模な改築も、これで当面はありません。平成22年度には、教室の足らなくなっている千代小学校の校舎増築が行われる予定ですが、それ以降は、建替えや改築ではなく、既存の校舎や施設のリニューアルを計画的に行い、できるだけ長持ちさせる予定です。それでも、22年度当初で36校ありますので、毎年2校ずつ行っても、18年かかってしまいますが・・・。
2010.03.04 Thursday
今日から予算案審議
昨日で、3日間に亘った市議会3月定例会代表質問が終了。多岐に亘る質問内容に対し丁寧な答弁を心がけるので、どうしても答弁に要する時間が長くなってしまいます。最後の、日本共産党原田議員からの質問に対する答弁は、原田議員の登壇質問時間が47分であったのに対し、私からの答弁時間は約70分。喉はなんとか持ちましたが、議席でじっと耳を傾ける議員の皆さんにも、結構こたえたのではないでしょうか。
様々な議論を交わした代表質問が終わり、今日からは予算特別委員会が始まり、23日まで続きます。委員になられた13名の議員さんたちに対し、担当各所管の職員が、予算案の項目に沿って順次説明、質疑を行ってゆく作業です。連日、副市長以下所管職員がかなりの人数で委員会に出席、17日には全体を通した総括質疑として、私も出席する予定です。
たいへん厳しい財政状況の中ではありますが、それでも「新しい小田原」への動きを具体的に作ってゆくため、多くの新たな取り組みも含め工夫を詰め込んだ予算案。議員の皆さんにしっかり承認を頂けるよう、十分な議論を重ねて参りたいと思います。
2010.03.03 Wednesday
論点としての「地域」
昨日は終日寒い一日だったようで、一日こもっていた市役所庁舎から一歩出ると、雨模様の寒空。例年なら春休みの季節にやってくる長雨が早くもやってきたかのように、曇天が続いていますが、自宅の部屋においてある鉢植えの植物はしっかりと季節を感じているのか、ここ数日で芽を吹き始めています。
今日は雛祭り。我が家にも、立派な7段飾りの雛人形が飾られていますが、なかなかじっくりと拝んであげる時間もなく、今日はまた箱に戻るのでしょう。
代表質問も2日目が終わりました。花粉症気味でムズムズする鼻を時折すすりながらの答弁となってしまい、議員の皆さんには聞き苦しかったかもしれません。今日は、薬を替えてしっかり制御して臨みます!
ところで、今回の代表質問で取り上げられる主要な論点が幾つかありますが、中でも多いのは「地域」に対するアプローチについてでしょう。これまで議会では、何と言っても駅・城周辺の3大課題に議論が集中する傾向が強かったわけですが、市政の取り組みとしては、新しい小田原の重要な枠組となる「地域」の活性化と今後に向けた仕込みをいかに進めるかが、大きな大きな課題であり、粛々と進めてきていました。「地域コミュニティ検討委員会」での議論を筆頭に、地域別計画策定という大作業が一斉に進み、また幾つかの分野を切り口にした協働のあり方の模索、特に福祉コミュニティのあり方を示すケアタウン構想や、地域ぐるみで人を育てるスクールコミュニティなどが検討され、22年度から地域での実証事業が始まるなど、複数の作業が同時平行で行われています。
地域別計画の策定作業という大きな節目を越えつつある現在、地域活動の担い手の皆さん方には、よい意味での達成感と、地域としての一体感、そして今後に向けての新たな意欲が芽生えていると感じています。大事なのは、これからです。新たな活動への取り組みが過度な負担とならないためには、一人でも多くの住民の皆さんが活動に関わることが不可欠。特に、若手世代の登場が望まれるところです。
今後、地域の中で立ち上げが行われる「地域運営協議会」への歩みも、限られた目標期限の中で、行政が決めたマニュアルどおりに作るのでなく、これまでの地域ごとの作業の流れで、可能な限り地域のオリジナリティが発揮されることが望ましいでしょう。そして、地域を担当する職員が、その一連の歩みをしっかりとサポートし、繋いで行く。
そんな、地域にまつわる今後の展開のイメージを、今回の代表質問を通じてより多くの皆さんと共有できたらと考えています。
2010.03.02 Tuesday
オーシャン
昨日から代表質問が始まりました。質問は広範囲で多岐にわたるため、私が登壇しての答弁は、長い場合は1時間に達します。喉には自信がありますが、昨日の2回連続での長い答弁で、今朝はいささか喉に違和感があります。今日・明日と、何とか美声?を保てるよう、気をつけたいと思います。それと、昨日から花粉症の症状が出始めています。既に何日か前から薬は飲んでおり、しかもここ最近は雨模様だったので、この議会中は大丈夫だろうとタカをくくっていたのですが。ティッシュの消費ペースが速い・・・。
さる2月28日、オーシャンクルーズの事後研修ということで、「わくわく子どもフェスタ」に合わせて、シンドバッドやサポーターなど、今年度のオーシャン参加者の最後の集まりがありました。研修の開会に際しての挨拶の中で、今回のオーシャン廃止の考えと、今後に向けての呼びかけをさせてもらいました。小学校5〜6年生であるシンドバッドたちに、少し難しいだろうとは思いましたが、オーシャンの取り組みを断念せざるを得ない様々な状況、そしてこれからの時代を生きる子どもたちをしっかり育てなければいけないこと、これからの研修プログラムの実施にはぜひともオーシャンOB/OGとして、応援をしてほしいことなどを伝えました。皆静かに聴いていてくれましたが、胸中は複雑だったでしょう。
オーシャン終了との市の判断に対し、これまでサポーターを経験した高校生・大学生有志たちが、存続を求める署名活動を展開、短期間ながら2千名を超える署名が私のところに届けられました。参加した彼ら彼女らにとって、オーシャンが掛け替えのない大切な場であることは、十分に承知をしていましたので、これは真摯に受け止めさせて頂きました。そして大切なことは、多世代がからんでの人づくりプログラムをオーシャンで体験したこの若者たちこそ、これから先の小田原における青少年育成の核となってもらわねばならないということ。私は、署名をとりまとめたOB/OGたちと直接話をしたいと、2月20日に意見交換の場を設けました。
7名の若者たちは、それぞれがオーシャンに対して抱いている熱い思いを私に伝えるべく、手元にビッシリと書き込んだメモを用意していました。それぞれの言葉や表現、体験談などを通じ、オーシャンでの経験は、彼らにとって実に貴重なものであるということを、改めて感じました。そして、それを単に自分のものだけにするのでなく、次の世代に引き継ぎたい、育てたいという強い意思もしっかりと感じられました。
私からは、これから先の厳しい時代を見据えて、全ての小田原の子どもたちが参加できる仕組みを考えなくてはいけないこと、洋上でしかできないこともあるけれど、洋上でなくとも活かせるオーシャンのプログラムの素晴らしさはたくさんあること、船の上だけで終わるのではなく、小田原と言う地域の中で育ってほしい、活躍してほしいこと・・・、そして、これからの子どもたちの育成に、これまでオーシャンに関わった皆にこそ、そのリーダーになってほしいことを、できるだけ丁寧に伝えたつもりです。
新しいプログラムを立ち上げることは簡単なことではありませんが、そのたいへんな局面にこそ、一緒にチャレンジしてほしい。その投げかけに対し、若者たちからは、それぞれに前向きな意見が述べられ、私も安堵すると共に、この若者たちの思いと力を、しっかり活かさねばとの覚悟を、新たにしたところです。
2010.03.01 Monday
津波対応
28日は終日、津波への対応で気の抜けない一日となりました。公務スケジュールで動きながら、警報情報の確認、市内各地の状況把握、市や関係者の配備体制の確認などを続けました。市役所では、最初の警報が発表された段階で関係職員らが登庁、それぞれ所定の配置にて対応を行い、第1波、第2波と思われる波が早川漁港で観測され大きな被害が想定されそうもないことを確認した午後4時の段階で、配備を縮小。その後、警報が解除されるまで危機管理部等が対応に当たりました。
気象庁の情報では、相模湾沿岸に1m〜2mの津波が来る恐れがあるとのこと、海岸線の警備と避難周知はもちろんのこと、消防で手分けしての沿岸住宅街への注意喚起、市内4箇所にある漁港での船舶避難などの対応確認、沿岸部に近い国道などの対応可能性の確認、万が一を想定して広域避難所となる各地区の小学校での受け入れ準備、高台避難が難しい市民のための小学校校舎開放など、防災危機管理部を中心に慌しく確認と指示を行った上で、津波情報を固唾を呑んで見守る形となりました。
幸いなことに、津波はごく軽微なもので済み、さしたる被害は無いという結果でしたが、今回の動きの中で多くの教訓を得られたと感じています。小田原の場合、地震への備えと言う点では、かなり細かな状況想定の元に様々なシュミレーションが行われていて、対応のシナリオも細かく出来ていますし、それは行政だけでなく、自主防災で動いてもらう地域側にも、一定の対応準備は出来ています。しかし、津波については、今回動いてみて、それが弱いということを改めて感じました。
まず、過去に経験がなく、また津波の規模の予測が難しい中で、どこまで準備すれば良いかの判断がつきにくいこと。どの程度の規模の津波で、どこまで被害がでるのか?地域ごとのハザードマップで確認し、1〜2m程度の津波なら大丈夫ではないかと考えることもできましたが、とにかく最悪の事態を想定し、できうる準備はすることが大切。備え過ぎて何も起きなければ、良かったで済みますが、備えが不十分で何か起きてしまっては、取り返しがつきません。
また、用意していたマニュアルが妥当なものであったか?市役所だけでなく、特に地域サイドとの連携や情報共有が、迅速にかつしっかりと出来ていたのか?住民に情報は十分に提供できていたのか?被害想定がなかなか難しい中で手探りの側面もあったでしょうが、確認すべきこと、手を打つべきことをやり尽くす必要があります。
警報は夜中に解除されましたが、今日以降、今回の一連の状況推移と対応の記録を整理し、全庁的な配備体制はどうだったか、被害が想定される地域との情報共有や避難準備は十分であったか、対応に漏れはなかったか、指揮系統や連絡系統はスムースに確保できたかなど、今回の経験をより確かな次への備えの形へと活かさねばなりません。
2010.02.26 Friday
街づくり協議会 第1号
25日も終日、市議会定例会での代表質問に向けた準備に明け暮れましたが、その合間を縫って、小田原市で初めてとなる、街づくり協議会(正式には、「街づくりルール形成促進条例」に基づく協議会)の第1号となる認定証交付式が行われました。栄えある第1号となったのは、銀座通りと竹の花の周辺地区で、会長には銀座通り商店会の角田氏、副会長には、竹の花商店会の高橋氏、緑一番街商店会の中戸川氏、銀座自治会の高梨氏。役員には、この界隈の主だった商店主や、自治会関係者が名を連ねています。
街づくりルール形成促進条例とは、平成18年に市が制定したもので、要は、それぞれの地区において、固有の歴史や文化、なりわい、町の個性などを大切にするため、その地区独自のルールを定め、当該地区に住み活動する皆さんでそれを遵守し、わが町を素晴らしいエリアとして作りこんでゆこうという、いわば地域の皆さん自身が決め運用する、街づくりのスタイルを後押しするもので、まさに「市民が主役の小田原」の方針を象徴するものです。
今回第1号の認定を受けた銀座・竹の花周辺地区は、江戸時代からの歴史を踏まえ、数多くの質の高い専門店を擁し、神奈川県西部から伊豆方面にかけての広範囲なエリアを商圏に持つ商店街として栄えた、小田原商業の中心地でありました。商店の隆盛だけでなく、商家や界隈に住む住民も含め、たいへんな賑わいを博した一帯でしたが、昨今は郊外大規模店や自動車社会の定着、エリア内生活者の減少、商店主の高齢化なども相まって、衰退と空洞化の流れにさらされています。その中で、何とか商店街の再生と、街の賑わいを取り戻すための取り組みを、このエリアでは熱心に取り組んできました。
私自身、市長として行うべき街の活性化を考えるとき、その原体験ともいえる活動をさせて頂いたのは、まさにこのエリアの商店会活動やまちづくり活動でした。オービックビル事務局としてほっとファイブタウンの活動に関わったのを始めとして、市政策総合研究所メンバーとして関わった店舗のリニューアルコンペ、銀座通り商店会役員としての活動、銀座から竹の花にいたるワンストリートのガイドマップ作成事業スタッフなどを通じ、このエリアの皆さんの頑張りを目の当たりにしてきました。ここで得られた掛け替えのないご縁は、今でも私を支える大切な財産です。
そのような、ご縁の深い皆さんの活動の成果が、街づくり協議会というひとつの形に結晶したことは、皆さんのご苦労を知るだけに、誠に感慨深いものがあります。
専門店を核とした質の高いライフスタイルの提案、誰にでも優しいバリアフリーのまちづくり、花やみどりの溢れるストリートづくり、統一感のある街並みの形成、そのための建築意匠や色彩への一定のルール設定など、多岐にわたる、具体的な項目が、街づくりルールの原案として示されています。これまでも長い道のりでしたが、ここから先が、いよいよ大切。小田原を代表する商店街として、ぜひ模範となる先進事例を作っていただきたい。そのことが、中心市街地活性化のみならず、小田原のブランド向上を通じた地域全体の振興に繋がるはずです。
2010.02.25 Thursday
代表質問を前に
来週3月1日〜3日にかけて行われる、小田原市議会3月定例会の会派代表質問に向けた準備作業が、今週23日から始まっています。3月定例会の代表質問は、通常の定例会における一般質問とは異なって、市議会を構成する6つの会派から、それぞれ代表者が出て質問を行います。会派数は6ですが、会派の構成員の多いフォーラム小田原21は、2名の代表を出されるので、合計7名の方による質問、ということになります。会派の人数にもより、質問時間も50分や1時間と、枠が決められます。
一般質問では、各議員さんの問題意識に応じて、質問分野や内容が決められますが、代表質問は「会派として」の質問になるため、どちらかといえば市政全般の課題に応ずるべく多岐に亘る傾向があります。したがって、質問される議員さんの登壇での質問演説も長くなり、またそれに応える市長としての答弁も長くなってしまいます。
厳しい財政状況の中でどのように市政運営を行うか、重要案件の解決の見通しはどうか、新たな取り組みは現在どんな状況になっているのか、厳しい市民生活を支えるためにこんな取り組みをしてはどうか、など、ほぼ全ての領域にわたる基本的かつ重要な問い質しの質問が並んでいます。市としての取り組み内容と方針を改めて確認しながら、しっかりと答弁を行うべく、明日いっぱいまで準備をする予定です。
この作業が始まると、ほぼ一日庁議室にカンヅメとなり、外の様子がわからなくなります。昨日あたりはだいぶ暖かな日和だったようですが・・・。
2010.02.24 Wednesday
学校林
23日、早川小学校にて、学校林から切り出した木材を使ってのベンチ作りが行われました。早川小学校から子どもの足で2時間ほどかかる、箱根外輪山の山中に、早川小の学校林があります。そこには、50年以上も前に、当時の在校生たちが植えた杉や檜が、立派な成木となって伐出期を迎えています。昨年、早川小では、この材を切り出して、テーブルやベンチを児童と地域の皆さんとの合作で製作した経験があります。今年度は、卒業制作の一環として、ベンチ作りをすることとなったのです。私も現場で、みんなの作業の様子を見守り、元気をもらいました。
この事業の素晴らしさは、幾つかの点から成ります。
まずは、学校林という存在を、子どもたちや地域の人たちに、改めて思い起こさせたこと。自分の学校、子どもたちの通う学校で必要となる様々なものを、地域の山林で育てた材で賄う。この、自給の可能性を呼び起こしたことは、大きな成果です。小田原ではかつて、ほとんどの学校が学校林を持っていたらしいのですが、今はこの早川小のみ。周辺に広大な山林を抱える小田原なら、地域の財産区などとも協力して、学校林の復活ができるのではないでしょうか。単に材を出すのみならず、育林活動を通しての環境教育のフィールドにもなります。実際、長野県飯田市などでは、そのような学校林の活動が活発です。
次に、この一連の作業を、地域の皆さんと一緒に行ったこと。当時の植林活動に携わった、今となってはお年よりの皆さんも含め、切り出し、搬出、加工などに関わり、当時の記憶を伝えながら、子どもたちを指導し、コミュニケーションを深める。そこに、地域の農家の方々や自治会の人たちも関わる。保護者も一緒に加わる。その作業を通じて完成した作品には、地域の皆さんの想いが詰まったものとして、いつまでも大切にされるはずです。
もうひとつは、地域の小学生と中学生が一緒に行ったこと。早川小の児童だけでなく、大窪小の児童やこれから進学する城南中学の生徒も一緒に、作業は行われました。子どもたちの成長にとって、年の近い異年齢での交わりは、とても大切なこと。6年生にとって、これから進む中学校生活を前に、お兄さん・お姉さんたちと交われたことは、貴重な機会となったのではないでしょうか。今後、中学校区の中での一体的な人づくり(幼・保・小・中が連なっての)を目指すことになると思いますが、そのような動きに繋がる取り組みです。
この早川小での活動にヒントを得て、市内の多くの学校でも取り組みが育ってゆくよう、行政としても応援をしてゆきたいと思っています。