加藤けんいち日記

学習支援事業

 8日からの小田原市議会12月定例会一般質問に向け、5日より各部局と答弁調整が始まっています。一日のほとんどを庁議室に詰めますので、体が固まってしまいそうですが、つとめて動かすようにしています。

 

 先週末の3日、市が実施している学習支援事業の現場を訪ねました。これは、27年4月に「生活困窮者自立支援法」が施行されたことを機に、貧困の連鎖防止に向けて生活困窮世帯の子どもに対する学習支援や保護者への進学助言を行うべく、主に生活保護世帯の中学生を対象に、本来家庭で行われるべき学習の場を提供し、支援を実施するものです。

 

 毎週土曜日の午後、お城を間近に眺めることのできる「ふらっと城山」を会場に、支援対象となる生徒(今年度からは高校生も対象)が集い、この事業実施を委託している「子どもと生活文化協会(CLCA)」関係者の皆さんやボランティアの学生さんたちがスタッフとなって、施設内の各部屋にてマンツーマンのようなスタイルで学習支援を行っています。学年も、必要な指導内容も異なる中、それぞれの状況に応じて丁寧かつ親身に相談や指導に当たっておられました。学習時間が終わると、台所で夕食の調理を一緒に行ったり、最後は夕食を皆で食べ、生徒同士のコミュニケーションも図られているようです。

 

 この事業に参加する生徒は、昨年度は25名、今年度は高校生も入り39名に増加。昨年度は参加した中学3年生10名全員が全日制高校に進学。それぞれの学校で成績上位の生徒もいるようです。また、この施設での学習だけでなく、バーベキューなどのイベントや農作物収穫体験なども行われており、社会性や協調性を学ぶ場としても機能しています。

 

 社会の中で経済的格差が広がり、子育て世代の家庭の貧困化が指摘される中、経済的貧困が学習環境の貧しさにつながり、貧困の連鎖に向かうことが懸念されています。地域社会を挙げて、学習の機会を確保し、未来ある子どもたちの将来への希望や意欲が損なわれることなく、人々に支えられて育っていくことは、とても大切なことです。来年度は川東地区の対象者の利便向上に向け、保健センターにも会場を設ける予定。市として、この事業を含め、今後もこうした取り組みを継続・強化していきたいと考えています。

 

(8日から14日まで、市議会定例会での一般質問対応のため、日記更新はお休みします。)

 

| - | 18:10 | - | trackbacks(0) |
見事な邸園

 3日は、初冬ながら暖かく、さわやかな晴天に恵まれました。

 

 午前中に「青少年と育成者の集い」が終わり、南町へ。翌日に会期終了となる小田原文学館特別展「牧野信一の心象風景」を見学。小田原出身、島崎藤村に見いだされ、幻想的な作風の一連の小説群を発表し、文壇に独自の境地を拓きながら、39歳という若さで夭折した牧野信一のことは、なかなか作品を読む機会もないことから、あまり知らずにいました。今回、生誕120年・没後80年という節目を捉えての特別展で、牧野の人生や作品の一端に触れることができました。

 

 文学館と西海子通りを挟んで斜め向かいに、旧松本剛吉邸、現岡田邸があります。この通りきっての大きな敷地と広い庭園、その中に配置された母屋や茶室などが、明治から大正期にかけて小田原に競うように築かれた邸園の風情をよく残しています。かつては小田原用水から敷地内に水が引き入れられ、庭を巡っていたそうです。現当主の岡田氏のご理解もあって、この邸園を一般に公開し、お茶を楽しんでもらおうという企画が、NPO法人小田原まちづくり応援団の皆さんを中心に開かれており、飛び込みで庭園見学をさせて頂きました。

 

 広い庭園には巨大な松をはじめ様々な樹種の樹木が植えられており、中でも真っ赤に色づいた楓が青空に映え、全体として晩秋の趣が濃く見事でした。その奥にある数寄屋の茶室棟は、庭への眺めが良いようにと、棟の中央で角度をつけて折れ曲がっており、内装の意匠や素材も含め、たいへん凝った造り。その中で、地元の茶道会の皆さんのおもてなしにより、お茶を一服頂きました。とても贅沢な時間。

 

 同日、松永記念館でも呈茶会が開かれているとのことでしたので、その足で板橋へ。こちらも、池の周辺の木々の彩り、老欅荘まわりの楓の色づきが見事で、地元の絵手紙サークルの皆さんが思い思いに絵筆を執られていました。老欅荘では、秋の深い日差しが入る縁側の席で、煎茶道の皆さんにお茶を頂きました。このようなひとときを愉しめるのは、まさに小田原ならではと思います。

 

 この2か所の訪問は公務の予定外でしたが、足を運んでみて改めて、小田原で花開いた邸園文化の奥行きと味わい深さを実感しました。季節や時間帯によって様々な表情を見せる、小田原の邸園群。何度でも訪れ、じっくりと滞在したい空間です。

| - | 19:45 | - | trackbacks(0) |
中学生の主張発表会

 3日、「青少年と育成者のつどい」がマロニエで開催されました。第1部では、今年で31回目を迎える中学生の主張発表会、第2部では善行青少年等の表彰式。

 

 今年も、私立校を含め12校の中学校から「中学生の主張」が寄せられ、その中から各校3名ずつ、優秀賞および入選が決まり、この発表会では優秀賞に選ばれた中学生たちが壇上にて発表を行いました。障がいを持つ家族から教えられたこと、ネットではなく手紙で伝えることの大切さ、地域の祭りに参加して得られたこと、災害発生時の混乱の中で考えたこと、海外生活の体験から英語学習について思うこと、平和を守ることの尊さ、等々。いずれもしっかりとした主張で、たいへん聴きごたえがあり、毎年のことながら感銘を覚えました。自分が中学生の時に、これだけ明確に自分の主張を表現し得ただろうか?と、40年前を思い起こしながら聴かせてもらいました。

 

 小学生から中学生となり、そして高校生へと向かう、いわゆる思春期は、子どもから大人へと向かう途上で、初めて外の世界との関係を明確に意識し、様々な問題意識や葛藤を持つとともに、自分としての価値観や、将来への夢の原型が形作られる、きわめて大事な時期。この時期に率直に感じたことを、これからも大切にしてほしい、難しい時代だからこそ若い人たちの力が問われており、皆さんの今後に大いに期待すると、中学生たちにエールを送りました。

 

 なお、この日に発表された優秀賞も含め、各校から選ばれた各3人の主張は、FMおだわらにて放送されます。ぜひ、多くの方に聴いていただきたいと思います。

| - | 18:58 | - | trackbacks(0) |
モルディブ ムーサ氏来庁

 12月に入りました。今朝は、予想よりも強く雨が降っており、朝のウォーキングは休みました。先週の降雪以降、寒さはさほど厳しくありませんが、これから年末に向けて冬の装いが一気に深まっていくことでしょう。

 

 29日、近年交流をさせて頂いているモルディブから、同国のバドミントン協会会長のムーサ氏が、日本バドミントン協会の白井さん、小田原バドミントン協会の豊島会長らと共に来庁。2020年の東京五輪におけるホストタウンに向けて、意見交換をさせて頂きました。

 

 モルディブとは、3年ほど前に同国大統領が公式初来日の際に、首都圏近郊で日本らしさを感じられる都市の訪問を希望され、小田原に白羽の矢が立ったことから、結果的に大統領ご自身の来訪はスケジュールの都合でかなわなかったものの、当時の日本大使であったカリール氏の来訪につながり、以来、たびたび小田原を訪ねて頂いています。そんな中で、小田原とモルディブの更なる交流に向けた思いが共有されてきました。

 

 人口40万人ほどのモルディブは、オリンピックの参加種目として、バドミントン、卓球、水泳、陸上などを予定しています。小田原からは、小田原アリーナでバドミントンの受け入れなどができることをかねてから伝えており、日本バドミントン協会のお力添えもあって、モルディブサイドも前向きに検討頂いているようです。今回来訪頂いたムーサ氏とは、2年ほど前にも小田原でお会いしており、2度目のご来訪。先月末より、モルディブの女子バドミントン選手たちが日本で合宿をしており、今月中旬には小田原にてホームステイも予定されています。

 

 ムーサ氏には、小田原での受け入れ態勢が十分であること、加えて、五輪をきっかけとして、水産分野などで共通項の多いモルディブと小田原が今後も友好関係を育てて行けたら嬉しいとの旨、お伝えしました。今後の展開が期待されるところです。

| - | 17:19 | - | trackbacks(0) |
進化する『もあ展』

 27日午後、早川の寄木ギャラリーツユキで開催されていた「小田原もあ展 三次元の蟻は垣根を超える vol.5」へ伺いました。


 『もあ』とは、「ものづくり」「アート」のそれぞれの頭文字を繋げたもので、そもそもは以前取り組んでいた無尽蔵プロジェクトのなかの「ものづくり・デザイン・アート」チームの取り組みから生まれてきた企画。「ものづくり」は、小田原箱根地域に息づく寄木細工などの木工、鋳物など、一定の型や技法を受け継ぐ職人技術を持つ人たち。「アート」は、現代アートなどを含めた自由で囚われのない表現技術をもつ人たち。この、一見異なる方向性を持つ人たちが、その間にある垣根をお互いに越えていったときにどんなことが起きるのか。その意欲的な取り組みが、ここ数年来続けられてきました。その成果を集めた企画展が、『もあ展』です。


 箱根物産連合会の露木清勝会長をはじめとする「職人」チームと、すどう美術館の須藤一郎館長を中心とした「芸術家」チームが、お互いの技術と創作意欲を刺激し合いながら交流する中で生み出された数々の作品は、毎回とても興味深いものがあり、双方がお互いに影響を与え合っていることが見て取れるものでしたが、今回もその様相がさらに明確になり、垣根を越えて生まれた新たな表現領域は、何かワクワクするような可能性を見せてくれていました。


 会場では、ものづくりの若手職人さんや、アーチストの皆さんが、それぞれの作品を前にいろいろな話を聴かせてくれました。皆さん、この取り組みをとても楽しんでおり、どんなものが生まれてくるのか、自身がワクワクしながら取り組んでいることが、何より素晴らしいと感じました。


 「ものづくり」と「アート」が、それぞれ高いレベルで存在し、若手の担い手も育っていて、その交流が進んでいる小田原。『もあ』が今後どのように進化を遂げていくのか、目が離せません。なお、寄木ギャラリーツユキでの企画展は終わりましたが、山北・丹沢湖畔にある食事処「落合館」(ここのご主人の石田さん自身もアーチストなのです)にて、来年1月末まで移動展が行われています。ぜひ、多くの皆さんに『もあ』に触れてほしいと思います。
 

| - | 17:18 | - | trackbacks(0) |
若者とまちづくり談義

 27日、HaRuNeのうめまる広場にて、市民と市長との懇談会である「まちカフェ」が開かれました。今回は、小田原に在住・在学の20歳前後の若者たちが考える「小田原のまちづくり」がテーマ。大学生や社会人など、15人の若者たちの参加を得て、とても有意義な意見交換の時間となりました。


 参加してくれたのは、小田原短期大学・国際医療福祉大学に通う大学生のほか、小田原から首都圏の各大学に通っている大学生、すでに働いている人など。一人3分弱くらいの時間の中で、それぞれが考える小田原のまちづくりに関しての課題、アイデア、提言などを語っていただき、それに対して私が応じていく、というスタイル。

 

 15人から、それぞれ異なる視点で、様々な意見がありました。保育士を目指す学生さんからは、働くお母さんのための相談窓口の充実について。環境分野を目指す学生さんからは、小中学校時代における環境教育の強化の必要性について。学芸員を目指す学生さんからは、小田原の博物館機能の強化と大河ドラマ化への活動アイデアについて。理学療法士を目指す学生さんからは、小田原駅周辺の喫煙マナー対策と分煙化の必要性について。食品栄養学などを学ぶ学生さんからは、地産地消の重要性とその更なるPRに向けた活動について。教員を目指す学生さんからは、実習先の小学校での体験を踏まえ、子どもたちが自分の命を自分で守るための訓練の必要性について。そのほか、異年齢の中で子どもたちが逞しく育っていけるような体験交流の必要性、地域の中で子どもたちが役割を持って育っていくための取り組みや、自転車での活動がしやすい道路整備やルートづくり、健康増進に向けたウォーキングコースの増設、等々。

 

  事前調整などは勿論していないのですが、分野が重複することもなく、未来志向の建設的な意見がたくさん出たことを、たいへん嬉しく、また心強く感じました。加えて感じたことは、こうした感性や考えを持っている学生や若手社会人の皆さんに届くよう、市政やまちづくりの諸活動についての情報をしっかりと伝えなければならないということで、これは学生さんからも指摘がありました。もっと情報が手元にあれば、小田原の魅力に触れることもでき、積極的に参加できる人たちもいる、とのこと。

 

 今回出されたアイデアや意見は、それぞれの担当所管にしっかりと伝え、すでに取り組んでいる場合はその補強を、未実施の場合は企画化を目指していきたいと思います。また、このような座組での意見交換の場を、今後とも設けていきたいと思います。

| - | 17:45 | - | trackbacks(0) |
UMECO 1歳に

 27日、おだわら市民交流センターUMECOの開設1周年を記念して、盛大に「第1回UMECO祭り」が開催されました。

 

 すでに380団体が利用登録し、市民活動をはじめとする地域諸団体の活動拠点として、また様々な催しや出会いの場として、稼働率が高まっているUMECO。登録団体の中で実行委員会を結成し、6月から30名近い委員の皆さんを中心に準備が進められてきました。

 

 27日は空模様が心配されましたが、朝から大盛況、館内はたいへんな賑わいだったようで、私が他の公務を済ませて会場入りした午後2時過ぎには、いくつものブースで完売や品切れ状態。皆さん、多くの来場者との交流を大いに楽しまれたようです。

 

 終了後の交流会では、それぞれの持ち場を担当された皆さんからの報告や、改めて諸団体の交流を図るようなゲームも取り入れながら、最後は新小田原市民歌をみんなで歌って閉会。祭りの企画から、参加者同士の交流まで、様々な工夫が凝らされた、手作り感あふれる、素晴らしいイベントとなりました。会場のあちこちでは、すでに来年への構想も語られていました。

 

 これで、UMECOもやっと1歳に。ロビーで微笑むウメ子の60歳にはまだまだ及びませんが、試行錯誤しながら活動を充実させてきたUMECOは、まさに育ちざかり。これから多くの市民の皆さんによって、大きく育てていただきたいと思います。

| - | 17:46 | - | trackbacks(0) |
NZからホラン氏

 24日は、なんと朝から雪に。観測開始後初めての、11月中の積雪とのこと。前日の予報に触れ、「きっと小田原ではいつものように、冷たい雨が降る程度だろう」と、タカをくくっていましたが、夜が明けて白いものが雨に混ざり始めると、次第に本格的な雪に。お昼前には止んだものの、箱根などではかなりの積雪となって、交通トラブルも多数発生したようです。
 

 今朝は快晴、我が家の2階からは、丹沢から箱根外輪山まで、真っ白に雪化粧した山々が、朝日を浴びて桃色に輝いていました。11月とはとても思えない、真冬の美しい景色。

 

 24日、防災関連で2件のありがたいお申し出を頂きました。
 

 ひとつは、小田原酒販協同組合の皆さんから、防災対策基金へのご寄付。同組合が販売する「梅わいん」などの売り上げの一部を頂いたもので、平成15年以来毎年何らかの形で市の事業にご支援いただいています。

 

 もうひとつは、東電タウンプランニング蠅粒Г気鵑砲茲襦電柱への巻き付け広告を利用した防災情報掲出のご協力。市内にある電柱のうち1200本ほどには、金属にプリントした企業などの広告が巻き付けられていますが、その広告の下部に、海抜表示や広域避難所への誘導案内など、防災情報を表示する広告スタイルを、市内で広げていこうというもの。市の負担はなく、どの電柱広告にどの情報を掲載するかについて、市の意向が反映されます。

 

 午後、リオ五輪の女子7人制ラグビーにて見事銀メダルに輝いたニュージーランド代表チームの監督を務めたショーン・ホラン氏が、市役所を訪問されました。来日され、ヒルトン小田原に滞在されている機会に、県西地域でラグビーの普及に取り組む湘南ベルマーレの小畑氏らと合流、施設整備などラグビー受け入れの準備が進んでいる小田原市へのアドバイスができればと、わざわざ立ち寄ってくださったものです。

 

 ホラン氏は、ニュージーランドのチームを率いてきましたが、長年の活動を通じて世界各国のラグビーチームの指導者たちと交流が深く、彼らがどのような判断基準で合宿地などを選んでいくのか、何を合宿地に求めるのか、具体的にいろいろとお話しいただきました。市役所に来られる前に、滞在先であるヒルトンホテルの施設機能、改修工事のただなかにある城山陸上競技場、加えて小田原城周辺の街の様子なども見て頂いたうえで、東京や横浜との距離も含め、とても可能性の高い地域だとの評価を頂きました。

 

 短期間の滞在で選手たちが心身の状態をベストに持っていくには、「バランスが大切」と強調されていました。バランスとは、練習に打ち込める施設、精神的・心理的にリラックスしながらも集中できる環境、ラグビー漬けにならず気持ちの切り替えができること、心身のケアができる態勢、質の高くおいしい食事、地元の皆さんとのコミュニケーションなどが、うまくミックスされていることです。そういう意味で、小田原のことを高く評価されました。

 

 ホラン氏からは、ニュージーランド女子チームが着用したアウターとトレーニング用のTシャツをプレゼント頂きました(女子用ですが、私でも十分着れる大きさ・・・)。今後もぜひアドバイスを頂きたいと、固い握手を交わしました。

| - | 17:25 | - | trackbacks(0) |
チュラビスタを公式訪問

 18日から22日まで、小田原市と姉妹都市提携を結んでいるアメリカ西海岸・チュラビスタ市を公式訪問しました。今年が提携から35周年、おおむね5年ごとの節目で双方が公式訪問を行ってきており、市長、市議会議長、そして小田原海外市民交流会(OIFA)の会長以下約20名の市民訪問団と共に、交流諸行事や現地視察などを行ってきました。私自身は、5年前の30周年、ちょうどチュラビスタ市が市制100周年という節目の年に初訪問して以来、2度目の訪問でした。

 

 前回訪問時よりも密度の濃い視察や交流プログラムが組まれていたこともあり、チュラビスタ市の現在の様子がよくわかる訪問となりました。チュラビスタ市の人口が、5年前の前回訪問時が約23万人、今回が26万人と激増していることからもわかるように、隣接する大都市・サンディエゴのベッドタウンとして、また国境を挟んでほぼ隣接するメキシコ・ティフアナへと通勤する人たちの居住地として発展してきており、広大な原野が広がる市東部へと開発のフロンティアがどんどん延びていました。

 

 乾燥したカリフォルニア特有の気候条件のもと、街路樹などに彩られ美しい街並みをみせるオールドタウン、子育て世代や富裕層が新たに住宅を構えて拡大し続けている東部の丘陵地帯、大型ホテルやコンドミニアムなど大規模開発が計画されているベイエリア、今後の技術革新に対応できる人材を育成する市立大学の建設計画、増え続ける子供たちの教育を支える学校の建設、アメリカで3か所あるうちのひとつであるオリンピック・トレーニングセンターでのスポーツ科学に基づくアスリート育成など、様々な取り組みは小田原でのまちづくりにもたくさんの示唆を与えてくれました。

 

 また、メキシコとの国境にきわめて近いことから、この度の大統領選挙で語られたメキシコ国境問題も関心をもって尋ねたところ、国境周辺の開発プロジェクト関係者に直接国境周辺を案内いただきながら、現地で実際にどんな経済活動が動いているか、両国の関係はどんな様子か、つぶさに知ることができたのも、大きな収穫でした。

 

 何より、35年間におよぶ姉妹都市交流で、200人を超える青年たちが相互に訪問する中で培われた、両市の信頼と友情が揺るぎないものであることを確信するとともに、今後の交流をより充実した、そして未来志向のものへと進化させるべきタイミングにあることを感じました。機中1泊を含めた4泊5日の強行軍でしたが、チュラビスタ市での密度の濃い交流に加え、世界情勢にも思いを致すとともに、空の上から地球のこと、世界のこと、日本や小田原のこと、人間の未来のことに想いを馳せる、貴重な時間となりました。

 

(別途、詳細を記した訪問記を綴りたいと思っています。まとまり次第、「市長の日記」コーナーに掲載します。)
 

| - | 18:36 | - | trackbacks(0) |
総合計画 総括審議

 16日夕刻、市役所にて第5次小田原市総合計画「おだわらTRYプラン」の後期基本計画策定に向けた、総合計画審議会における総括審議が行われました。


  8月より、市議会代表、学識経験者、市内各分野代表者など、総勢20名の委員さんにより密度の濃い議論が重ねられてきました。いよいよ、最終案の取りまとめを行う段階にあたり、多岐にわたる分野の議論を総括し、市長・両副市長・全部局長も交え、全体を通しての方針確認や補強すべき点などを議論する場です。

 

 防災面で全体を貫く方針を明示してはどうか。小田原の都市ブランド戦略を明確に絞ってはどうか。「分かち合いの社会の創造」など新しい概念はもう少し丁寧な表現が必要ではないか。切れ目のない子育て支援の体制はより強化すべきではないか。後期の期間の特別なイベントであるオリンピック・パラリンピックやラグビーW杯などへの取り組みを具体に盛り込んではどうか。目指すべき地域コミュニティ像へはどのようなアプローチを考えているのか・・・等々、大きな指針の確認から、詳細施策の補強へのご意見、文の表現内容の修正など、多岐にわたる活発なご議論を頂きました。私を含め、両副市長、それぞれ所管する部長たちから、それらを受け止めての答弁をさせて頂きました。

 

 この総括審議を踏まえ、最終的には審議会会長より答申が市長に提出されることとなります。これまでの議論に熱心にコミット頂いた委員の皆さんに感謝申し上げるとともに、もうひとふんばり頂き、議論を纏め上げていただきたいと思います。

| - | 17:35 | - | trackbacks(0) |
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